これぞ、ファンタジー?いや、私溺れてるんですけど?
燈は、スマホのお絵描きに夢中になっていた。
とりあえず、午年なので、馬を書いてみた、我ながら、馬だけに美味い!なんて、親父ギャグを1人で言ったら、1人なので、虚しくなっていた。
「つまんないなぁ〜」
燈は、寝転がり、ふと、洞窟の奥を見てみた。
洞窟の奥の方から、冷たい風が燈の方へ吹いてくる
人の足音じゃない、動物?の足音なのか
その何か分からない足跡は、どんどん近づいてくる。
「なんか来るなーめんど!」
とりあえず、目をつぶって、寝ようと思った燈
そうすれば、時間も過ぎてくし。
と、思ったら
今度は地面が氷出した
「え、ちょ、寝てる場合じゃないやつ」
洞窟の端までダッシュした燈
洞窟の向こうからは、動物の威嚇の声
「あ…おわた」
リコーダー吹きたい気分に襲われる燈。
~こんな所で何をしてる、人の子よ~
(あ、喋れる系、しかもファンタジーキター)
燈は少し嬉しかった、今まで変なやつしかいなくて、ファンタジー感ゼロだと本気で思っていたからだ。
~怖がらぬか~
「何故怖がるの?かっこいいじゃん、ん?可愛いのか?美しい?」
~褒め言葉を並べるな~
「あ、うん、なんかごめんね?」
燈は、スマホの画面を見た、自分の描いた馬と、その神獣は、少し似ていたからだ、その神獣にも、その絵を見せてみた
~それは我を書いたのか?~
「違うけど、そうかも…でも少し違う、あ!分かった、あなたユニコーン??」
~そうだな、その部類に近い~
「ユニコーンなのに、周りが凍るのは何故?」
~何故だかは知らん~
(きっぱり言われた……)
~我は、腹が減っている、人の子、何か食物を持て~
「え!?そんな事言われても」
ポッケの中に手を入れたら、何故だか、お菓子が入っていた、ラムネだ。
「ラムネ、食べる?」
聞いた瞬間、そのユニコーンは、ラムネを浮かせ、自分の口へと入れた。
すると、そのユニコーンの氷は洞窟を飲み込むかのように、水になり、燈は、どんどん上に引き上げられる、溺れないように、水の流れに沿って泳ぐ燈。
必死にもがくが、地上に出ようとした所で、燈は水の底へと、溺れる。




