42.本郷 主税
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読んで下さる方々がこんなにもおられるのかと、いつも励みに思っております!
ベサニーに、明日正午にまた来ると言い置いて店を出た。シュークリームを一つ手土産にしたので、残り三つは明日出勤する従業員にも試食してもらう予定だ。
次に約束している相手は、オキュルシュスへ持っていったパウンド型を作ってくれた職人だ。まったく売れない洗濯機魔法陣を考案した人物でもある。
あれからエイベルに探してもらったのだが、案外あっさり居場所が見つかり、早速面会の約束を取りつけ会いに行った。王都在住で助かったよ。
話を聞けば、やはり転移者だということが判明した。俺も転生者だと打ち明け、しばし地球談義に花を咲かせた。予想通り日本人だった。
一番のカルチャーショックは食生活だったと聞いて、米や味噌汁が恋しいよな、と互いにノスタルジアを覚えたものだ。
「じっちゃん、いる~?」
「おー、嬢ちゃんか」
「久しぶり! 元気だったか?」
「ご覧の通りだ」
六十代に足を突っ込んだばかりだという、じっちゃんこと本郷主税氏は、少し脚を引き摺りながらこちらへとやって来た。
転移する数ヶ月前にバイク事故に遭い、左足指と足首を骨折し、後遺症として神経障害が残ってしまったのだそうだ。若い頃にやった怪我なのだが、未だに痛みと痺れを起こす。いつもではないそうだが、具合の芳しくない日も少なくないらしい。痛ましいものだ。
「あとで足湯しよう。マッサージしてやるよ」
「いつものことだ、気にするな。それよりも、例のもの仕上がってるぞ」
「マジで!?」
じっちゃんに案内されて、浮き浮きと店の奥へとついていく。
型をいくつか試作してもらっていたのだ。これでもう少しレパートリーを増やせるぞ!
頼んだのはプリン型とマフィン型、そしてパンケーキ用のセルクルリングだ。
底が抜けるセルクル型は、緩い生地だと底から漏れることもあるので、基本的に浩介が使用していたのは底の抜けない共底型だ。シフォンケーキとタルトだけはセルクル型を使っていたが、それ以外は共底型にバターを塗って、小麦粉を薄く振って使っていた。その方が失敗も少ないし、オーブンシートは焼き上がった生地の側面にシワがよりやすいので、仕上がりに納得いかないことも多々あった。
オーブンシートが駄目なのではなく、単純に浩介には合わなかっただけなのだが。オーブンシートを使って綺麗に焼き上げる人も世の中にはたくさんいるからな。
通されたのは作業場の一角で、大きめのテーブルの上に試作品が並べられていた。
「嬢ちゃんのイメージ通りか?」
「まんまだよ! マジで助かる! ありがとう、じっちゃん!」
プリン型に十二個取りのマフィン型、パンケーキ用のセルクルリング。俺が思い出し模写した通りに仕上がっている。
今回チャレンジしてもらったのはアルミとブリキだ。どちらも熱伝導が良いので、アルミはシフォンケーキに、ブリキはパウンドケーキやスポンジケーキに最適なのだ。
創造魔法で完成品を作り出せば資金も手間もなく簡単なのだが、それでは経済は回らない。餅は餅屋ということで、同郷の誼もあってじっちゃんに製作を一任している。
俺がいなくても技術が進まなきゃ意味がない、という理由もある。
ナーガも言っていたしな。『リリーが発信すれば、それは国に巡って、いずれ他国へ、そして世界へもたらされるから』って。時間がかかっても、踏むべき段階は大事だ。
ブリキやアルミは製法が難しかったはずだが、炉など様々な装置に組み込まれた魔法陣が複雑怪奇で、俺にはよく分からなかった。じっちゃんは物理方面に長けた御仁のようだ。世が世ならばじっちゃんは錬金術師を名乗れたかもなぁ。
「これで試作品は勿体ない。これで十分だよ、じっちゃん」
「なら数を増やすか? 日数はかかるが」
「じゃあブリキでケーキ用の丸型各種と、パウンド型、タルト型を、アルミでシフォンケーキ型とタルトストーンをお願いしようかな。あ、タルト型とシフォンケーキ型は底が抜けるタイプのセルクル型を頼むよ」
「待て待て待て待て! 一遍に言われても覚えきれんわ! 何の呪文だそりゃ!」
「また描いてくる?」
「それが一番分かりやすいから頼む」
「了解」
じっちゃんが疲れたため息を吐いた。なんかごめんよ。
そこではたと思い出し、ケイシーに目配せした。
「じっちゃん。さっきオキュルシュスでシュークリーム作ったんだ。食べられる?」
「お~、食う食う! 嬢ちゃんの菓子は甘さ控えめで食べやすいし、あっちの菓子ばかりだから懐かしくて嬉しいんだ。ありがとな」
「俺も向こうの世界の話が出来るから嬉しいよ。同郷っていいもんだな。じっちゃんの外見も懐かしくてホッとする」
ケイシーが手早くシュークリームを取り出し、お茶の準備に取り掛かった。いつも仕事が早くて優秀だ。
「嬢ちゃんは目の色こそ日本人じゃないが、目鼻立ちはこの国のものとはちょっと違うな。東洋系だ」
「母方の血筋に他国の血が入ってるんだって。東洋系の顔立ちと黒髪は、その国に多いらしいよ」
「おれもいろんなところを転々としたが、そんな人種は見掛けた記憶がねえなぁ。どこの国か聞いてるのか?」
「聞いてない。珍しいのかな?」
「たぶんな。もしかしたら、おれのように転移させられた日本人の子孫だったりしてな」
「巡り巡って元日本人の俺が、転移者の日本人の子孫として転生したって? まっさか~」
天文学的な確率が俺の身に起きたって? そんな馬鹿な。
「わかんねえぞ? お前さんとこの親族以外に黒髪は見掛けたか? おれは嬢ちゃんの他に知らんぞ」
「そういえば………アバークロンビーのお婆様のご親戚にもいないな。イーデン兄様もお爺様と同じ茶褐色だし」
お婆様の亡くなっているご両親やそのご先祖様まではさすがに分からないが、お婆様のご兄弟とその子供達なら一度会っているので知っている。確かにお婆様の他に黒髪はいなかった。
―――――え、本当に転移者の子孫なの? マジで?
俺に爆弾を投下してくれたじっちゃんは、早速シュークリームにかぶりつき舌鼓を打った。
「うめぇな~! 嬢ちゃんの前世はパティシエか何かか?」
「え? ああ、違うよ。俺は塾の講師だった。菓子作りは一回り年の離れた妹のために覚えたものだよ。うち共働きだったからさ、妹の面倒は俺が見てたんだ。実質娘のように可愛がってたんだけど」
「それが今じゃお前さんこそが溺愛されるご令嬢に転生しちまったってわけか。人生何が起こるか分からんもんだな」
「まったくだよ。その人生も一度目は終了してるけどな」
「ははっ! 違いない」
ケイシーのいれてくれた紅茶を含みつつ、昔話に花が咲く。
「前世の記憶があるってことは、最期の瞬間も覚えてるのか」
「覚えてるよ、鮮明にね。殺されたんだ、俺」
「お嬢様………!」
ケイシーと護衛たちがさっと青ざめた。ああ、そう言えば誰にも話したことなかったな。訊いたじっちゃんも顔色がよくない。
「……すまん、不躾だった」
「気にするなよ。終わったことだ。それに、俺の死は生徒を守った証でもあるんだぜ?」
「そうなのか?」
「ああ。ただ心残りなのは、その子が俺の死を自分のせいだと感じていなければいいってことなんだけど」
「いい男だな、お前さん」
「だっろ~? 俺ってばいい男だったんだよ。なのに今はご令嬢だぜ? この遣る瀬なさ、分かってくれる?」
「難儀だなぁ」
「難儀なんだよ」
似たようなやり取りを以前イクスとやったな。難儀なのは今回俺の方だけど。
「お嬢様!」
突如、ケイシーと護衛たちが床に跪いた。
「今世では、必ずお側についております! 身命を賭してお守り致します!」
「ありがとう。でも命を賭けるのは許さないよ」
「しかし!」
「側に居てくれるんだろう?」
「勿論です!」
「じゃあ命なんか賭けずに側にいろ。命を盾に俺を守って、その後は? 誰が俺を守るんだ? 俺を守ると言ってくれるなら、俺と自分自身の命を守れ。前世の俺が後悔しているのは、まさにそこなんだぞ」
はっと、俺の配下たちが息を飲んだ。
そうだ。俺が後悔しているとすれば、その一点に尽きる。命を代償に守られた側の気持ちは置いてきぼりだ。助けたという自己満足にしかなっていない。それは家族に対してもそうだ。突然失われる痛みと深い悲しみを与えてしまった。親より先に死ぬなんて親不孝をやらかして、何を誇れると言うのか。
「俺とお前たち自身の命を守って、ずっと側に居てくれ。いいな?」
「―――――御意!」
「それから、前世の最期の話はみんなには内緒な? 要らぬ心配はかけたくないし、知らなくていい情報だ」
「御心のままに」
よしよし。素直で大変よろしい。
お父様とお兄様に知られたら大事になる。特にお兄様は、知ったら俺を片時も離さなくなる可能性が高いぞ。俺がその立場なら妹の側を絶対離れないだろうからな。
その点は浩介と思考が似ていて、手に取るように分かってしまう。
妹を溺愛するのは理解しやすいが、溺愛される側に立たされるとなれば話は別だ。俺は愛でられたいのではない、愛でたいんだ!
「いやはや……こうして目の当たりにすると、お前さんがやんごとなき家柄のご令嬢だと痛感するなぁ。口調はアレだが」
「そこはスルーしてくれ」
「幼女なのに、見た目は絶世の、と名詞がつくほどの美貌をしているのにな。いろいろと台無しにしているな、嬢ちゃん」
おい、そこで揃って頷くな、配下共!
いいじゃねえか、絶世の美女はお母様がいれば十分だろ? 俺の中身は変えられないって。台無しとか残念とか煩いわ。ほっとけ。
「じゃあそろそろ帰るよ。試作品は持って帰っていい?」
「ああ。次は素描持ってこい」
「そうする。ケーキクーラーとかパレットナイフとか、注文大量になるけど大丈夫? 急がなくていいけど」
足を引き摺ってたからな。痛みがあるのに大量注文は気が引ける。
「大丈夫だ。弟子たちも張り切ってるし、問題ない」
「そっか。じゃあ描き上げたらまた来るよ」
「おう」
「今回の支払いは?」
「次でいい」
「了解」
次来る時は、もっと地球の菓子を持参しよう。
じっちゃんが食べたいと言っていた和菓子も、材料探して作ってみるか。
◇◇◇
「―――――えっ! 明後日領地に!?」
「そうだ。仕事の調整がついたのでな。その心積もりでいるように」
「はい!」
夕刻帰宅したお父様から呼ばれ、赴いた執務室で唐突にそう言われた。
やった! ついにグレンヴィル領へ出発だ!
将来住む予定の領地をしっかり視察して、現状把握と改善点をチェックできる日がようやく来た! いやっほう!
「そんなに楽しみだったのか」
「勿論です!」
わくわくと沸き立つ好奇心に頬が緩んでいると、お父様が苦笑いを浮かべた。
そうだ、せっかく領地へ行くのだ。前々から計画していた一つを今こそ披露せねば!
「お父様。提案がございます」
「提案?」
「はい。グレンヴィル領で栽培して頂きたいものがもう一つあるのです」
「バニラビーンズの他にか?」
「はい。カカオを是非とも栽培したいのです」
「カカオ?」
エイベルと顔を見合わせて、何だそれはと疑問符が飛び交う顔でこちらを見た。
百聞は一見にしかず。食べて頂くのが一番手っ取り早い。
「カカオから作られるチョコレートを創造魔法で生成します」
思い浮かべるのはトリュフチョコレートだ。
ミルクガナッシュ、カフェミルク、生クリーム、ビターの四種類の、見た目と風味を思い浮かべる。
ブレンダが用意した皿にトリュフチョコレート四種類を生成した。驚く面々を放置して、味見に一つ手を伸ばした。
うん、問題ない。生前食べていた、某メーカーのトリュフチョコレートと遜色ない風味だ。
「甘い香りがするな。この黒い物も菓子なのか?」
「はい。カカオから作られる、トリュフチョコレートというものです。左からミルクガナッシュ、カフェミルク、生クリーム、ビターになります。ビターは他の三種類に比べて甘さを抑えた作りです。どうぞお試しください」
まずはエイベルが、失礼致します、と断ってから一番左のミルクガナッシュを口にした。
「これは………何とも癖になる菓子でございますね。上品な甘さでくどくなく、また滑らかな口溶けで、あっという間に溶けてなくなってしまいます」
食レポのような感想だな、エイベル。
「全種類一つずつ食べられるように生成してあるから、みんなも食べてみて」
お父様とエイベル、お父様専属と俺専属の侍女と護衛たちの分もきちんと生成済みだ。意見は多い方がいい。
お父様を始め、使用人たちもいそいそと皿へ手を伸ばす。
「おお、これは……っ」
「美味しい……!」
「ほんのりほろ苦くて、でも甘いだなんて……夢のようなお菓子だわ」
食レポ調がもう一人いたな。
反応は上々かな? やはりチョコレートも女性受けがいい。
売り上げを伸ばすためには女性をターゲットにすべきだ。女性同士の情報網は諜報機関にも劣らないと思っている。女性たちの口コミの影響力は半端ないのだ。食もファッションもアクセサリーも、様々な流行を作っているのは主に女性だ。
女性層を味方につけ、顧客を確保できれば売り上げも右肩上がりだろう。経済を回しているのは女性だと言っても過言ではないはずだ。
そう指摘したら、一様にいかんとも言いがたい顔をされた。え、間違ってる?
「これの原料がカカオなんだな?」
「はい。カカオは神の食べ物と言われるほど貴重なものでした」
神と聞いて、誰かが息を飲む音がした。
確かに、古代文明において、カカオは神への供物だった。カカオにたくさんのスパイスを効かせたビターな飲み物を作り、神への捧げものとして儀式で使用されていたという。
「このようなチョコレートとして形を成したのは百四十年ほど前です。それ以前は薬として、また媚薬や香油として王候貴族や富裕層に重宝されてきました」
「び、媚薬」
「花も恥じらうお嬢様の口から、媚薬……」
執務室に微妙な空気が流れる。
おい。俺を可憐な少女のように扱うな。俺のどこに守ってやりたくなるようないじらしさを感じることができる? 中身中年期のおっさんだぞ?
「リリー、ひとつ確認なんだが」
「何でしょう」
「カカオはチョコレートとして栽培するのだな? 媚薬ではないな?」
「勿論チョコレートが大本命です。媚薬や香油、または薬としてという意味でしたら、副産物として利用はしますよ? 無駄にはしません」
「そこはチョコレート一択だと嘘でもいいから言いなさい」
お父様が眉間を揉みほぐしている。何でだ。
「分かった。領地で栽培できないか検討しよう。苗は準備できるのか?」
「はい、ご心配なく。苗と、既に実が成っている状態のものとを現地で生成します。勿論こっそりと」
品種はハイブリッド種のトリニタリオ種にするつもりだ。カカオの品質が優れていることは大前提だが、何より耐病性があり栽培がしやすいという点だろう。
「では、チョコレートをお母様とお兄様へもお裾分けして参ります。特にお母様にはきちんと差し上げないと怒られてしまいますからね」
「違いない。下がりなさい」
「はい。失礼致します」
退出を見届けたユリシーズは、残された皿の上からチョコレートを摘まみ、深々とため息を吐いた。
「娘の口から媚薬などと、聞きたくはないものだな……」
「お察し致します」
口に含んだビターが苦り切った感情そのままのように感じて、本当に将来第一王子に嫁ぐことにでもなったらと、今から胃に穴が空きそうな嫌な想像が過った。
はあ、と今一度ため息を吐くと、ユリシーズは領地での、カカオ栽培に適した土地の選別に入ることにした。
「リリーには末恐ろしいほどの商才がある。あの子がああ言うからには、必ず巨額の利益を生み出すだろう。バニラビーンズとカカオの栽培は、いの一番で取り掛かるぞ」
「畏まりました」
バニラビーンズの市場へ卸すタイミングを聞いた時、ユリシーズは鳥肌が立った。恐らくチョコレートにも売り出すタイミングを設けていることだろう。
本当に、我が子ながら末恐ろしい。あの子はいったい何年先を見据えて行動しているのだろうか。
ユリシーズは雑念を振り払うように首を振ると、エイベルが準備した領地資料に目を通し始めた。
◇◇◇
『リリー、チョコレートだけど』
「分かってるよ。神様への供物にしろって言うんだろ?」
『分かってるならいいんだ』
お母様とお兄様にチョコレートを持って行ったあとに、ナーガがそんなことを言い出す。
お母様の喜びようは凄まじかった。どの世界でも女性というのは甘いものに目がないのだろう。喜んでもらえて何よりだ。
カカオ栽培とチョコレート生産にお母様は大賛成だった。社交界で一番に自慢する気満々らしい。お母様のためにも頑張ります!
「でもナーガ。神殿から転送する必要があるんだろ? もう閉まってるんじゃないか?」
『大丈夫。ナーガが転送する』
「じゃあいつもナーガに転送してもらえばいいんじゃないの? 出来上がってすぐに転送できるから、神様もその分待たなくていいだろ?」
しばし明後日の方角を見ていたナーガだったが、こくりと首肯した。
『それで構わないって』
「了解。じゃあ早速チョコレートを生成しますかね。シュークリームとベイクドチーズケーキはクリフに頼んどいたから、出来上がり次第またナーガが転送してくれ」
『わかった』
先程と同じイメージで、トリュフチョコレートを次々と生成していく。
「ナーガ、このまま転送していって。どれくらい必要か分かんないからさ」
『うん、いいよ~』
生み出された側から次々と消失していく様は異様だった。
生成し続けて数分が経ち、ようやくストップがかかる。
恐らく二百個は軽く超えてたぞ。めっちゃ食い意地張ってるな、神様。生成した俺自身がびっくりだよ。
ピロン!と懐かしい通知音がし、目の前に半透明なパネル、ウィンドウが開かれた。
「おっ。オプション追加されたぞ」
本当に、スマホやパソコンでお馴染みのグー○ルだった。
よし!と拳を握りしめ、早速検索をかけてみることにした。
守護魔法を付与するアクセサリーは、指輪が一番無難かと思った。王候貴族は指輪をしているのが常だから、違和感なく保持者の身を守れるだろう。どうせなら守護の意味を持つ宝石に付与すべきかと考えるが、宝石に疎いのでさっぱり分からなかったのだ。
「さてさて。どんな石が最適かな?」
次々話辺りでようやく領地へ出発できそうです。
ネタバレになってしまうので自重しますが、作者的には最初の山場が近い!とそわそわしています。
上手く書けるといいのですが……ハラハラ。
精進します!