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オークと人間は同一種!?★「この世界のオークはモテモテでありんす」

「やーだーーーーー、二人とも人間じゃないでちーー!!」

「確かに人間ではないんだよな、スキルボード的に」


とかいいながら逃げ回る桃を捕まえてクロニャに着付けをしてもらった。ちなみに防具店では「占めて56万円になりますと言われた」金貨一枚は日本円にして一体いくらなんだ? と鈴音は思った。


ちなみにその場ではクレジットカードで払った。ちなみに鈴音は元の服にローブを着ただけである。なぜなら着心地が圧倒的に違うからだ。


 クロニャも服がボロボロなので買い直した。ちなみに、鈴音は武器を買っていない。鈴音には〈レイラ〉という機械武装があるからだ。


 本来完全展開すると天使とドラゴンを混ぜたような機械に包まれるのだが、能力残滓ではそこまでは出来ない。ガンブレイドと鞘の展開だけある。他には野営道具やスマホの充電器などを買った。食料品関係は一切買っていない。食べ物を出す能力残滓が鈴音にはあるからだ。


「しかし、クロニャは着付け上手いな」

「仕事でありんした」


 桃にはフルプレートアーマーでも付けて欲しかったが本人が死にそうになるので。〈下着、上、下〉〈ジャージ、上〉〈麻の服、下〉〈チェインメイル上〉〈胸当て〉〈サポーター〉〈クローク〉にとどまった。ちなみに武器はオーソドックスに両手剣だ。


「しぬでち」

 街から出て道端。桃がしおれた花のようになっていた。

「取り敢えず効果を確かめてみよう。桃パージしてみな」

「おおぅパージッ!」

 両手剣を構えシャキッと立った桃が宣言する。カランと手から両手剣が落ちた。


「なるほどまずは武器がパージされるのか」

「武器使うなってことでちか!?」


 その後いろいろと試した結果、桃は下着に近い服をパージしたほど能力、継続時間ともに上がることがわかった。ちなみに全裸の桃を見ても鈴音は特に感動しない。

 転移しまくりなんやこんやあり、もう枯れているのかもしれない。ちなみに当然かもしれないが裸を見てもクロニャも特に感動した風はない。


 クロニャに装備を着せられている桃は、

「ずっと全裸でいたいでち」

 とか言っている。ちなみに桃の露出癖は誰かに見せなくても自分が裸になっていれば良いそうだ。

「次は〈ツギニムカウ森林〉に向かう」

「その名前はふざけているんでちか」


「前にも言ったとおり、固有名詞だから深い意味は無い。この世界にはモンスターがいるらしいからというか動物が全部モンスターらしいから。相手の力量を確かめないとな。スライムだって千差万別で雑魚から無敵に近いものまで世界によって全然違うからな」


「そのふざけた名前の森にはどんなモンスターがいるでちか?」

 ツギニムカウ森林に向かいながら会話する。

「ゴブリン、コボルト、アルラウネ、オーク、ドリアードがいるらしい」

「亜人型が多いでありんす」

「恐ろしいことにオークは人間の女性をさらって犯し子供を作るらしい」

「それはおかしいでち」


 桃が言うには馬とロバの子供にはラマが生まれるがラマとラマでは子供が生まれない。子孫と子孫で子供が生まれるかで同じ種かが決まるらしい。つまりオークと人間は同じ種ということになってしまうらしい。


「・・・・・・まあ、そんなことはいい」鈴音は考えることを放棄した。

「オークに襲われた女性を救いに行くぞ」


「それは余計なお世話でありんす」

 クロニャがいうにはオークに子供を作られた女性が自殺でもされたらオークも困る、その結果オークもオークで進化を重ね、とてつもないイケメンなオークが主流となりオークにさらわれた女性は毎日ホストクラブにいるような生活を送っているらしい。

 元夫が助けにいき女性に拒否されたという例もあるらしい。


「そういえば・・・・・・ものすごく聞きづらいんだが、ウェアキャットはモンスターに含まれないのか?」


「・・・・・・広い意味では含まれるでありんす。ちなみにわっちの両親は人間で先祖返り的にわっちが生まれたでありんす。それで売られたでありんす。でも獣人が主な住人の国もあってそこでは逆にヒト族がモンスター扱いされていたりするでありんす」


「・・・・・・結局この世界に住んでいる生物は全部モンスターなのかもしれないでち」

 真理をつく桃。


「・・・・・・確かに生物が全部モンスターで人間だけが別ってよりはあり得る話かもしれない」

「そう思うとゴブリン、コボルトとかも殺しづらいでち」


「よし方向性を決めよう。相手を殺すのは相手から攻撃されてきたときのみにしよう」

 と、鈴音は口で言いつつも攻撃されずとも、少しでも殺気を感じたら相手を殺す構えでいる。鈴音は自分でそう言いながらそんな甘っちょろい決意では到底異世界では生きていけないと思っている。


 だが、鈴音には敏感に殺気を感じる能力があり、彼女らには殺しに慣れて欲しくなかった。

「まぁ、この世界の難易度的に方向性は変えるけどね」

 チート能力でひたすら無双できる世界もあればめっちゃシビアな世界もある。


「おーけーでち」

「不服でありんす。主さん達はこの世界を知らなすぎるでありんす。それに・・・・・・それにわっちはもう人を殺しているでありんす」


「大丈夫だ。僕も人なんて万単位で殺してるし、敵意殺意を感じたら人間でも僕は殺せる。逆にそう決めないと、僕は出会う存在すべてを殺してしまう」


 どこか虚無を感じさせる目で右手を見つめ軽く握る鈴音に何か思ったのか。

「しょうが無いでありんす、今だけは納得しておくでござりんす」

 しばし深い沈黙が流れた後。

「・・・・・・な~にちゅーにしてるでちか?」

「いや、中二とかじゃなくて」


 鈴音は度重なる転移の中、魔王軍側につき人を殺しまくったこともあるのだ。それを思い出しつつ


も鈴音は明るい顔で、

「じゃあ〈ヤッパコッチニスッカ港町〉に行くか」

 と言った。

「もう名称には突っ込まないでち」


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