141.対価
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少し宗教に触れていますが、ひとつの見解として流し読みしていただけると幸いです。
いろいろな思想、様々な観点があってもいいのだと、答えや正解なんて人それぞれ、それを押し付けるものではない、ということで、よろしくお願い致します(; ・`д・´)
絶望に突き落とされたまま足下で固まっているワイバーンを、リオンはちらりとも見ようとしない。ワイバーンの渾身の一撃さえ、周囲を鬱陶しく飛び回る蚊ほども興味がないのだと、それだけでよく分かる泰然自若とした態度だ。
喚こうが暴れようが気にも留めない。ご機嫌なリオンが注視しているのは、最初から俺ただ一人だった。
「いやはや、これは凄まじいね。よもや頑丈な毒針が根元から折れてしまうとは。あれだけ暴れてもびくともしない」
お兄様が感嘆の声をあげると、唖然としていた一同も同意とばかりに大きく頷いた。
思わず同情せずにはいられない、そんな圧倒的な力の差というものをはっきりと目視した出来事だった。
『ママ、次はどうするの?』
副音声よろしく、『死なない程度に噛み千切っていい?』と聴こえてしまうのは気のせいだろうか。
まるで投げた棒をキャッチして戻ってきた、次を期待してお座り待てをしているワンコのようだ。この場合投げてキャッチした棒はワイバーンになるが。
わざと逃して再び空中で鷲掴み、戻ってまた踏みつける、を繰り返せばめちゃくちゃ喜びそう……いやさすがにワイバーンが哀れか。
『ママ?』
「そうね、早速魔石の実験を――」
言い止して、そこではたと気づいた。
魔石の上に顕現したままフリーズしている粘稠塊をじっと見る。
「……人を呪わば穴二つ……」
他人の不幸を願い害を与えれば、自分にも同じ報いが訪れると警告する諺。そうだ、あれは呪物だ。
創造魔法に対価が存在するように、転生者の無属性にも相応のリスクがあるはず。同じ無属性魔法であるディックの未来視やトラヴィス殿下の神変を始め、七属性にも例外なく同様の縛りが存在する。転生者の状態操作にだけそれがないとは思えない。
実験とはいえワイバーンに魔法陣付き魔石を埋め込むのだから、同じく何かしらのリスクがあるはずだ。俺が無属性を発動する時はいつも創造魔法でごり押しする感じだが、転生者と同じリスクを背負う可能性があるなら、無計画に試すのは危険過ぎる。無属性に応える水色と桃色の魔素は今まで一度も反応したことはないが、絶対に安全だとも言い切れない。大袈裟なくらい慎重になるべきだろう。
一旦視点を切り換える意味で、ふう、と息を吐き出した。
呪物を作るためには穢れが必要だ。
穢れを発生させるためには命を冒涜する形で奪わなければならない。
奪えば奪われた相手から呪いを受け、それが澱のように溜まったものが呪物になる。殺めれば必ず穢れを受ける。それを使ってすでに呪殺しているなら、量産しているであろう呪物の数だけ本人も比例して呪いを受けているはず。
呪殺……。トラヴィス殿下の寝台は、正しくそれだったのではないか。
『違う? ナーガ』
『ご名答』
『やっぱりそうなのね』
あれは、トラヴィス殿下の確実な死を願うための魔法陣だった。まるで呪歌のようだと思った。
……うん? 呪歌?
何かが引っ掛かった。
対象者を呪う唄。トラヴィス殿下の寝台に仕掛けられていた魔法陣は、決して『唄』として成立するようなものではなかった。それなのに、俺は呪歌のようだと感じた……?
なんだろう、モヤモヤする。まだ何か重要なものを見落としている気がしてならない。
あの魔法陣には、十九ヶ所に衰弱死と、七ヶ所に深昏睡を願う呪いが書き込まれていた。欧文で記された血赤色の魔石とは違って、こちらの世界の、バンフィールド王国の言語で書かれていた。
数……にも、意味はない気がする。奇数は日本では縁起の良い数字とされているが、九は『苦』を連想するとして忌避される数字だ。七は『七福神』などめでたい数だが、『切断する』という意味を持ち、更に切断した骨の形が漢字の由来とされているので死者を連想してこれも不吉とされている。奇数でも偶数でも、これはあまり意味がないと思った。
粘稠塊はそのままに、魔石から魔法陣を浮かび上がらせる。
じっと観察しても、坑道で見た時と同じように見える。あの時に拾えたもの以上の何かを、違和感として感じてはいない。
寝台の魔法陣と、魔石の魔法陣。
この二つに共通するもの。
違う所なら山程あるのに、唯一かもしれない共通点なんて見つけられるのだろうか。そもそも共通点なんてあるのか? 何で俺は二つに共通点があるなんて思ったんだ?
「……………ん、あれ?」
そうだ、ローマ字表記とはいえ、読みにくいと思ったんだよな。それは寝台の魔法陣もそうで――。
「……………あっ!」
「リリー?」
訝しむお兄様方を放置して、俺は寝台の魔法陣のコピーを顕現させた。
魔石の魔法陣と見比べて、はたと膝を打つ。
「逆さまなんだわ!」
「逆さま?」
聞き返すお兄様に、今度こそしっかりと首肯してみせた。
「左の魔法陣は、第二王子殿下トラヴィス様に仕掛けられていた呪詛です。こちらには我が国の言語で記されているのでお兄様にも解読可能ですが、文字が逆さまになっているのがお分かりになりますでしょう?」
「ああ、確かに。これは読みにくいね」
そう、読みにくいから注釈が必要だったのだ。百八十度回転させて通常の文字に戻した注釈が。
それは魔石の魔法陣も同じで、バンフィールド王国の言語よりは読みやすい欧文でさえ、ゆっくりとしか読み解けなかった。こんなにもあからさまな違いだというのに、何故今の今まで気づかなかったのか。
いや、違うな。気づいていたのに、それを「読みにくい」と思うだけでそれ以上の疑問は霧散していたんだ。これも思考誘導か……全てではなくとも、確実に俺にも効いている。本当に厄介だ。
さて。そのことは今はいい。
逆さま。逆さまとは【逆】のことだ。【逆】は【死者】に通じる。日本の葬送儀礼で故人が着物の襟を上下逆さまに着ていれば、それは【死装束】だ。故に、故人には様々な逆さごとを行う。例えば逆さ屏風などがそうだ。それは、死後の世界が現し世の裏返しになっていると考えられているからだ。故人の亡骸に悪霊が入らないよう、魔除けのため逆さまにする風習がある。裏を返せば、寝ている生者にやってはならない呪いだ。
加えて、【逆】には【サカ歌】という呪いがある。歌に呪詛を込める呪いだ。呪いをかけることを目的とした歌で、奄美大島に伝わる強力な呪歌だという。
そう、歌。寝台の魔法陣に呪歌を連想した第一印象は大正解だったのだろう。歌の要素はないと思っていたが、並べ替えるとアナグラムになっていた。サカ歌の特徴として、歌には墓や亡者などあの世と死に繋がる直接的な言葉が込められ、呪いをかけようとする。まさに「衰弱死」や「深昏睡」がそれだ。それを、俺は「成長」と「覚醒」に塗り替えた。唄掛けの「返歌」に当たる呪詛返しだ。トラヴィス殿下のお命は助かり、返歌した俺も無傷。であれば、呪詛は返されたということ。あの時、転生者は何かしらのダメージを負ったはずだ。
『そうなんでしょ、ナーガ』
『さすがリリーだね。現時点でそこまで気づけたんだ』
よかった、間違っていなかった。
ということは、結果的に転生者にやり返したってことだ。やられてばかりだと思っていたが、やるじゃん、俺!
『天狗は駄目だよ。油断大敵』
『そうね、そのとおりだわ』
危ない危ない。有頂天になって警戒心を忘れちゃ意味がない。
さて、サカ歌を意識して、魔石の魔法陣を改めて解析しよう。
魔法陣に刻まれているのは、恐慌・誘引・感染の三つ。恐慌はダミーの魅了で隠されていた。
ローマ字表記のまま、重複するものは消していく。そうして残ったものは【i】【n】【a】【s】【e】の五つだ。これをアナグラム化してみる。
「―――――死ね」
はは、と笑いが漏れた。
【a】を残せば、【sine】になる。シネ、つまり、死ねと端的に呪っている。
残った【a】は何だろうか。個を表す? それとも『anser』の【a】か。もしくは加速度を表す量記号【a】?
いやそれもおかしいか。これじゃ式もなく滅茶苦茶だ。加速度量記号はないな。うーん、これは考えてもわからないな。上手く嵌った【sine】も、嵌った気がするだけで本当は違うのだろうか。いかん、袋小路に嵌りそうだ。
しかし、なるほどな。アナグラム化された【sine】だった場合、坑道で暴いた際に吐血したのは、呪詛を完全にレジストしきれなかったせいか。返歌の機会を与えない、暴いた者へ確実な死を願う大変危険なものだったとはっきりした。本当に、つくづく嫌になる相手だ。
『合ってる?』
『合ってるよ。ちなみに【a】は、アルファベット最初の文字だから、最初に暴いた者へ死の呪いが掛かるようになってた』
『え? そんな単純な意味でいいの?』
『本人がそれでいいと思っているんだから、それで成立するのが魔法だよ。そもそも複雑化出来るほどの能力も頭もないよ』
『し、辛辣』
そうか、それで成立しちゃうのか。
そうだよな、魔法はイメージが重要なんだから、わざわざ複雑にする必要はないのか。
意外と言うか、勝手に強大な巨悪の根源みたいに思っていたから、何だか拍子抜けしちゃうな……。
『リリー。ひとつだけ忠告』
『え?』
『リリーがレジストしきれなかった呪詛は、本来なら即死する強力なものだった。解析しようとしたのが王宮直属機関だったなら、確実に死者が出てたよ。リリーだからこそ吐血で済んだ』
『……即死』
本当に、他人の命なんてどうでもいいんだな。
拍子抜けとかぬるい事言ってる場合じゃない。
「リリー、何かわかったんだね? そろそろ僕らにも教えてほしい」
「はい、お兄様。お待たせ致しました。ご説明させて頂きます」
俺は一つ一つ、記された欧文の意味からアナグラムまで丁寧に説明した。次第に表情が険しくなってきたのは、お兄様だけの話ではなかった。
「それが本当なら、これを暴いた君に呪いは発動していたはずだ。よく無事でいてくれた」
ドキッとした。僅かに跳ねた肩に、目敏く気づいたお兄様が鋭い視線を向けてくる。
「……そういえば、黒衣隊が叫んでいたね。『お嬢様!』と」
ヤバい! 気づかれた!
「黒衣隊。命令だ。あの時なにが起こっていたか、正確に報告しろ」
「……………はっ」
申し訳なさそうにちらりと俺を窺ってから、ノエルがお兄様に応じた。
いや、うん。嫡嗣命令だからね。俺より優先されるべきものだから、それはいいんだ。いいんだけど、ヤバい。バレちゃう!
「―――――へぇ?」
ノエルから吐血したことまでまるっと状況報告されたお兄様が、一言、そう仰った。そわそわしていた俺は、あまりにも地を這うようなおどろおどろしい声音に再び肩を跳ねさせる。
「吐血、ねぇ?」
こ、怖い! 怖過ぎる!!
口角を上げて微笑んでいらっしゃるのに、お母様と同じヘリオトロープの目だけは一切笑っていない! 加えて常ならばお優しい声も、こんな低い声出せたんだと思わず現実逃避しちゃうほどには怒っていらっしゃる!!
「リリー」
「は、はい!」
「君のことだから、僕たちに余計な心配をかけたくないと配慮したのだろうけど、それは悪手だ」
「は、はい」
「心配かけないよう注意するのはいい。結果それは君自身を守ることになるからね。でもすでに起こったことで君に害が及んでいたならば、それは隠蔽すべきじゃない。君がよく口にする『ほうれんそう』案件だと僕は思うけど、リリーは違うみたいだね?」
「い、いいえ! ごめんなさい、お兄様。無事だったからなかったことにしてしまえば何も問題ないと、そう思ってしまいました」
「吐血は無事だったうちに入らないよ」
「はい……」
ご尤も過ぎてぐうの音も出ない。
しゅんと項垂れていると、不意に下げた頭をぽんぽんと撫でられた。
「困った子だね。本当に、何歳になっても危なっかしくて心配だよ」
はっと顔を上げれば、呆れたような苦笑を浮かべるお兄様と目が合った。
「これから先、隠蔽は無しだよ。起きたことは勝手に取捨選択せず報告すること。情報共有は必須だ。下手な気遣いは混乱を招く」
「はい。ごめんなさい」
「うん。反省してくれたのならこの話は終わりだ。呪いや吐血の影響はないね? 体調は?」
「一切問題ありません」
「そうか、なら良かった」
心底安堵したとばかりにほっと微笑んで、お兄様が俺の頬をひと撫でした。
お兄様、相変わらずやることがイケメンです。ご令嬢相手に絶対やらないでくださいね?
『ママ? 飛竜はもういらない?』
心まで折られてしまったのか、すっかり大人しくなったワイバーンを踏んづけたまま、リオンが可愛らしく小首を傾げる。「ひっ!」と新人騎士たちが悲鳴を噛み殺しているので、巨龍が可愛らしく見えるのは俺だけかもしれない。
「いいえ、リオン。もう少しそのまま捕まえていてくれるかしら」
『うん、わかった。任せて』
ワイバーンはリオンに任せておけば大丈夫だろう。検証するにしても、リスク回避は可能か確認しなくちゃならない。穢れなどもらうべきじゃないからな。
「ナーガ。あの魔石の魔法陣に、わたくしの干渉力がどこまで通じるか試したいのだけれど、あれは無属性だと言っていたわよね? わたくしの創造魔法に対価が存在するように、転生者の無属性にも対価があるのではなくて?」
『そうだね、あるよ。等価交換の軛から逃れるような力は存在しない。というか、存在を許されていない』
「リスク回避は許されていない? それは、神様がお創りになった規則だということかしら?」
『この世界を管理している神様も、そのルールに縛られているから』
「この世界の、神様? では、神々は他にもいらっしゃる?」
『そうだよ。リリーの前世の世界には、国ごとに祀る神が違ったでしょ? 日本には八百万の神々が存在している』
ああ、確かに。唯一神のみ存在するこちらの世界の方が、俺にとってはかなり珍しい。
「では、神々さえ縛る規則をお創りになった上位神がいらっしゃるのかしら」
『神界にははじまりの神がいる、とされている』
「はじまりの神? 〝いるとされている〟とは、神々でさえその御姿をご存知ではない?」
『そのように認識されている。元始の神が存在することは知っているけど、姿を見た者も、言葉を交わした者もいない』
「存在することだけは認識されている、元始の神様……」
では、俺をこの世界に転生させた神様も、元始の神によってつくられたルールから逸脱出来ないということか。創造魔法の対価は、神々にも同等の縛りを課すのだろう。神々とて決して万能ではないらしい。
「リリー。今の話を他所でしちゃ駄目だよ。絶対に。お前たちも他言無用だ」
思いの外厳しい声音でお兄様がそう仰った。
たぶん、教会に知られれば異端者認定されてしまうような危うい会話だったのだろう。唯一で絶対神、だからな、この世界で彼の方は。
首肯する俺や騎士団面々も、お兄様の言葉にしなかった部分を理解していた。この世界で異端者とされることは、人としての尊厳さえ認められないという極端なもの。教会に目をつけられて良いことなど一つもない。
元始の神など気になることは数多くあるが、今は検証可能かどうかに集中しよう。
神々でさえ把握していない神界についてなど、一介の人間でしかない俺があれこれと考えたって仕方ない。そもそも人間に知る権利などないだろう。それこそ禁忌に触れる。
「ではナーガ、転生者の無属性について質問させて。あれの対価は、穢れを身に宿すこと?」
『ちょっと違う』
「違う? 呪詛には呪詛返しが付き物でしょう?」
『そうだけど、それは返されるリスクであって、発動する対価にはならないよ』
「リスクと対価は別物?」
『そう。何だと思う?』
対価は差し出すべきもので、リスクは負うもの。他者に呪詛をかければ、そっくりそのまま跳ね返される危険もある。つまりこれは負うべきリスクだ。じゃあ対価は?
「対価は身を削るべきこと……人を呪う……穢れ……」
はっとした。
そうだ、日本の民俗学の一つに、【ケガレ】は【気枯れ】である、とある。気が枯れた状態で、【気を良める】、【清める】とし、気を回復する、すなわち穢れを祓うという考え方だ。
穢れに触れ、気が枯れる。気とは精神、心神を指す。心神……心神耗弱……?
善悪を判断する是非弁別能力と、善悪の判断で自己の行動を抑制する行動制御能力が欠如している状態を心神耗弱と言うが……まさか。
「精神を病むの……? 状態操作なんて能力を持ちながら、その耐性が自分にはない?」
『ご名答』
なんだよ、それ……。
善悪の区別がつかず、行動の抑制もきかない? それが対価だって?
「これまで転生者がやったことは、そもそも本人の意思じゃないってことなの?」
『ううん。本人が心から望んだ結果だよ』
「望んだ結果って……心神耗弱が? そんなの、狂ってるわ」
『そう。狂ってるんだ』
「……………」
意味がわからない。転生者のことが益々理解できなくなった。
『穢れの観念は何か知ってる?』
「穢れの観念? 確か、死・病気・出産・性交・女性・怪我・排泄、だったかしら」
月経や女性を穢れとするのは古代インドの思想とその影響を受けた仏教由来のものらしいが、女性蔑視も甚だしいと俺は思う。月経や出産を女性の罪業として不浄とする価値観が理解できない。日本の仏教では、女性は生まれながらに穢れと罪業を伴うとして、必ず血の池地獄に落ちるとしている。そのうえで、血盆経という救済する経典があるが、そもそもが、生命は女性から生まれ落ちるというのに可笑しな話だ。生命の誕生を神秘といい、命をかけて産み落とす女性は血の穢れがあるという。矛盾していると思うのは俺だけじゃないはずだ。
『そうだね。血の穢れはあるけど、子孫を育むものを不浄としたのは神々ではないから』
「人の思想、ということね」
『そう。人の世は、人が作り出すものだから』
不浄であるはずがない、と。言い換えれば、不浄ではない者など存在しないことになる。だって人間は、男女関係なく皆等しく血の穢れを纏って産まれてくるのだから。
『もう一人の転生者はね、穢れの観念で言えば、五つの罪業を手放さずに能力の糧としたんだ』
もう一人の転生者が誰か、少しだけ匂わせてみました。
この時点でお気づきになった方はいらっしゃるだろうか……おられたら凄いですヮ(゜д゜)ォ!
その洞察力、あやかりたい\(◎o◎)/!