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第5話 先客

 お願いだ、空いててくれ——という祈りは天に届いたものの、おそらく祈っていなくても、ギルドの中は、さして混んではいなかったと思う。

 受付嬢が異様に喜んでいたので、なぜか聞いてみた。だいたい見当はついていたが、新しいギルドの登録者が現れるのは、三年四ヶ月ぶりらしい。

 現役でここの市営ギルドに登録している冒険者は、タリーアとボブと俺だけらしく、三年と少し前に到達したシャーランという男は、レベル二の巨大スライムの上で寝ていて、その上に落ちてきた同じ種族のスライムに押しつぶされて死んだほどの阿呆だったということも受付嬢は語ってくれた。

 というかここの洞窟って、レベル二で巨大スライムって階層は少なそうだ。

 ダンジョンは自然で作られたものと人工で作られたものがあり、それぞれ「シーニャス」「リーディオグ」と呼ばれていた。

 質は明らかにシーニャスの方がよく、木造の冒険者ギルドが全体の八割を占める現代においては、リーディオグはかなり危険な場所と言えただろう。

 しかしその分、報酬は良かった。だから、リーディオグ建設専門の企業いくつかあったが儲からないか、と言ってもそうではなく、大手のところは、社員数が40名を超えるところもある、と受付嬢は語る。

 受付嬢は、いよいよ契約書を俺に渡した。俺は、外に出るということを久しくしておらず、一心不乱に読書に耽る毎日を過ごしていたから、字は汚かったが、なんとかアレンと書き終えると、印鑑ではなくサインをして、受付嬢に差し出した。

 受付嬢は笑顔でそれを受け取った。

本作の用語おさらい!


1.アレン とはなんですか???

2.「俺」が登録したギルドについて説明されている言葉を文中から2字で抜き出してください。

3.「シーニャスダンジョン」とはなんですか。説明してください。

4.「リーディオグダンジョン」について説明されている言葉を文中から8字で抜き出してください。


答え合わせは次のエピソードのあとがきにて!!

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