「渇望」「忘却の彼方」
「渇望」
どうした
そんな顔をして
どうしたい
何も持たずに駄々をこねて
世の中金だ
それはそうだ
世の中コネだ
それもそうだ
それでも皆死んでいく
すべて溶けていく世界で何を求めてる
「忘却の彼方」
僕はいつも忘れていく
いつかの彼は涙をぬぐって
見知らぬあの子はどこかで笑ってる
世界はいつも美しく
人はいつでも素晴らしい
コインは表裏でひとつだし
川の流れは岩を抉り抜き
星すら形を変えていく
何一つ留まらず 過ぎていく
例外なく
時は前にしか進めない
僕はもう二度と振り返らない