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――prolog――
“二人の心”は“世界の心”。
“世界の心”は“二人の心”。
胸に刻むは希望の光。
秘めたるは絶望の闇。
二人を結びつけるは、心の運命か。
はたまた神の残酷な遊び心か。
真相はピョコピョコうさぎのように扉の向こうへ消えていく。
そして君はもうその扉の前。
心の準備は出来てるかい。
出来て無いならお気の毒。
さぁ開けて。扉を開けて。
君は不思議の国の運命を変えられるかな。
それとも運命に呑まれて闇に沈んで行くかな。
行ってみなけりゃ分からない。
どんな結末かも分からない。
あっ、さっきから喋ってるお前は誰だって?
僕の名は“赤毛のノーティ”
“ノーティ”はいつでも困ってる人の味方だよ。
ふふふ。
“困っているヒト”、のね。
さぁ恐れずに前を見て。
“アイリス”
君にしか出来ないんだよ。
その手で扉を開けるんだ。
不思議の国の運命を握るその手で開けるんだ。
過去を探す為、未来を開く為……――