2話 再奏の崖
庭には二羽の鶏がいたで同じみ二話です
「はーいじゃあレノヴァ、目をつむってー…はい!もう開けていいよー」
「一体何だったんですか」
そう言い目をを開けるとそこはもうさっきまでいた図書館ではなく広く続く草原、そしてそこに立つ白く美しい都市だった
「驚いた?これくらい私にかかれば簡単、そしてここがあなたが本で見た剣と魔法の都市国家、オリヴィアだよ」
「オリヴィア…」
「一通り見たら後ろで準備しとくからおいでね」
カルマ様はそう言って離れていく
ここで起きることはすでに分かっている、だがそれを変えるにはどうするべきだそんなことを考えながら後ろを振り返った瞬間
「よっと」
その一言とともに家が建った、目の前に広がった意味のわからない光景に困惑しつつ聞く
「魔法って、本当になんでもできるんですね」
「ふふふ、レノヴァ君、魔法とは想像の世界つまりイメージできればなんでもできるのだよ。だがまぁ、我ながら一発にしてはとてもよくできたのではないかな?どうどう?」
創造された建物は木造のコテージのようなものでしかも二階建て、三人で暮らすには十分と思ったところでふと思い出す
「あれ、サンクトゥム様は?」
「あー多分あいつならそろそろ鹿か馬とでも仲良くなってくるんじゃないかな」
それ遠回しに馬鹿って言ってません?とか思ってると
「ふはははは!二人共見よ!角が鹿見たいな馬がいたぞ!」
横の森から私の常識から外れた生物の首をつかんでるサンクトゥム様が出てきた
「ね?馬鹿でしょ?あいつ新しいとこに行くと一旦鹿とか馬っぽい生き物連れてくるの」
サンクトゥム様はじゃあ私はカルマと話すことがあるからこいつはくれてやろうとか言って
連れてきた生き物を私に送ってきた
その生き物は私の足に鼻をすりすりしながら隣に座っている私はしゃがんで頭をなでながら
「突然ごめんね、君を傷つけるつもりはないから、もう行っていいよ」
そう言うと少し喜んだように鳴いてから森に消えていった
「レノヴァー?その鹿なんだけどさー、あれ?どっかいっちゃった?」
カルマ様が話し終わったようでこっちに来て話しかけてきた
「先ほどかわいそうだったので逃がしてしまいましたが、何かあったのですか?」
「いやー、なんかあの鹿豊穣の神の使いっぽいんだけどどうしてここにいるんだろってね」
何とも言えない表情でそう言う
「まぁいいか、明日はオリヴィアに行くから今日はいったんゆっくりしよ?久しぶりに膝枕とかしてあげるよ」
「別に求めてないんですけど、膝枕」
「ふーん、じゃあやってあげないー」
「別にやるなとも言ってないんですけど」
「えー、素直じゃないなぁレノヴァは」
そんな会話をしながら一日目を過ごした
都市国家オリヴィアその王宮で行われた預言者と王の会話
「王、予言が再び舞い降りました」
「またか、今回はどんなネガティブなものか、聞かせてくれ」
「訪れた黎明により旧世界が再び訪れる、と」
「ほう?黎明、それに旧世界か、あの王朝が復権を果たすなら私は…」
「えぇ、必ずや悲願を果たしましょう」
「…こんな感じでいいのか?フェルニル」
「ああ、十分楽しめた、にしても予言は面白いことを言う」
「そう言えば、再奏の崖に家が建ったそうだ」
「ほう?あの場所は私でさえ開拓できなかったというのにか?」
「そうだ、つまり黎明はすでに訪れたということだな」
「二度も彼女に助けられるか、明日にでもあいさつに行こう」
「私も行こう」




