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異譚集  作者: 呉武鈴
11/13

不明確な感じ

急なことだった。いきなり物凄い音がしたと思ったら周りの景色が一切見えなくなった。真っ暗な中で僕はもがいた。上も下も右も左も分からない中で僕は自己を確立させるために必死になった。やがて地面に足がつき、上下左右が分かった。でも暗闇の中にいるのは変わりなく、僕は何も出来なかった。そのうち、ここが暗闇の中なのではなく周りが黒いだけなことに自分の手を見て気付いた。とりあえずここに立っていてもしょうがないと思ったので歩き回ってみた。静かだった。風の音もしない世界で僕は目的もなく歩き続けた。

どれほど歩いたのか分からない。いつしか僕は大の字になって横になっていた。


…疲れた。喉が渇いた。もう動けない。どうすればいいのだろう?…そうだ。こうしよう。


僕は最期の力を振り絞り立ち上がり、失敗すると分かっていてバク宙をした。



急なことだった。いきなり物凄い音がしたと思ったら周りの景色が一切見えなくなった。真っ暗な中で僕はもがいた。上も下も右も左も分からない中で僕は自己を確立させるために必死になった。


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