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平和だった地球はモンスターで溢れかえってます?!〜世界で1番強い魔道具王が安全なチュートリアルダンジョンを作ります!〜  作者: 苺姫 木苺


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休みの日くらい静かに過ごしたい



今日は土曜日ということで学校が休みだから、静かに本でも読んで過ごそうとしたのになんでこうなった?



「千尋君!くるみと結婚してー!」

「速水さん、兄さんに近づかないで!」

「なぁ、チビロ〜菓子なんか無いー?」

まだ朝の10時なんだけど……魔道具作るつもりだったのに。くるみちゃんは結婚してってうるさいし、馬鹿は相変わらず僕のことチビロって言ってくるし。



はぁーーー、静かにしてくれよ。こいつの態度なんか変だし。



馬鹿が家に来てからなんでか学校でもしつこく話しかけてくるし、何でか別クラスの奴が僕をチビ呼ばわりしたり馬鹿にしてくるとなんか守ってくれる。本当になんで??馬鹿は僕のことチビロって馬鹿にしてくんのに……まじ意味不明。




「なぁ、チビロ。ずっと疑問に思ってたんだけど来栖ハンターとどういう関係?」

「チビロって言うな。来栖さんは僕と千景の後見人の1人」とソファーに座りながら言うと馬鹿は驚いていた。



「え??なんで?」

「馬鹿さ、聞けば何でも教えると思ってんの?」

「チビロって俺にだけ当たり強くね?!しかも馬鹿呼びだし!!」

「チビロって呼ぶからな。あと初めがあれだから」

誰でも初対面で自分を馬鹿にしてきた人許せる?僕なら許せない。早く成長してチビじゃなくなりたい。



「お兄ちゃん!!千尋君と話さないで!!くるみが千尋君と話すんだから!!」と僕が座ってるソファーに突っ込んできた。

「……この話を聞かない所兄妹そっくりだ」

「……兄さん」と千景がしょんぼりとしているので、ぽんぽんとソファーを叩いて隣においでと合図した。



「あ!!今日きた理由宿題教えて欲しかったから頼む!!」

「やだ」

「頼む!」

「面倒臭い」

「頼む!!!!」という押し問答を5分ほどして、仕方なく僕は折れてあげた。仕方なくね!!!!!




僕は馬鹿に渋々宿題を教えているのだが……この馬鹿が馬鹿過ぎてもう辞めたい。




「ねぇ、自己紹介しろって書かれてるのにIam Kenta Hayamiて書いてるわけ?My name is Kenta Hayamiだから。ほんとに中3?進学大丈夫?」

こいつ頭悪すぎて勉強教えんの嫌なんだけど……千景がこんな馬鹿みたいになったらどうしよ。早く終わらせて千景にはこうならないようちゃんと勉強みよ。まあ、千景は頭良いからこうはならないと思うけど。




「え?まいねーみず??スペルは?」

「まじさ、初歩の初歩をなんで今つまづいてんのさ。英単語帳見て書け!言っておくけど千景は書けるからな」と、言うとくるみちゃんが「お兄ちゃん馬鹿だ〜」とケラケラ笑っている。



そして、馬鹿とくるみちゃんが喧嘩をし始めたので千景の宿題を見てみるともう全て終わっていた。


「さすが千景だね。全部当ってるよ。もうすぐお昼だしお昼ご飯作ってくるから、この馬鹿の宿題見てあげて。千景ならこの馬鹿に教えてあげられるから」

「チビロ!!さすがに小3に教えて貰うほど俺馬鹿じゃねーし!」

僕は「あそ。そうだといいねー」と言ってキッチンにお昼ご飯を作りに行った。




お昼ご飯を持ってリビングに行ってみると馬鹿が頭を抱えてうなだれていた。



「あっははは!やっぱり千景に教えてもらう羽目になったんだ。千景と僕は日常会話位なら英語喋れるんだから馬鹿より英語できるに決まってんじゃん」

「千景のスペックやべぇ」

千景は馬鹿に英語を教えるのに一苦労したみたい。まあ、授業中先生が付きっきりになるくらいやばい。

この馬鹿が見捨てられていないのは、当たってはいないけどちゃんと宿題をやっているから。



勉強の仕方がいけないのか??ま、教える気はないけど。



「飯食おう!!」

「そうだね。兄さんが作ってくれたご飯食べよ!」

「くるみ、千尋君の作ったご飯すきー!」

馬鹿はご飯を食べる前にお金を渡してきた。最近夜ご飯や休日お昼ご飯を食べるから食費だと親に渡せと言われたらしい。


僕は魔道具を作って売ったり、素材を売ったりしてるからお金は沢山稼いでいるから大丈夫なのだが礼儀だと思って受け取った。



「唐揚げも作れるとかすげーな!しかもめちゃくちゃ美味いし!!」

「確かに!!ママよりも料理上手!」

2人は僕のご飯を食べる度にめちゃくちゃ褒めてくれるので作りがいがある。もちろん千景も褒めてくれるから嬉しい。



ご飯も食べ終わりのんびりしていると僕のスマホがピリリとなった。


学生になるならスマホは持っていた方がいいと来栖さんに言われたから買った。保証人は買いに付き合ってくれた間宮さんがなってくれた。ちなみに千景のもね。



電話に出ると新しくダンジョンが発見したらしく、しかもそのダンジョンはモンスターがダンジョン外に出てくるタイプなので、なんとかするのを手伝って欲しいという連絡だった。




「千景。ごめんね。僕これから出かけるんだけど、今日帰って来れるか分からないんだ……夜1人でも大丈夫?」

東京に来てから、この家で千景が1人で過ごすことがなかったから心配になった。

「なら、今日は俺ん家泊まったら?」

「そうしなよ!!!」

「いや、迷惑掛ける訳には」と言うと「この広い家で千景が1人寂しくするより、俺達ん家で楽しく過ごした方が千景のためになると思うぜ?」と馬鹿が言うのでそれもそうだと思った。



「なら、頼む。千景、ごめんね」

「ううん!兄さんはいつも僕のために動いてくれてるの知ってるから平気だよ。怪我しないで帰ってきてね」

電話はリビングを出てしたのに、僕がこれから何をしに行くか気づいているなんて……。





僕は準備をして来栖さんがいる千葉県に飛んだ。

移動石という割ると思い描いた所に移動できる石を割り来栖さんの所に飛んだのだ。



来栖さんの所に合流する前に、僕が作った顔だけ黒いもやによって見えないという顔隠し魔道具を使って合流した。手に色々着けるのはあまり好きではないのでイヤーカフにした。ちなみに、僕を知ってる人は普通に見えるという機能付き!!



「来栖ハンターお待たせしました」

僕はハンターとして活動する時は間宮さんと来栖さんは、さん付けではなくハンター呼びにすることにした。間宮さんと来栖さんがハンターとして活動している時は対等だからと言ったから。




来栖さんの周りには武装したハンターが沢山いる。けど、僕みたいな子どもいない。

「来栖ハンター!この子どもはなんですか?!」

「この子もハンターだよ。実力は僕が保証するから大丈夫」

「この子どもがですか??戦えそうもありませんけど?」

「大丈夫。君より強いから」

来栖さんに突っかかった男の人は僕をキッと睨み他のハンターの所に行ってしまった。




「ごめんね!!怖くなかった?」

「あ、大丈夫です。間宮さんはいないんですか?」とキョロキョロ探してみた。

「蓮は別の任務中なんだ」

僕が学生になってから間宮さんと合っていない……。間宮さんってすごく忙しい人なんだな。



「キングにはダンジョンから出てきたモンスターを倒して欲しい。僕と他のハンターはダンジョンがどうなっているか探索をしてくるから」

素性を隠すため僕はキングと呼ばれている。No.0ということもできるだけ隠そうってことになり、No.も聞かれても答えないってことになった。キングがNo.0ってバレないように、相川千尋がキングやNo.0ということがバレないようにと2重で隠すというややこしさがある。



「それだけですか?」

「実はモンスターが出て来れないようにバリケードを張るということになったから、それを張る人達を守りながらって感じなんだけど大丈夫そう?」

「あー、了解です」

守りながら戦うのって少し面倒臭いんだよね。敵はこっちの弱みを狙うからさー。



ちなみに!モンスター達がダンジョンから出て来れないようなバリケードを作ったのは僕ね!

見た目は駅のホームにある、線路に落下防止のあれなんだけどね。でも、ちゃんとモンスターがダンジョンから出て来れない機能になってるよ!



しかも僕以外の人がそれを作れるように、そのバリケードを作る魔道具も開発済み!魔力を持っている人なら誰でも使えるようには作ったから量産できるってわけ。3ヶ月しか耐久精度は無いけど……。





そうして僕は来栖さんに課せられた任務を遂行することにした。






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