魔法授業開始! 神珠ってなにそれ?★「勇者様、あなた方は奴隷です」
次の日・・・・・・の次の日。本格的に授業が始まった。
まず〈神珠〉という物が配られた。これが魔法の触媒らしい。
過去に鈴音は触媒魔法というモンスターの骨や血草木から魔法を使うことはあったがまた違う触媒の使い方である。
神珠について勇者は元から所持されており、貴族も高い金を出して購入していたので、下級貴族や平民以外はたくさん所持することとなった。しかも、この神珠成績によって配られる数が変動するらしい。
使い手に会わせて剣に装備したり、杖に装備したり、腕や足果ては頭に装備されるらしい。
この神珠には、朝焼けに白のちから、夕夜に青のちから、深夜に黒のちから、夕焼けに赤のちから、真昼に緑のちからをこめられ、その込められた力で魔法を使うらしい。
「さて、魔法の触媒がもらえてさぞうれしいだろうが。これからは歴史の時間だ!」
そう告げるのは、身長が高めで凛々しい顔立ちをし白衣を着た女性だった。緑色の煙に出る煙草を吸っている。健康に悪そうだ。白衣なのに歴史なのか。
「私はおまえらの主担任のカトレイナ・アレキサンドライトだ。よく覚えておけ。テストにでるぞ。――いや、でるわけねーな」
どうやらアクの強い方のようだ。
「てめーらが異世界から召喚された理由は覚えているな? だが、召喚組と違って人類の目的を真面目に聞いていない奴もきっと居る。んで説明させてもらうとする。召喚組のいた世界はどうだか知らんがこの世界は平らだ」
何でもこの世界は平らで天動説らしい、そして海の水は世界の端から下に落ち、世界の裏側には海を天とする世界が存在するらしい。
それぞれを表界、裏界というらしい。表界は魔王、裏界は聖王が司っており。人間は魔王とは和解しているが、聖王とは敵対しているらしい。
「つまりだ! おまえらは聖王を屈服させるための道具として呼ばれたわけだな、はっははっは」
いや、道具って正直すぎでしょ、と鈴音は思った。教室内がざわつく。そりゃそうだろう。
「このクラスに貴族がいなくて良かったな。いたら本当に道具のように使われたぞ。ちなみにランクごとの授業の他に色ごとの授業もあるから人間関係気をつけな」
例年、レベルの高いクラスは教育を受けた貴族が多いらしいが。今年はチート持ちの地球人が大半だ。
「聖王討伐頑張るでありんす」
隣の席でクロニャが気合いを入れていたので、
「いやそれは召喚組に任しとけば良いでしょ。僕達は楽しみにきたんだから。戦いからは遠ざかっておこう」
「それでいいんでありんすか!?」
「のんびりたのしもー」
「それでいいんでありんすか!」
鈴音が手を上げる。
「せんせー。そんなことより早く魔法が使いたいです」
「私の話を遮るとは良い度胸だな。ん? お前召喚組か? 面接に居なかった気がするが?」
「転移組です」
というか、この先生真面目に面接しているのかと、鈴音は感心した。
「よくわからんが、その顔つきからすると同じ場所出身だよな?」
「いえ、平行世界の可能性はあります」
鈴音が今まで転生した先では現代日本に見せかけて、妖怪や陰陽師がいたりサイキッカーが居たりしたこともあった。一時代前ではラノベでも現代ファンタジーが多かったものである。
「まーよくわからんが、かってにやっとくれ。さて授業を始めよう。まぁ、君たちは興味が無いだろうが、君たちに一番必要な歴史の授業だ!」
そして授業が始まる。が、授業シーンは退屈なので、カット、カット、カットぉぉぉ!
一部を載せるが、
「先生、一番敵襲に向いているのは?」「夜だ夜襲を行えるし一番殺傷能力の高い黒魔法が使いたい放題だしな」
「戦争に向いているのは?」「夕方だ、一番火力のある赤魔法がつかえ、逆光を背負える可能性があるからだ」
「緑魔法は・・・・・・」「筋肉だ、筋肉に聞け」
「平常時は一番白魔法が役に立ちます」
「せんせー青魔法はー?」「きっと役に立つときが来るさ・・・・・・」とかなんとか言っているが青魔法は変身などもあり、戦闘力こそ無いがかなり強いと鈴音は思った。
というかてけとーに禁書室に侵入したとき、青魔法は時間に関与したり、洗脳したりとやばいモノが多かった。
あえて生徒に教えないようにしているんだろう。ちなみに他には白魔法に相手の存在を痕跡記憶から消すというこわいものもあった。もう・・・・・・誰か消えてんのかな・・・・・・? 考えないようにしよう、後目立つことは控えよう。
ちなみにこれは基本的に平民出身のエリートの質問であり、召喚組はわいきゃいと魔法で楽しんでいるだけである・・・・・・。現状理解してんのかなーと鈴音は思った。軽い気持ちで戦闘に参加し廃人になった者を多く見ている鈴音である。
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