VS筋肉教師。マッスル! マッスル!★「筋肉はいらない・・・・・・」
――当日。試合開始。
〈鈴音の場合〉
鈴音は能力残滓という特異能力で無双できる。だがそれではつまらない。ので、今回はこの世界での魔法で戦おうと決意した。
転移先はダンジョンの中だった。
「って、なんでやねん」
思わず関西弁になる鈴音。赤魔法で稲妻を飛ばしゴブリンやコボルトを消し炭にする。向こうからかかってきたので。敵対しないという選択肢はない。出口を探すかこの中で消耗戦を続けるか、悩んだ末に鈴音は外に出ることを決意する。
なぜか? 日の光が届かないこの洞穴では神珠の補給ができないからだ。
だがしかし、なかなか出口が見つからない。ここは一体何階なのかと悩む鈴音。ちなみに桃にはダンジョンってなんで階段があるんでちか? と聞かれた。
赤の神珠が尽きる。次に使うは黒の神珠。
そんな感じですべての神珠が尽きた頃、鈴音はダンジョンの出口へと達した。
「筋肉!!!!!!」
目の前に筋肉教師がいた。
「なんでやねん」
本日二度目の関西弁。
先ほどは述べてないルールがある。それは試合には教師も参加し。教師を討伐した時点で本戦へといける、というルールだ。
「筋肉! 筋肉は燃えているか!?」
よくわからないことを言い出す筋肉教師。神珠は尽きている。鈴音の純粋な身体技工での勝負が始まった。
しばらく後。
なんと、鈴音は筋肉教師と渡り合っていた。これは鈴音が今まで転生し、転移し、身につけてきた身体技巧があるからだ。
だが限界が近かった。その技術はあくまで身体ができあがってから使うもの。今回の転移でリセットされてしまった筋肉は帰ってこない。
筋肉教師に筋肉によって敗北しかけた瞬間だ。能力残滓を使うか? と悩んだが鈴音は気がついた。
鈴音の渾身の右ストレート、それは筋肉教師にも目視できなかったものだ。何故それが可能だったかというと。〈現在は真っ昼間〉緑の神珠がチャージされたのだ。それで足りない筋肉をおぎなったのだ。
崩れ落ちる筋肉教師。
筋肉に対する筋肉での勝利。
鈴音の本戦出場が決まった瞬間であった。




