前へ目次 次へ PR 16/50 白馬の王子様からもらったのよ 「もう拭いたからいいよ」 「そんなこと言わずに」 私は強引に彼にハンカチを渡す。仕方なく受け取ったハンカチを見た彼の表情が変わった。 「お前、これ!」 「どうかした?」 「どうしてお前がこれを持っているんだ?」 どうやら彼はこのハンカチに見覚えがあるようだ。 「私が小さい頃に白馬の王子様からもらったのよ」 「バカ言え! これは俺が小さい頃に失くしたやつだ」 「あら、憶えていたのね。じゃあ、思い出した?」 「何のことだ」