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魔法学園、学内トーナメント。★「服を脱がすな!」

 次の日の授業。


 担当は〈異世界転生、転移、召喚〉の教師だ。


「さて、今回の授業は〈特異能力〉についてだ。特異能力は転生者や転移者しか持たない。色とは関係ない魔法に似た何かだ、転生者はチート能力と呼ぶらしい。特異能力は発動時に能力名を宣言しなければいけないが弱点だ」


「はい。質問でありんす」

 手を上げるクロニャ。奴隷のくせいにとか声が聞こえる。


「なんだクロニャ」

「あの魔法効かない女は宣言してなかったでありんす」

「あれはパッシブ型という常駐型能力。もしくは、彼女が無意識に行っていた言葉がキーになっている可能性がある」


「はい」

 鈴音も手を上げる。

「と、言うことは、彼女がずっと無言でいればすごい魔法を使えるのでは?」


 パチンと指を鳴らす教師。

「それは思いつかなかった。今度試してみるか・・・・・・」

 でも騎士学校行っちゃたしなともごもごつぶやいている。


「ん、そういえば。みんな良い知らせがあるぞ。来月騎士学校との親善試合があるぞ」

 教師が言うには、


・この学校から学内トーナメントで五人選別して大会に出る。

・騎士学校と一対一の勝ち抜き戦。

・五対五の団体戦。

 それを行うらしい。

 後衛職と前衛職じゃ敵わないよぉと言っている人もいれば。魔法があれば対人戦なんて楽勝じゃんという人もいる。


「さぁ、みな、筋肉より頭脳と言うことを見せてやろうじゃないか!」

 そこで激しい音とともに扉が思いっきり開かれ、マッチョ――マッスルアーツの教師が現れた。


「呼んだか」

 教師を殺せそうなまなざしで見る筋肉魔法使い。


「さぁ、みな筋肉と頭脳派の筋肉の違いを見せつけてやろう! 親善試合もだが学内トーナメントも盛り上がるぞ、召還者のせいで鬱憤のたまっている貴族どももいるから気をつけなよー」

 結局脳筋ではないかと鈴音は思った。


 そんなこんなで学内トーナメント。・・・・・・の予選。


 騎士学校との親善試合も盛り上がるが、こちらもかなり盛り上がる。


 ルールはこうだ。

・参加者にクラスの成績、学年は関係ない。

・開始と同時に、教師が青魔法により生徒をこのだだっ広い校内にランダムに転移する。

・参加者は白魔法にて〈ヒットポイント〉という障壁が与えられる。

・一定量ダメージを受けるとヒットポイントが砕け、その時点で敗北。

・敗北者かどうかの判断はヒットポイントの魔法による、白の発光でわかる。つまり発光していない者は敗北者。

・故意に敗北者を攻撃した者も敗北。敗北した瞬間は光が飛び散るのでわかる。

・神珠は一五個まで持ち込める。

・参加者が三二名になった時点で決着。決勝トーナメントへと進める。


 それを聞いた召還組はわくわく顔である。


 ちなみに桃は人の服を脱がすので、参加が認められなかった・・・・・・。


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