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新たな変態現る。★「筋肉魔法それすなわちマッスルアーツなり」

次の日は学校案内だった。とあるネズミが住む遊園地の地図のような物を渡され、教師について行く・・・・・・はずだったのだがクロニャが絡まれていた。現地人かと思いきや、日本人だった。ちなみに美形である。


「お前、忌み人とか呼ばれているくせに玄トリプルSなんだってなぁ。ここで勝負して負けたらオレ様の奴隷になれ」


 全くもって本当に全くもって筋の通らない話である。あと、こいつクロニャの性別知らないな、と鈴音は思った。てか、性別教えたら解決するんじゃないかとも思った。


 ちなみに今クロニャは制服である、性別がばれないのは(別に隠しているわけでもないが)ローブだからである。ちなみに桃はローブの下に何も着ていない。変態である。買ってあげた装備が全部無駄である。


「オレは珀トリプルSで第三階梯の魔法まで使えるんだぜぇ?」


 かませかな? と思った鈴音だったが。自分の白の才能がGであることを思いだし。珀SSSはこれから役に立つし『敵だった奴が味方に!』という展開も予想できる。こいつの味方にはなりたくないと思う鈴音だったが。ちなみに勝負は、


「特異能力〈影踏み〉」


 とクロニャがささやき。敵に後ろにワープしナイフを首につきつけて終わった。あっけなさすぎる。

 ちなみにクロニャの能力は視界に入った影に転移するというモノである。たとえ物理的な壁や高低差――窓などを挟んで地面に降り立つことも出来る。


 そして結果。

「お見それしました! そして申し訳ありません! 何卒の私をあなた様の奴隷にさせていただきたく。まずは踏んで、踏んでください。後罵声もかけていただけると・・・・・・」

 変態だった。声もなんだか甲高くなっている。


「こわい・・・・・・」

 クロニャはおびえていた。鈴音の背後に回る。クロニャが男だとわかってもかわいいなぁと思った鈴音だった。


「ああ、まずは自己紹介でしたね。オレ様の名前は庫雄忍こゆうしのぶあなた様のしがない奴隷であります。ご主人様に名前はクロニャと聞き及んでおります。とってもかわいらしい名前ですね」

 鈴音もこの変わり様は怖いと思った。


「クロニャ様を拝見したときからときめきが止まらず。もう、こうなったら奴隷にするか奴隷になるかしかないなと思いまして」

 何て思考が極端な奴と鈴音は思った。


「そういうモノはいらないでありんす。まずは友人からでござりんす」

「友人プレイですねわかりました」

 友人プレイって何だ? とこの場に居た皆が思った。


 そこでパンパンと手を叩く音が聞こえ、そちらに視線を移すと教師がいた。

「この学園では決闘が推奨されているから見逃したが。主目的忘れてねぇか? 教師無視してねぇか?」


 教師から若干の怒気が感じれ。みなは教師に向き直った。


 学園内を案内された鈴音達だったが。あまりに施設が多すぎてここでは割愛する。闘技場や海、山、森林、ダンジョン何でもござれだった。


「ダンジョンってゲームみたいでちね。ダンジョンからモンスターはでてこないでちか?」

「スタンピードが起きない限り大丈夫らしいぞ」

「スタンピードでありんすか?」


「ようはダンジョン内のモンスターが飽和しあふれ出すことだ。生徒がダンジョンを利用することでそれを防いでいる」

 と教師の解説。ちなみにこの教師ムキムキである。担当は緑魔法。筋肉魔法マッスルアーツを教えるらしい。


「マッスルアーツ・・・・・・でち?」

 ちなみに鈴音も能力残滓でマッスルな魔法を使えるのでなんとも言えない。


 そして、学校案内で日が暮れた。


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