表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平和だった地球はモンスターで溢れかえってます?!〜世界で1番強い魔道具王が安全なチュートリアルダンジョンを作ります!〜  作者: 苺姫 木苺


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/37

取り残された人達の救出作戦ー3日目ー





朝になり防空壕の中にいる人達が起き始めた。僕は知らない人ばかりなのと地面が硬い為、あんまり寝られなかったからほぼ起きていた。

起きていて気づいたのはここにいる人型モンスターは3体だけみたいだ。僕が連れて来られた時に初めて見た3m位ある長身の鬼と、180cm位の身長の2体ヴァンパイア?だ。でも、不思議なのはヴァンパイアは人間を奥に連れて行かないんだよね。何回か外に出て戻ってくるけど、人間には目もくれないんだよね。



また、あの鬼が奥の部屋から出て来た。

僕は作戦開始されるまで見つかってはいけないと思い、縮こまって隠れていたのだが鬼と目が合ってしまった。


「今日の朝飯は貴様にする」と喋って鬼が僕に向かって進んできた!まずい!!作戦開始ではないから動けない!どうしよう……と、とりあえず連れて行かれるしかないか。



鬼にバレるとまずいので結界を解き無防備になった。

鬼は僕の髪を引っ張り奥に連れて行った。



痛い!!まじで痛すぎるんだけど!!!頭禿げる!!

このクソ鬼、絶対ぶち殺す!!!



奥の部屋にはあのヴァンパイア2体と人がいた。でも、いる人は皆ぐったりと倒れているように見える。血を吸われて貧血状態なのかな?命に別状ないのかな?


「貴様、今までの下等生物とは違うな。何故泣き叫ばない?」と鬼は言って、僕を鬼の目線まで持ち上げた。

僕が別の思考してるのをこの鬼は冷静に見えていたのか?てことは、かなり知能が高いということ?



というか、それよりも!僕の全体重を頭皮で支えているわけだけど、まじで痛い!!!髪の毛めっちゃ抜けてる感じする!!



「まあ、それはよい。貴様を食するとする」

この鬼近くで見て色彩は人間に似ていると思った。黒髪に紅い瞳で肌も日本人みたいな色をしている。



色々考えている間に鬼は、僕の首に噛みつき血を吸い始めた。

血を吸うのはヴァンパイアだけではなかったのか……。

「……ぅ」

「ほお、流石に我慢は出来なかったか」と鬼はニヤリと笑い僕を見てきた。



僕が血を吸われ少し経ってから防空壕の中にいるのに馬鹿でかい音が聞こえた。



何の音かは分からないけど、作戦開始の合図だ。



僕はホワイトデスサイズを元のサイズに戻し、鬼を真っ二つに切った。

だが、鬼は片腕しか切れていなかった……。

鬼は僕をびっくりして離したので、すぐさま距離を取り自分に結界を張った。



「下等生物が逆らうなど」と言っていたが、僕はそれを無視し攻撃を始めた。



「今迄のモンスターと違ってお前強いねー」

「俺様を下等生物と一緒にするでない!!」

どうやらこの鬼はかなり強い分類みたいだ。僕が鬼と戦い始めたが、ヴァンパイア達は微動だにしないのは何故?仲間ではないのかな??でも、油断は禁物だ。



鬼は僕のホワイトデスサイズの攻撃を容易く受け止めているように見える。周りに人がいるから、大きい魔法や攻撃を放てないから苦戦中だ。


鬼の長い爪で結界に攻撃を入れられて結界がバリン!と割れてしまった。


「まじかー、やばいな」



すぐ様結界を張り直したが鬼はまたもや結界を破った。もう、いいや……結界を張り直しても、破られるから結界無しでいこう。


ホワイトデスサイズで足元を攻撃してもヒョイっと避けられるし、背後に回って攻撃をしても避けられる。

いくら魔力が無限だからと言っても、体力は無限では無いから流石にやばいかもしれない。



体力も限界に近づいてきたので、魔力で身体を強化しホワイトデスサイズを思い切り横に振った。鬼はその攻撃を受け止めきれず真っ二つになった。


「はーっ。さっすがにやばかったかも。うわ、傷だらけじゃん。パーカーボロボロだ」

「下等生物が生意気にも、」と言って鬼は灰になり、黒い刀となった。



「で?お前達は?」

「貴方様の下僕にさせて下さい」

「……は?今、何て?」

「ですから、貴方様の下僕になりたいのです」

まじか、聞き間違いじゃなかったのか。モンスターが僕の下僕って無いでしょ!!!下僕なんか欲しくないし!!


「下僕なんか要らないし、しかもお前らモンスターじゃん」

「我らはモンスターではなくヴァンパイア一族なのです。私はその長でこの者は私の従者です」

え?聞いてもいないのに、このモンスターなんかペラペラ話し始めたんだけど!


「私は貴方様の血に惚れました!貴方様が私の運命の者なんです!!貴方様の物になりたいのです!」

「え、要らない」

この黒長髪で紫色の目元に黒子のあるヴァンパイア……僕を見て興奮してるのキモイんだけど。僕男好きじゃない!!!僕の恋愛対象は女の子だし!



「僕、男なんだけど」

「そんな些細な事は気にしません。貴方様の下僕に!」

「下僕なんか要らない!!」

15分程押し問答をしていると、ヴァンパイアの長が何かを見つけ目を輝かせ膝まづいた。え?こいつ何してんの?地面舐めたんだけど!!!!




「これで私は貴方様の下僕になりました!」と、ヴァンパイアの長はにっこりと笑い僕に頭を下げた。




「え??」

「ご主人様の血を舐めましたので下僕となれたのです」

え?え?え?意味が分からないんだけど……。え?どういう事??理解が追いつかない。


「ご主人様の血を頂きましたので下僕となったのです」

「僕、お前に血なんかあげてないんだけど」

「地面にご主人様の血が垂れていたので舐めて下僕となったのです。あ、ご主人様のお怪我治しますね」

ヴァンパイアの長は指をパチンと鳴らし、僕の怪我を全て治した。



「下僕解除!!!解除する!!」

「解除は出来ません」

このクソヴァンパイアにっこり笑って胸糞悪いな!!下僕なんか要らないのに!!!最っ悪!



「……もう、いいや。取り敢えずここの人達連れて地上戻るよ」

「畏まりました」

僕は防空壕の中にいる人達に説明をして地上に出た。あのクソヴァンパイアは、魅了かなんかで上手く誤魔化し僕の仲間ということにしていた。



「おい、ヴァンパイア。目的地まで安全に行く為に近づいてきたモンスターを狩れ。人間は攻撃するな」とヴァンパイアに渋々命令をした。




後方に戻るとハンター達は僕よりも先に戻っていた。だが、ハンター達はボロボロで意気消沈しているように見えた。

僕はハンター達に近寄りどういう状況か見ると仲間が大勢怪我をして、死んでしまった者たちがいるみたいだ。


「おい、クソヴァンパイアここの人間達を治療して回れ」

「治療だけで宜しいのですか?」

「どういうことだ?」

「寿命以外の死因でしたら死者蘇生ができますが」

まさかの返答に僕はびっくりしてしまった。まさか死者蘇生ができるなんて思ってもいなかった。



僕はヴァンパイアの長に治療と死者蘇生をするように言って、人が少ない所で休憩をすることにした。


治療と死者蘇生が終わったのかヴァンパイアの長は僕の所に来た。

「終わったのか?」

「はい。全員治療と死者蘇生を終えました」

「そういえば、お前の従者どこ行った?」

「私の影に潜ませています。あの、お願いがあるのですが血を頂けませんか?力を沢山使いましたので」

暫く見ていなかったヴァンパイアの長の従者は影の中にいるのか。


というか、こいつ今血をくれって言わなかったか??



「は?」

「死者蘇生はかなり力を使うので血が欲しいのです」

「はー、わかったよ。吸えば?」

ヴァンパイアの長は僕の首筋に噛みつき血を吸い始めた。ちなみに、人が少ない所を選んではいるけど人がいない訳では無いので周りの人達は驚いている。

まあそれもそうだよね、大の男が子どもの首筋に噛み付いているんだから。それにNo.0である僕にね。

本当に黒猫の仮面被ってて良かった……顔だけは見られなくて。




「あの、No.0この男は?」と国坂さんが僕にヴァンパイアの長の事を聞いてきた。

「モンスター、ヴァンパイアの長で超絶不服だけど僕の下僕。人間は襲わないよう言ってあるから大丈夫」

国坂さんが質問する暇を与えず説明をして船の中に戻った。


そして、このヴァンパイアの長は当然のように僕の後を着いてきた。

僕はヴァンパイアの長に「寝る!邪魔するなよ!」と言って部屋に入った。ヴァンパイアの長は僕の部屋の前にいることにしたみたい。なんか安全を守るためにうんちゃらかんちゃらと言っていたが無視した。





夕方だし少しだけ寝よう。起きたらご飯食べなきゃ、お昼も食べてないし……。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ