表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<完結>「【連載版】フンドシを履いた魔法使い  「フンドシは魔力を高める必須アイテムなり」  作者: 井上 正太郎
フンドシを履いた魔法使い ―世界の綻び編―
2/57

2.王都へ

十五歳未満の方は、ご退場下さい!

第2話

王都へ



 カロリーネ先生は、世界の綻びの情報を集めています。

 どこに現れたか? 

 いつ現れたのか?

 それらを、地図にまとめています。


「綻びは、王都周辺から、東へ伸びていますね。一度、王都を見てみるとしましょうか」

 先生は、王都へ行き、王都周辺の綻びが出来た箇所を見る事にしました。


「アキ! アキや!」

「ハイ、カロリーネ先生! お呼びでしょうか?」

「実は、明日から王都に行きます。支度の準備をなさい」

「ハイ、馬車の準備もですね」


 そう、二人は馬車を所有しています。

 馬は買うのも、維持するのも、高価なものですが、荷運び兼用という事で、所有しておりました。


 その馬車で王都へ向かいます。


 途中、昔の女王陛下が作った馬車街道に入ると、道は舗装されて、しかも広くて快適にスピードを出せます。

 ブイブイ、飛ばせます。


 ですが、アキちゃんは不満です!

 何故なら、馬車整備街道は先生が「危ないから、私が手綱を取ります」と、交代させられたからです。


 てやんでぇ!?


 アキちゃんは、江戸っ子? そんな事はありませんよ。


 馬車整備街道には休憩地があります。

 そこには、食事が出来る食堂があったり、簡単な宿泊施設があります。

 今日は、休憩地に泊まることになりました。


 シャワーを済ませ、先生とアキちゃんは寝間着で寛いでいます。

 ですが、そろそろ、寝る時間ですね。


「アキ、明日も長旅になります。寝ましょう」

「ハイ。先生」

と、言うと、いつものようにキスをして寝る二人。

 男女問わず、この地方ではキスして寝る風習はあったものの、カロリーネ先生は別のことを、考えていたようでした。

『そろそろ、この子も食べ頃に、成長したわね』

 えっ?

 先生は、アキちゃんに何を……



 翌朝


 朝のキスをしてから、いつもベッドから出る二人。

 しかし、今日のキスは、いつもより念入りのような気がします。

 何か、先生がスゴく、いつもより丁寧な気がします。


 何故だろう?


 よくわからないアキちゃんは、先生の期待に応えるのに必死です。


 何故なら、先生が言うには、

「これも魔法使いのトレーニング」だそうです。


 立派な魔法使いになるには、キスもいっぱいしないといけません。

 頑張れ! アキちゃん!?


 それでも、今日の先生は、いつもより丁寧な気がします。


 なんだか、お腹が痛くなってきました。

『先生、これぐらいにしてよ!』とアキちゃんが思い、アキちゃんは先生に言いました。


「せ、先生、何だか、お腹が痛いよぉ。キューと、なって痛いです」

「えっ、大丈夫なの? どの辺りなの?」

「ここです」

「まあ、これね。硬くなっているわ。時間が経てば元に戻るから、大丈夫よ」


『そうなんだ。お腹の痛みは治るんだ。

 良かった!

 先生は物知りなんだな』


 いや、そうじゃないぞ、アキちゃんよ!


次回は、王都で王子様と出会います。

読んで頂き、有難うございました。


応援、よろしくね!

ブックマーク、下さい!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ