2神父部分 4109字
当初は、黒犬さんが序盤を執筆し、白犬と神父が繋げてゆくという形式を採っていました。
また、チャット上でロールプレイを円滑に行うため、今回は途中からですが自分のターンが終わった合図としてアンダーバー「_」を付しております。
『』内はロールプレイではなく素の会話です
ロールプレイ担当
天宮麗華/雅(登場人物) 白犬狼豺
ガスコンロ神父(登場人物) ガスコンロ神父
ロールプレイガイド/展開指示 黒犬狼藉
◆黒犬狼藉
どうも、案内のNPCと別れて謎の広場に送られた雅です。
さて、話をゲームに戻しましょう。
ぱっと見だ感じ、この世界のグラフィックが非常にいいです。
一昔前のビデオゲームが宣伝していた現実と変わらない作画。
なんてレベルではありません。
あまりVRゲームをしたことのない私でもこの技術は非常に素晴らしいと言うことがわかりますね。
やはり、ヒットするゲームには相応の理由があるものですね。
「おや?お嬢さん、どうかしたのかい?」
少々痩せ気味の筋肉質なおじさんが私に声をかけてきました。
チュートリアルでしょうか?
まあ、なんにせよ受ける気はないのですが。
初っ端から怪しいおじさんに声をかけられるとか私は不運ですね。
「いえ、なんでもありません。」
「そうかい?困ったことがあったらなんでも言いな!!」
「ありがとうございます。」
頼ることは未来永劫ないでしょうが。
さて、改めて辺りを見渡しつつ体を動かしてみます。
現実と寸分変わらぬ状態で動けるというのはストレスなく、かなり嬉しいものですね。
私がやったことのあるVRは現実とのリンク具合がひどくて所詮こんなものか、と思っていましたがいつのまにかここまで技術は進歩していたとは。
◆白犬狼豺
『聞くよ
序盤は出来るだけ情報が欲しいから』
◆黒犬狼藉
『了解』
◆黒犬狼藉
「おや?お嬢さん、どうかしたのかい?」
◆白犬狼豺
「はい?」
◆黒犬狼藉
「いや、少し困ってるような顔をしていてね。ちょっとしたお節介だよ」
◆白犬狼豺
「ああ、まだ来たばかりなんです。何をすればいいかもわかってなくて」
◆黒犬狼藉
「来たばかり……?ああ、そうか。君は異邦人か。」
◆黒犬狼藉
男はそういうと納得したような顔をします
◆白犬狼豺
「ゲームってどうやったらクリアできますか」
◆黒犬狼藉
「げぇむ……?ああ、異邦人特有の病気か。うーん、僕は知らないから教会にでも行けば何かわかるんじゃないのかな?」
◆白犬狼豺
「わかりました、教会まで行ってみます。ありがとう」_
◆黒犬狼藉
「いやいや、お礼なんて要らないよ。」ー
◆黒犬狼藉
そういうと、おじさんは去って行きました。
軽く太った体をポヨンポヨンと弾ませます_
◆白犬狼豺
おじさんを見送った私は勇んで歩き出すが、教会の場所を聞きそびれたので迷ってしまった
「あれー?ここどこ?」_
◆黒犬狼藉
「わかりました、教会まで行ってみます。ありがとう」
「いやいや、お礼なんて要らないさ」
そういうと、おじさんは去って行き
ました。
軽く太った体をポヨンポヨンと弾ま
せます。
その様子を見送った私は勇んで歩き出す。
が、教会の場所を聞きそびれたので迷ってしまったみたいです。
我が事ながら詰めが甘いですね。
「わーい!!ガスコンロさん!!もっと何かして!!」
「俺!!この前見たスッゲーのもう一回見たい!!」
「何よ!!私は光の魔法の絵をみたいわ!!」
ん?子供たちの声が聞こえますね。
その声に誘われるように私はふらふらと歩いてゆくと大男というのがふさわしいほどの巨体を持った方に出会いました。
◆黒犬狼藉
その声に誘われるように私はふらふらと歩いてゆくと大男というのがふさわしいほどの巨体を持った方に出会いました。
「おやおや、子羊たちは今日も元気ですね。そしてアリスちゃん、リーヤくん喧嘩は良くありませんよ?」
まるで向日葵のような笑顔はとても眩しく、まさに神父らしい神父です。
叱る姿も聖職者らしく、尊敬できる姿です。
これなら、私の質問にも答えてくれそうです。
「あの、すみません」
◆ガスコンロ神父
「私ですか?見たところプレイヤーの方のようですね」
◆白犬狼豺
「はい、今日初めてで」_
◆ガスコンロ神父
「申し遅れました。私はガスコンロ。ガスコンロ神父とお呼びください」
◆白犬狼豺
ガスコンロ神父?変わった名前だな。話し方からはプレイヤーだとは思わなかった。多分NPCだろう
「あ、すみません。雅って言います。教会への行き方を知りたいんです。私は何をしたらいいのか知りたくて」_
◆ガスコンロ神父
雅さんですね。教会へは私も向かうところです。
良ければご一緒しましょう。
◆白犬狼豺
「本当ですか?お願いします」_
◆ガスコンロ神父
何をしたら良いか……という質問ですが、まずはご自分のスキル、適正を知るところから始まります。
適正の診断は教会でも可能です。_
◆白犬狼豺
「へー、教会でも出来るんですね!じゃあ最初に適正から見ていこうかな。それから決めてもいいんですよね」
そんな話をしながら、神父様がせがむ子どもたちをなだめ、私の案内の準備に取り掛かってくれようとしていた_
◆ガスコンロ神父
教会到着
「教会ではここで魔法適性を知ることができます」
神父はその他にも、自分のステータス画面の味方とかステータスについて雅へあれこれ教える
「それでは、あなたに神の御加護のあらんことを」
◆白犬狼豺
良い人だったな、ええと、教会だから、ん?
あの人は神父様だけど、あの人がやってくれるんじゃないのかな。
まあいいか、とりあえずあの聖職者っぽい人に聞こう。
「すみません。魔法適正を調べたいのですが」
◆黒犬狼藉
「あー,すいません!!ちょっと忙しいので少し待ってくださいね!!」
奥から若い女性の声が聞こえる
◆白犬狼豺
慌ただしく奥から女性が出てきた。シスターさんだ。初めて見た(見てない)。教壇の角に足を引っ掛けてずっこけた。この人はプレイヤーだろうか。
「魔法適正を確認したいんです。どうしたらいいですか」
◆黒犬狼藉
「痛ったた……。あ、ごめんッ!!えーと、魔法適正だよね?」
そういうと彼女は神の像のようなものの足元にある水晶を指差す
「えーと、あの水晶に触れてくれる?」
_
◆白犬狼豺
「わかりました」
水晶に近づいてみると、あのブルーの瞳を思い出す。この世界では私もなんだけど。凄く、心の奥底まで見透かされるような感じがした。_
◆黒犬狼藉
「あれ?触らないのですか?」_
◆白犬狼豺
「いえ、凄く綺麗で」
私が水晶に手を近づけた瞬間、水晶の光が増していった。
水晶と手の距離が0になった瞬間、微かに温もりを感じる。
しかし、私の手は水晶をすり抜け、演出のためのバイブレーションが私の手を刺激する。
せっかく世界観を堪能していたが、CGはよくてもデバイスがこれだと現実に引き戻されてしまう。_
◆黒犬狼藉
水晶は黒く光り輝く。
「おおっ!!珍しい。これは闇属性?それもかなりの高適正ですね!!」_
◆白犬狼豺
「へー、そうなんですね……。え、どういうことですか?」_
◆黒犬狼藉
「闇属性です。けっこう珍しい属性ですよ?」_
◆白犬狼豺
「闇魔法ってことですか?どんなことができるんですか?」
◆黒犬狼藉
「私もあまり詳しくなくて…、ガスコンロさんに魔法協会まで案内してもらってくれませんか?」
◆ガスコンロ神父
『NPCが詳しくなくてどうする笑笑』
『そして私はNPC公認なのか?笑笑』
◆黒犬狼藉
『仲は良いからね』
◆ガスコンロ神父
『相当発達した人工知能ってことね』
◆白犬狼豺
そういえばと、私の中にある関心が生まれてきた。
私は軽くシスターの手に触れてみた。
「え、ええと、なんですか?」
シスターが目を上げる。上目遣いの愛らしい仕草に加えて、その両目の美しさと言ったら。
私は思わず彼女の目に触れたくなった。
「あっ、あの。神父様をお待たせしているんじゃ」
はっと気づくと、私はシスターの右目のすぐ下の方に親指を添えていた。何をしでかそうとしていたのか、自分で知るのが少し怖くなるほどに。
「あっ、いや、すみませ……」
気まずくなってすぐに教会を出た。神父様が死角から声をかけてきて若干息を飲んだ。
「ひ……すみませんお待たせしました。闇魔法の適正が出たそうなんです。魔法協会ってところに行って詳しく聞いてくれと」
◆黒犬狼藉
そういうと、神父は手招きをする。
「早くこちらへ、時間とは有限なものです。」
「あっ、すみません。今すぐ向かいます。」
そう言われて、慌てて着いていく。_
◆白犬狼豺
「すみません、もう少しゆっくりお願いします」_
◆白犬狼豺
私は持っていた呪いの小刀で神父様の首を一突きすると、神父様が崩れ落ちた_
◆黒犬狼藉
『無理です』
◆ガスコンロ神父
「教えを乞うと言うのは恥ずかしいことではありません。無知を無知のままにしておくことが罪なのですからね」
そういうと神父はこの世界の理について語り始めた。
どうやらこの世界でのプレイヤー殺害は、現実世界における犯罪と何ら変わりは無いそうだ。
プレイヤー殺害、つまりPKをしたプレイヤーは、カルマ値と呼ばれる数値が増加し、それに応じて様々なデメリットがあるという。
「もし私に〖神の救済〗がなければ、貴方は罪人となっていました」
あぶないあぶない、と独り言を言いながら神父は大袈裟に胸をなでおろしていた。_
◆黒犬狼藉
『後で修正するからそのまま進めてくれ』
◆白犬狼豺
橋の上を通りかかった時、今までレンガ造りの路地に隠されていた視界が一気に広がった。
「わあ!あのお城は何ですか?!」_
◆ガスコンロ神父
「あれは王都【削除】の【削除】城です」
◆白犬狼豺
眼前に見える城と、その城下町がこのゲーム最大の都市か。
圧倒的な質量を感じさせる景色は、虚構と現実の境界を曖昧にするようだった。_
私はその時、初めてフレイヤ・オンラインの全貌を見た気がした。
美しいお城はさながら彫刻のようで、それがすごく私の胸をときめかせたのだ。
この感動と興奮の冷めやらぬ中、私たちは魔法協会へとたどり着いた。_