75話 憑く場所
「幽霊が憑く」と聞くと、勝手に背後に居ると思っていたが、霊の思惑?企み?意図?によって、憑く場所が別れることがあるそうだ。
ちなみに、後ろに居るくらいでは、「憑いて」「ない」から気にするなとも言われた。
普通は気になるよ?
先の友人の教えてくれたこと。
「殺してやる」
との明確な意思を持っての霊の憑き方は目を合わせようとする。
「体を乗っ取ってやる」
は首の後ろの付根の骨のくぼみ。
ここから入ろうとする。
他に体の穴から入りたがるのは、異性の幽霊で生前からの色キチガイ。
生前から色情霊に取り憑かれ、男女のトラブルで死んだのが多い。
憑きたいが、人のバリアが強くて近寄れない。
でも、その人に執着している場合。
足首を掴んで地面を引き摺られていると。
引きずり回されているから、ボロ布のようになっている。
たまに「あの人の足に黒いゴミ袋が絡まっている~」と思ったら目があって驚く事があるそう。
夜の歌舞伎町には多いのだよね~
と言うが、オマエ、何しに行ってるんだよ?
足首に~の件で、そういえば、昔のテレビ番組でオーラの見える人が、
「人が意識している場所はオーラが強い。頭から徐々に下に向けて小さくなる」
と言っていた。
加えて、
「もし、怪我をしやすい場所があるなら、そこにオーラを厚く強く纏わせるようにしなさい」
的な事も言っていたので気にするようにはしているが、どうしても小指をどこかにぶつけて痛い思いをする。というのは、なくならない。




