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Grand Quest Online (仮)  作者: プードル
GQOの世界~βテスト編~
12/32

quest12 unsavory ties ~腐れ縁~

学園ですが、 みなさんもお分かりの通り、

基本は、ゲームの方を書きたいと思います。


さあ、今回は恋愛要素入れます。




さあ、双剣(pistolese)ピストレーゼ(業)を手にした、

コウ。





4日目のプレイです。



__________ 5:00 自宅



今日は土曜日。最初にも言ったが、俺は3度転校している。


1度目は、スペイン。そこでは、隣国のポルトガル、フランス語


をともに三か国語習いながら、小学校初年度から4年間過ごした。


2度目は、アメリカ。ここでは3年間過ごした。


当然英語は、演説できるぐらいまでは上達した。空いた時間には親父が、中国語を教えてくれたので、

かなり話せるようにはなった。


3度目は、イギリス。1年半だけだったが、同じ英語圏とは言え、なまりや単語の発音が少し違うので、これが一番時間がかかった。


この、5か国に日本語を含め、6か国話せるようにはなっている。


当たり前だが、高校修了レベルまでは海外で学んでいる。


最後の方は、大学の授業を親父と一緒に受けたから、正確にはわからない。




ちなみに、親父の職業は、大学の教授。

いろんな所に飛びながら、

必死に自分の研究を続けているらしい。





海外にいるときは勉強漬けの毎日。

もう吐きそうだった。いや、吐いた。


その名残がこの日本での生活でも出てしまっている。


俺は、5:00に起床し、眼鏡をかけて、家事を終わらせて、高校レベルの次のテスト範囲だろう、応用問題を解いたあと、


朝ごはんを食べる。


「今日は、弁当を作らなくていいから、楽だな。」


午前中は来週の弁当の具をレシピを考えながら、


買って帰り、しましまとユニシロで色んな物を買って帰る。




帰ると、時刻は12:00丁度。思い通りの時間配分に、


満足しながら、キッチンでそば飯を作り上げ、


昼食を食べる。


最後に、公式サイトのホームページに行き、


新しい情報を探す。と、スレを見つけた。


『不審者情報』







1:サンシア地方市街地にて、一人の冒険者が奇声をあげて


出現以後気を付けるように。



2:最近平和になった件


3:ボクもこれでアリスちゃんとムフムフ…










事態は収束にむかっているらしい。





俺は、昼食に満足したあと、急いで、


ブレインギアをLANケーブルに繋ぎ、











connect on!!(接続開始)、











________ 13:00 サンシア地方市街地、


目を開けると、灰色や、黄土色の網目状のタイルが見えて

反射光がまぶしかった。


「えっ、太陽がある。なんで…しかも俺の顔そのままじゃん、シンは髪の毛の色が変わってたから俺もてっきりかわってるのかと思ってた。




あ、そうか、いつも、夜でログインしてプレイしてたからな。


納得した俺は、辺りを見渡した。


いつもより輝いている気がした。


太陽の光が眩しいと感じながらも暑くなく、心地よい


気温で和やかだ。


いつも夜では競りが行われている市場は、人で、ごった返して

いて、いつも以上の賑わいだ。

心なしか、いつもより、露店なども多い。



右側の酒場は、カフェテラスに変わっていた。


昼と夜の差が激しいと思いながらもおもしろかった。


俺は、ポーションが切れていたのを思いだし、




「ディールの所に行く前に買い物しよう。」


と、市場の、冒険者必須アイテムの店で

体力ポーションと魔力ポーションを補充した。


体力ポーションと魔力ポーションは、

自働か手動で使用が選択することができるが、

体力ポーションは、一般的に、手動。

魔力ポーションは、自働が一般常識だ。



補充の終わった俺は、他にも見てみた。



ソルティアペンダントと、書かれたアイテムに引かれた。




効果は、緊急退避 最後に行った町の市街地まで


テレポートするらしい。 人数制限は4人までで、


触れている相手にだけ効果があるらしい。


かなり使えるアイテムだと思ったが、

いかんせん値段が高めだった。


俺は、なけなしのお金を使い、そのソルティアペンダントを

買った。


他にも何かあるかと思って散策しようとすると、


トゥルルル、トゥルルル。



時計が着信のサインを出していたので、


通話モードに切り替えて、回線をつなぐ。


「コウか!こちらディールだ。


昨日頼まれていた黒ローブの修理が完了した!


いつ取りにこれるか?」と、聞いてきたので


俺は、「今から取りに行く。」と言うと


ああ、わかったと言われて、電話を切った。


急いで防具屋に向かった。


すると、また、ディールとモカがまたケンカしていた。


――――またか…そろそろ蹴りをつけさせなければ。




「ちょっとディール教えなさいよ。どうしてお料理やお裁縫ができるようになったの?」


「うるせえ、関係ないだろうが!がさつ(ちから)女にはな。」


「それよりなんでお前はあのとき俺を庇ったんだよ!」


「うるさい!繊細小心者!」


もう、説得するのも面倒なので俺は、モカにごめん、借りる。

と言って、モカと言い争っていた

ディールの腕をガッシリとつかみ 、


防具屋の店の中にいれた。


「ディール、黒ローブを頼む」、と俺が言うと、


「あ、ああ…」と少し元気がなさそうに見えた。


ディールが奧に黒ローブを取りに行ったとき、


俺は、話題を切り出した。


「なあ、ディールは、モカのことどう思ってる?」と。


ディールは、驚いた顔をして奥から顔をのぞかせてきた。


―――――思ったより効いてるな。


「昔のモカのこと教えてくれないか?」


「も、モカ?あ、ああ、いいぜ!相棒が言うならな。」


「あいつと俺は、幼馴染みでな、」


「えっ、そうなのか!?」と言っておく。

当然心の中では、――――ごめん知ってる。と。


こめん、続けてくれ、と言うと、


「幼馴染みでな、俺は、体が大きかったんだが、

心の方はどうも弱くてな、いじめの対象だったんだ。」


「ある日、いつものように、帰るやつら全員の荷物を持たされて一人で帰ってた。


当の荷物主たちは先で、俺を指差して笑ってた。


すると、モカが、「コラーやめなさーい!」って言って、


俺に荷物を持たせたやつらを全員ボコボコにしたんだ。


もう、テレビのヒーローみたいでさ、俺は、モカのこと、


尊敬してた。


だから、モカの母さんから、モカのできない、


料理と裁縫を教えてもらったんだ。


そして、モカのために、ぬいぐるみと料理を作ったんだ。


でも、モカは怒ってこう言ったんだ。







「なんで、あんたがこんなことできるようになってんの?」

って、













俺は、我慢できなかった。

「何でお前に、そんなこと言われなきゃならない。」ってな。


最初の方はいい合いだけだったんだけど、


いつのまにかケンカにまで発展してた。


目を合わせたり、出会わせたりする瞬間


そのことが脳裏に浮かんで


怒りが再び戻ってくるんだ。





「でも、本当は…本当は、モカに謝りたいんだ!

そして、あのときのお礼も。

そして料理と裁縫が、できるようになりたかった

本当の理由も。」









沈黙が生まれ、ディールは、照れくさそうに

「すまない相棒。俺一人で熱く語ってしまった」と、言った。


俺は、「そんなことない。聞けてよかった。」と言った。






―――――なんだ、やっぱりお互い思い合ってるじゃん。



そして俺は、こう言う。「なあ、ディール。」





















「俺、モカのこと好きだわ。」
















「はっ?」と、ディールは、立ったまま呆然としていた。


俺は、続ける。


「だって、モカってさ、力強いし、元気だし、


なにより、美人じゃん?もう、俺我慢できない!」


ディールは、必死に俺を説得する。


「ま、待て!相棒あいつは見た目は良いかも知れんが、

超がつくほど、がさつだぞ!」


俺は、一気に言った。

「いーじゃん!天然キャラで。俺は、嫌いじゃない!」


「だから、俺、今日の夜に告白しようと思う。


そろそろ、準備があるから、帰るわ!じゃあね!」


と言って、武器屋を出た。


ディールは、一人ただ、たっていた。












_______ 午後8:00 サンシア地方市街地 噴水前


モカが俺に近づいてくる。


「コウ?どうしたのこんなところに呼び出して。」


俺は、

「うん、聞かせたいことがあってね。

ごめん、ちょっと待ってて、トイレに行ってくる。」


そう言って、俺はトイレ(大)に直行する。




「はあ~緊張するな~」と、深呼吸し、作戦を確認する。







【【作戦は、1日目、モカの店に入ってから始まっていた。】】


モカがディールの話をする直前、時計の携帯電話機能で、

ボイスレコーダーを起動させて、話を全部きく。


同じように2日目には、俺の方から話を振り、


ディールにモカの話をさせる。


これで作戦に移っても良かったのだが、失敗は許されない。


そこで、ディールの性格を使い、

俺がモカのことを好きだ(鍛冶屋として)

告白する(お前らが思っていること全部)という風に、

大事なところは言わないで、ディールを焦らせる。

事実、別に騙したりはしてない。)


1度店を離れて、ボイスレコーダーを編集して


あとは、モカには、話がある。


ディールには、ローブを取り忘れた。


などと、理由をつけて、噴水で出会わせる。


というのが作戦だ。








そして今、俺は隠れながら、噴水の近くの木に身を潜める。















よし、反対側から、出てきたのは、ディールだ。

俺の頼んだ黒ローブを持ち、キョロキョロしながら

誰かを探している。


と、ディールはモカに気がつく。

「どうしたんだモカ、そんな格好して、デートか?」


「違うわよ!人を待ってるの!」


「へえーなあ、コウを見なかったか?」


モカの顔に衝撃が走る。

「コウ?私もコウに…」



















――――――――よし、布石はうち終わった。

俺は、一気に困惑する男女に近づいた。



そして、

「こんばんは。お二人さん。」と、ゲス笑いながら近づいた。


『『コウ!』』二人は怒りでもぶつけるようにハモった。


―――――――この二人…



「まあ、まずはこれを聞いて。」

と言って時計からボイスレコーダーの再生をタッチする。



すると、

「私は力が強かったけど、裁縫とか、お料理とかはまるっきり


できなかったの。


でも、ディールは、いつのまにかできるようになっててね…


なんか、ディールのくせにと思ちゃって、腹が立ったの。


で、気づいたら、いっつもケンカばかりしてる。


ほんとは謝りたいな。」






みるみる、モカの顔が赤くなっていく…、


「モカさん、恥ずかしがるのは、あと。」と、俺は言って、

もう1つの再生をタッチする。






「ある日、いつものように、帰るやつら全員の荷物を持たされて一人で帰ってた。


当の荷物主たちは先で、俺を指差して笑ってた。


すると、モカが、「コラーやめなさーい!」って言って、


俺に荷物を持たせたやつらを全員ボコボコにしたんだ。


もう、テレビのヒーローみたいでさ、俺は、モカのこと、


尊敬してた。


だから、モカの母さんから、モカのできない、


料理と裁縫を教えてもらったんだ。


モカに教えれるようになるために。


そして、モカのために、ぬいぐるみと料理を作ったんだ。


最初の方はいい合いだけだったんだけど、


いつのまにかケンカにまで発展してた。


目を合わせたり、出会わせたりする瞬間


そのことが脳裏に浮かんで


怒りが再び戻ってくるんだ。




「でも、本当は…本当は、モカに謝りたいんだ!

そして、あのときのお礼も。

そして料理と裁縫が、できるようになりたかった

本当の理由も。」



再生モードが終了し、二人を見ると、

お互いに顔を真っ赤にしてしどろもどろしていた。


俺は、モカの耳元で「本当は謝りたいんだろ?

ここで謝らなくちゃ、一生、ケンカだ。」と、小声で

ささやいた。







モカは、「ディール、ごめんなさい…

あなたの思いを踏みにじったりして…


本当は、嬉しかったの。でも素直になれなくて


本当にごめんなさい。ありがとう。」と真っ赤な顔で言った。


俺は、固まったディールのそばに行き、


「ディール、あのがさつ女が可愛く謝ってるぞ。


お前の気持ちを伝えろ。


告白…本当に俺がするぞ。」と、小声で言うと、


はっ、と顔を上げ、


「モカ!あのとき、あの時のお前は、


本当に俺のヒーローだった。


素直になれなくてごめん。


あのとき、守ってくれてありがとう。」


と言った。モカは泣いていた。


そして、ディールは、モカに近づき、手をとった。


モカの顔が上がる。ディールは言った。










「モカ。好きだ。」











「ディール、私も好き。」

そうして、二人は抱き合った。





―――――――離れたくても離れられない。さすが幼馴染みだ、

そして、ここまでだな。そう思った、俺は、


二人の邪魔にならないように、近くの黒ローブを持って、

そっと立ち去り、


ログアウトした。












To be continued



いやーカッコいいよすぎる。コウ!




幼馴染みっていいな。そんな気持ちになってもらえれば

まんぞくします。




ては、また!







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