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平和だった地球はモンスターで溢れかえってます?!〜世界で1番強い魔道具王が安全なチュートリアルダンジョンを作ります!〜  作者: 苺姫 木苺


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取り残された人達の救出作戦ー世界に起こった事を知るー






流石にお腹が空いたので、ご飯を食べに食堂に向かった。

「おー、今日のも中々に美味しそうだ!他の人の手料理ってのもいいな〜」

「おい!No.0!」

「あへ、ひふぁのふぁんひゃんたー?もおひあの?」

ちなみに今は「あれ、北野ハンター?どおしたの?」と言ったのだ。口に食べ物入ったまま喋るのは流石に行儀悪かったかも。


「口の中無くなってから喋ろ!じゃなくて、そのモンスターは何だ!!」

「国坂さんから聞いてないの?」

「聞いたがあの人もよく分かっていないと言っていたからお前に聞きに来たんだ!それに、このモンスタークソ強いじゃないか!」

僕はギロっとヴァンパイアの長を睨んだ。黒髪の仮面をしていても睨んだのが分かったのか、ヴァンパイアの長は説明を始めた。



「人間がご主人様の睡眠を邪魔しようと致しましたので叩きめしました。ご主人様の睡眠は邪魔されてはなりませんので」

「は?でも北野ハンター怪我してないけど?」

このヴァンパイアの長に叩きめされたのなら怪我してないのは可笑しいけどどういうこと?


「叩きめした後治療致しましたので。ご主人様私頑張りましたので血を下さい」

「いや、お前が勝手にしたことじゃん。あげるわけないだろ」

「そ、そんな……私はご主人様に惚れていますのに」

まじでこいつの思考回路どうなってんの?僕男を好きにならないから!恋愛対象は女の子!!こいつは対象外!人ですらないし!


「お、お前らそんな仲なのか?」

「北野ハンター!違うから!僕の恋愛対象は女性!こいつは僕の血に惚れたのか何なのか知らないけど、地面に垂れた血を指ですくって舐めて勝手に下僕になったの!!僕は解除したいって言ってるのに出来ないって言われるし……こいつのことは直接聞け!僕だって知らないことの方が多いんだ!」

モンスターとなんかそういう仲と勘違いされたくない!僕は人間とだけ恋愛するの!



「ご主人様に迷惑を掛ける奴はしょ、「お前のせいで僕は迷惑が掛かってんの!分かる?!あと、僕の許可なく人間を傷付けるな!」申し訳ございません」

「お前も苦労するな」

「あはは」と笑ってヴァンパイアの長を殴った。殴った理由は憂さ晴らしだ。原因はヴァンパイアの長だから正当だ!




「で?ヴァンパイアの長お前達のことを分かりやすく僕に説明しろ」

「承知致しました、ご主人様。私の名前はフィーノアルド・スコッティアだいたい2576歳で、ヴァンパイア一族の長で男でございます。ちなみに私は始祖なので死者蘇生ができます。ご主人様の極上の血に惚れ込みました」

「最後のは要らない!」

僕の血が極上だとかは置いといて、かなり長生きってことか。もしや、僕厄介のに好かれた?


「ご主人様は私の事をモンスターと言いますが、私達側では魔族と言います。知能を持たない下等生物を魔物と私側では言います」

魔族に魔物ね……しかも私側ってかなりそれが浸透しているような言い方してるけど、知能を持つ奴が多いってこと?



「なるほど。お前達はどこから来たんだ?」

「どこからですか、私は自分の国から来ました。恐らくご主人様が聞きたいことは違いますよね。これは御伽噺のような話なのですが、この世界と私がいた世界が重なり合ってしまったのだと思います。ですので、私はこちらに来ることが出来たのです。ご主人様も私が住んでいた世界に来ることが可能だと思います」

世界が重なり合った……という事はフィーノアルドみたいな奴がうじゃうじゃいるってこと。



「これは、まずいですね」

いつの間にか国坂さんが来ていて後ろから話を聞いていたみたい。

「何がですか?」

「別の世界の者と戦争になるかもしれません。すぐに上層部に伝えねば」

戦争……僕は戦争なんて見たことないから分からないけど、すごく大変なことだよね。沢山の人達が殺し合うなんて精神がやられてしまいそう。



「すぐに帰還致しましょう!」

国坂さんは走ってどこかに行ってしまった。色々考えなきゃいけない人って大変そうだな……僕は将来のびのびできる職種に就こう。




ご飯も食べ終わり、北野ハンターと談笑をしているとあの失礼な女が来た。

「ねーねー!おちびちゃん!私と勝負しようよ!」

「おちびちゃんって言わないでくれる?あと、僕弱い奴とは戦わない主義だから。弱いものいじめって嫌いなんだよね」と言ってその場から離れた。




僕チビだけど成長中なの!!これから伸びる予定なんだから!




「フィーノアルド、あの失礼な女を殺さないように。殺気を抑えていたようだけど微量に出てたよ。フィーノアルドのせいで戦争になったら僕はお前から身を隠すから」

「申し訳ありません。ご主人様が本気で隠れたら見つけ出せませんので逆らいません」

フィーノアルドと戦ったことないから分からないけど、もし戦ったらギリギリ勝てそうではあるかな?フィーノアルドめちゃくちゃ強そうだし僕手こずりそうだな。




「永く生きて来ましたが、ご主人様のような強き者に初めて出会いました。もう、これは運命ですね!血も極上ですし!!」

「あ、そういうのはいいから」

フィーノアルド……長いからフィノにしよう。フィノの面倒臭いのどうにかならないものかな?一々付き合うの嫌なんだけど。




僕は食後の運動として軽く歩くことにした。ま、甲板まで歩くだけだから3分で着いちゃうんだけどね。



3分が30分のように長く感じた……。フィノがめちゃくちゃめんどくさかったからだ。運命だの奇跡だのとぺちゃくちゃ喋ってきたから。最終的に僕が許可するまで喋るなという命令をした。そうしないと永遠と喋りかけてきそうだからね……。




海をぼーっと眺めている時も、なんか熱い視線が突き刺さって来る。その視線を向けているのがフィノだと分かるから絶対に後ろに振り向きはしない。だって、振り向いたら面倒臭いことになりそうなんだもん。





このヴァンパイアどうにかならないもんかなー。









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