quest9 information ~情報~
みなさん、おはこんばんちには!
さあ、黒いローブを手に入れた、コウ!
そのあとです。
では、どうぞ!
______7:20 クエスト本部
思い出したようにクエスト本部へ俺は急ごうと移動する前に
時計からアイテムボックスを表示させた。
――っと買ったローブ、ローブ、とあった――
漆黒の黒ローブ
能力
tec+15
for+15
適性
プリースト マジシャン
装備をタップ、
すると、基礎装備の冒険者セットの兜、胴上、胴下が
入れ替わった。
細かく見ると6つの装備は分かれていた。
兜、胴上、小手、胴下、脚、靴、
そして装備が変更され、
バッとローブをみにまとった。
上からしたまで真っ黒。俺は、眼鏡を着けているので、
どこか邪悪でミステリアスな感じに仕上がった。
――悪役みたいになっちゃたけどいいや――
装備を変えた俺はそのままクエスト本部に走っていった。
_________クエスト本部
クエスト本部に到着し、中に入ると、
昨日より人がわずかに多くなっていた。
そういえば、テスターを毎日少しずつ増やして、
遅れてゲームをスタートさせた人の場合も、
テストすると書いてあったな。
5分ほど待つとシンが走ってやってきた。
「はあ、はあ、はあ、max部活長すぎだろ!くそ!
聞いてくれよコウ!
1年生だから早く帰れると思ってたののにギリギリまで
先輩たちの射った矢の回収だぜ!
そして先輩たちが射つのをただ見るだけ。
退屈しのぎにもならねえわ!」
と、愚痴をこぼしていた。
その反面、俺は驚いていた。シンのステータスに。
シン
Soldier(戦士)
str108
def109
agi37
tec59
for69
――レベルは自分のものしか見れないらしいな。
強い。ソルジャーのstr(力)とdef(防御)は圧巻だな。
しかし、総合では、俺の方が上の気がする。――
すると、ケインズが今回は、スピーカーを持って、
中心にやってきた。
「あ、あ、マイクテスト、マイクテスト」
「おい、お前ら、よーく聞け、まずは公式連絡だ。
公式クエストの前に聞いてほしい。
βテストの10日間だが、
日にちごとに50人のプレイヤーが、増えてくる。
まあ、合計1000人のβテスターがいることになる予定だ。
絶対いじめたりすんなよ。アカウント取られるぞ。」
いじめるとアカウント没収以外は、公式サイト通り。
「で、βテスターの最高レベル制限は一応Lv30に設定されてる。
あと、遅れて入ってくるやつは、
日にちごとにレベル増して上がった状態で入ってくる。
また、アイテムも送られる。
しかし、たとえ、お前たちと同じレベルまたは
高いレベルの新しいβテスターであっても、
経験、という面では、
1、2日目からβテスターになった
お前らの方が本当のレベルでは上だろう!」
「情報など不公平のないように共有してほしい!」
最高Lvは、30で、追加のβテスターもはいってくる。
て、レベルが上がった状態か。
情報は共有すべしと。覚えておこう。
ケインズは続ける。
「公式連絡は以上。
では、クエスト内容に移る!
昨日は、体験なので、通知という形を取らず、
何も言わなかったが、
今日は公式クエスト。特技を習得しろ!だ。」
「今回のクエストも正直、通知は要らないと思ったが、
冒険者たちに、早くクエスト慣れしてほしいと言うこどだ。
昨日は戦闘すればよかったが、今回は、
あらかじめ持っているスキルとは違うものを、昨日の支給された
武器を使い続け、特技や適性を入手してほしい。 」
たしか、アリスちゃんが言ってたやつだな。(元気かな。)
戦闘中かもしれないし、戦闘後かもしれない。
もしかすると、町をぶらついているときかもしれないのだ。
「クエストの報酬は特技の適性武器だ。
では、フィールドポイントの場所はもうわかるな。
では、クエスト開始!」
「シンと、コウというものは昨日の暴言発言について
追及するので残れ!」
シンが落胆を隠せないでいる。
「まじかよ。」
くすくすと、周りが笑っている。恥ずかしい。
――ケインズ…先生勘弁してよ。――
一斉にテスターがクエスト本部を飛び出して行くと、
おれたち、二人だけが残った。
――あ~憂鬱だよ~――
ケインズが大音量でスピーカーを使って叫ぶ。
「こっちこい!シン、コウ!」
耳に響く。
――スピーカーもう、よくないっすか。二人っすよ。――
ケインズが豪快に笑いながら、話しかける。
「ガハハハハ、お前らを別に怒ろうとかそんなんじゃない。」
「昨日の戦闘をモニターで見させてもらった。」
――盗撮!?――
「そんなんじゃない。――きこえた!?――
俺の部屋には、モニターがついててな、一部のエリアでは
各プレイヤーのプレイを見ることができる。そしてなにより、
お前らは、かなり腕がいい。そこで、情報を
先に教えておこうと思ってな。」
「なに教えてくれんだ?ワクワク、ワクワク」
先ほどの落胆が嘘のように、シンが
目を輝かせている。
「1つ目は、テスト5日目からギルドの設立が可能になること。
といっても、βテスト期間はすぐ終わるし、
お遊びパーティー作りや友達作りなんかが主になる
と思っている。
まあ、本格的な始動は、本サービス開始後だろうな。」
「そして2つ目は、
テスト7日後から今までの行っていた東の
フィールドポイントと呼ばれる場所ではなく、
もうひとつの西の、フィールドポイントを
解放することになった。」
俺は続けさせる。
「詳しく教えてくれ。」
「今までのフィールドポイントは、東側、『始まりの森』だ。
昨日は、入口付近で戦闘を行ったが、実は、奥にも続きがある。
対して、西のフィールドポイントは、最深部で、
ボスモンスターが出現する。」
「ぼ、ぼ、ボス?!!」
シンの表情がいっそう明るくなる。
「詳しくは、言えないが、『始まりの森』入口付近
よりかは、数段上のレベルの敵がいる。」
「甘く見てると痛い目に遭うからな。」
そう忠告したケインズだった。
ああ、と答えると、
「何か質問はないか?」
すると、シンが質問した。
「なあ~ケイケイ!女の子いないじゃん。
まだ俺2、3人しか会ってない。泣」
「心配するな。
追加テスターには、多くの女性が選ばれている。」
「おぉー、さすがケイケイ。
青春男子への配慮は一級品だな!」と褒めちぎった。
「褒めてもなんも出ないぞ!」と、
ケインズに釘を刺されていた。
ケインズから、情報をもらった俺たちはまた!
という挨拶をしてクエスト本部をあとにした。
「さあ、コウ!今日は、派手にやろうぜ!
ん、ってか顔見えない。どうしたんだ~max引きこもりか?」
俺はシンの頭にチョップした。
「違うわあほ!」
二人は東のフィールドポイントを目指し、走った。
さあ、次はスキル習得だ!
To be continued
いや、はいれなかった。戦闘。
次は、はいってやります。
感想ほしいです。誰か書いて~
では、また!