quest16 Gathering house ~集まる魔物~
今回は、非常にイライラしながらかきました。
なぜなら、1回原稿が完成間近で消えるという。
では、どうぞ!
________10日目 βテスト終了まであと1日
9日目のプレイ、もといレベル上げをを東のフィールドゾーンで
終えていた俺は、残りの1日を力試しと思い、
西のフィールドゾーンでプレイしようと思っていた。
__________サンシア地方 市街地
9日目まででレベルアップを図っていた俺は、入り口から奥地へと活動範囲を広げていた。
奥地では、先日のルッコやアルそしてシンとの、戦闘で
戦ったモンスターを求めて冒険していた。
だが、しかしそれはルールドモンスター。より強力だが、倒したあとの恩恵はかなりもの。というのが前回まででようやくわかった。
今日こそは、西のフィールドゾーンでカンストを目指してやるぞ
という強い気持ちで臨んでいた。
ログインしてすぐに、西のフィールドポイントにむかう。
__________ 始まりの森 テスターへの試練
めを開けると、一見、始まりの森じゃん。
と思った。
しかしなぜか異様だった。
東のフィールドと変わらない、木々。森。
風になびく、草原。
雰囲気が変わっているのが、わかる。
入り口を少し進んみると、
水平線のような草原が広がっていた。
しかし、その草原はいつまでも水平線ではなく、
途中から、霧の濃くなったゾーンに遮られている。
「さて、まずは入り口側のモンスターと戦おう」
始まりの森 入り口では、レベルはせいぜい5~7のモンスターだらけ。
奥地には、Lv10~15のレアなルールドモンスターを含む少しレベルアップしたモンスターたちがいる。
すこし、楽しみになってきた俺は、モンスターを探す。
いた。
レベルは…17。さすがだな。
しかし、だてに、8日間いや、9日間東のフィールドで戦っていたわけではない。
そんな思いを抱きながら、レベル17のマッシュを倒す。
ここで、言い忘れていたが、モンスターもレベルが上がると、
当然、能力も上がって、また、違った技なども使ってくる。
基礎レベルのマッシュは、突進とシンプルすぎる攻撃内容で、
簡単に避けられる程度だったが、今のマッシュは、
蹴りあげまでもしてくるという感じだ。
入り口のモンスターを見つけては倒し、出会っては倒しを、繰り返すとレベル28になった。
ちなみに、今のレベルアップをでの能力値は以下の通りだ。
コウ Lefer Lv28
str248
def175
agi245
tec235
for30
兜 黒ローブ
胴上 黒ローブ
小手
胴下 黒ローブ
脚
靴
武器 双剣(pistolese)ピストレーゼ(業)
スキル
[ソニックアクセル]
正直、かなり仕上がってきている。
武器の効果もあるが、カンスト状態まではあと2レベル。
身の引き締まる思いだ。
だが、しかし、現実的に考えて、この5日間で13レベル。
最初の日は、レベルも上がったが、
20台のレベルに入ってくると、一気にレベルが上がりにくくなった。
まるで現実世界の成長のストップをかける20代を表しているかのようだった。
だが、しかし、なにがなんでも30レベルまで行ってカンストさせてやるという、ゲーマー精神があきらめない。
そう思い、更なる強敵、いや、経験値を求めて奥へと奥へと進んでいった俺だった。
水平線のような草原を進んでいき、霧のかかったところまで指し当たった。
ここからだな。
そう心に言い聞かせて、足を進める。
周りのものは何も見えないことはないが見えないと言っておく。
それぐらいだった。手前2メートルもなかった。まるでわたがしの中を永遠と歩いているみたいで頭がボーッとしそうになる。
ふと、前に光がヒラヒラと舞う。
――――――――――よし、magician(魔法使い)の照明魔法だ。
すこしの間、一緒にさせてもらおう。
そう思った俺は、灯りに向かって声をかけながら近づいていく。
「すいません、冒険者の方ですか?
すいません、灯りを持ってないもんで。
一緒に行きませんか?護衛くらいならできると思います。」
灯りがついたり消えたりした。
わかってくれたか。助かった。
と思ってついていく俺、すこし遠くからの後方の護衛をしていて前に誰がいるのかわからなかったが、どんどん進んでいく辺りは信用してよさそうだ。
と思った瞬間だった。
後ろの状況確認。と後ろを向いてモンスターがいないことを確認すると、再び前を向く。
しかし、灯りはかなり前の方にあった。
――――――――――やばい、遅れた。ついていかなくては。
そして、走って追い付こうとするが、魔法使いはは、かなり早いようだ。高速で進んでいく。
ふと、霧が薄くなり始めた。
――――――――出口を見つけたんだな。
なるほど、早くでたいがために早く走る。
よし、ついていくぜ。と、
俺はさらにスピードをあげて走ってついていく。
徐々に近づいてくる光。
追いつきそうだという、目星がたった瞬間に光が消えていった。
なにがあった?まさか、魔法使いが殺られてしまったか。
失敗したな。前の方もやっぱり見ておくべきだった。
そんなことを思っていたが、
ギロッ
っ!何かににらまれた。いや、囲まれている。
徐々に明るくなっていく、視界。
やっぱりか。囲んでいたのは、平均レベル23のモンスター20体。
メキラレベル25 5体
マッシュレベル21 10体
キャタピラーレベル23 5体だった。
通常、モンスターは、レベルが上がるごとに大集団での出現率は
下がっていき、ほとんどない。しかしこの数は異常だった。
――――――――――高レベルモンスターがこんなに…
さっきの光は、もしかすると、ワナか?
だとしたらこのフィールド侮れない。
集まっていた?いや準備が良すぎだ。
モンスターはAIは、持っていない。通常はプログラムによって行動が決められる。条件に従って。
例えば、モンスター
敵(プレイヤー冒険者)に遭遇する。
↓
レベル確認
高すぎる それ以外
↓ ↓
逃げる。 戦う・殺す
ざっと簡単に説明してみたが、誰しも分かるはずである。
上の例の技や、行動バージョンが
モンスターの動きになってくる。
戦闘の状況に戻る。
メキラは様子をうかがっている。これは、あと回し。
まずは、一番危険度が低いキャタピラーを狙って相手の数を減らそうとした。
俺は、今はスキルは使わず、MP消費はなし。温存。と
自分でルールを作り、モンスターと戦うことにしている
スピードを上げて駆ける。キャタピラーに向かって。
刃があたる瞬間だった。
キャタピラーの体が銀色に包まれて見るからに固そうな材質に変わっていく。
俺は止まらず、ビストレーゼで攻撃する。
ジャリン。
火花が散る。素直に驚いた。
あのモカの自信作であったビストレーゼは、
レベルが上がり、防御の上がっていくモンスターに対して、
引きをとらない刃の鋭さがあったのだ。
だからこそ、そのまま突っ込んだ。
1度離れて体勢を立て直そうとする。
しかし、ここぞとばかりに一斉に10体のマッシュが突進やら蹴りあげを行ってくる。
ジャンピングアタック!
しかし、そんなスキルは持っていない。
そんなに、普通過ぎるスキル、攻撃名はない。はず。
この話はどうでもいいが、
俺は叫んでジャンプして後方の突進部隊のマッシュに、
一気に刀を前にして突き刺しの体勢。
そして、ビストレーゼで二刺し。
消えていくマッシュを横目に、受け身を取り、
素早く体勢を整えて、次の敵へと進む。
左斬り、右斬り、切り上げ、切り上げのコンボで2体3体と数を減らしていく。
残った一匹は、焦って突進。
「受け止める。」
しかし、ただの突進ではなかった。
突進からの角での突き上げだった。
たまらず、ビストレーゼが弾かれる。
すこし、ダメージを受けながら、
20レベルを越えたモンスターの新しい技かなと思いながら、
対策を考える。
よし。
真正面から、再びマッシュが突進してくる。
俺はまず、先ほどと同じように、両方の剣で突進を耐える。
そして、マッシュが角で突き上げる瞬間、
突進を右手の剣での持ちこたえる。
く、キツいが、ここからだ。
そして、マッシュが突き上げで俺の右の剣を払い上げる。
そして、俺は払い上げられた力を使って、自分を回転させて
回転しながら左の剣で、マッシュを切る、切る。
最後のマッシュを倒して、
すかさず、硬化状態を解除しているキャタピラーを掃除。
メキラは、やっと動き出した、まるで自分がやっと出る番か、
といわんばかりに。
手始めに息を大きく吸いこみ、
火のブレスを吐いてきた、急だったので、
後ろにしか避けられなかった。
メキラがおい、コイツブレスに弱いぞ。
そう、アイコンタクトで伝えあっている。
―――――たしかにそうだ。ブレスは厄介。
だが、その長い呼吸の間に隙があるのはしらないか?
俺は、ゆったりと、キメラの方に向かって
5体が、一斉にブレスをはく瞬間、
スピードを上げ、背後に回り込んで、斬りまくる。
吐いているときは、ずっと離れたい、はやく逃げなければ。
という目をしているが、無理だ。俺にとって長いブレス時間は自殺行為に等しい。
むしろレベルが上がっていて、未知のスピードであの鋭い針のくちばしで急接近された方が怖かったな。
と思いながら、5体を倒していく。
モンスターが青白い光に包まれて、終了。
これで今日も町は守られた。ハハハ。
と自己満足に浸って、一段落しようと近くの石に座った。
節約しているので水だけど、水も捨てたもんじゃない。
始まりの森でも途中に水が流れているところがあるのだが、水が澄みは渡ってキレイだった。
飲むと心が清らかになるようだった。
――――――――――――はあ~和むな~
っ!
何処からか、悲鳴が聞こえた。
俺はすぐに立ち上がり、声のした方へと向かってみる。
なんだ、あれは?人?
少し先の木の側で大量のモンスターに囲まれた、
今にも倒されそうな初期装備 短剣を持った
仮面を被った人を発見した。
―――――――――――おぉ~同志発見…
っと、助けなければ!
To be continued
強くなってます。コウ!
つぎは、カインズに勝てるように。




