表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
領民0人スタートの辺境領主様 外伝集  作者: ふーろう/風楼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/121

コミカライズ50話 公開予告SS

本日18時ころ、コミックアース・スターさんにて公開予定です


「……あの時、こんな顔していたか? 私は全く覚えがないんだが……」


 ある日の昼下がり、自分のユルトでユンボが仕上げたコミックを読みながらそんな声を上げると……編み物をしていたアルナーがすっと視線をそらす。 


「……いや、本当に覚えがないんだが……」


 更に言葉を続けると、同じく編み物をしていたセナイとアイハンが視線をそらす。


 私としては本当に身に覚えがないんだが、フレイムドラゴンと戦った後に私はこんな顔をしてしまっていたのか……。


 あの場にユンボはいなかったはずで、そうなるとアルナー達から話を聞いて描いたに違いなく……うん、アルナー達がそうだと言うのならその通りなのだろう。


「うーむ……しまらないと言うかなんと言うか……せっかく格好良いシーンだったんだがなぁ。

 ユンボに言って描き直してもらうとか……」


「いや、そのままでいいんじゃないか、ディアスらしいし」


「うん、そう思う」

「らしいらしい」


 私がそんなことを言うと、アルナーとセナイ達がそう返してきて……私はなんとも言えない気分になりながらも頷き、その内容を受け入れる。


 受け入れもう一度頷き、立ち上がり……とりあえず読み終えたのでコミックの原稿をユンボに返すかとユルトを後にし、ユンボのユルトに向かう。


 ユルトに入ると鬼気迫る表情で次の原稿を描いているユンボの姿があり……それを覗き込むと、更に物凄い顔をしている私が描かれていた。


「いや、絶対こんな表情してないだろ!? これは違うだろう!?」


 思わずそう声を上げるとユンボは、なんだよ煩いなぁとそんなことを言いたげな顔をし……何も言わずに作業を再開させて、描き進めていく。


「いやいやいや、絶対こんな顔はしてなかったぞ!? 流石にこれはないはずだ!!」


 と、そんな声を上げるがユンボは聞く耳を持たず……いつのまにそんなものを用意していたのか、メーア布で作った輪っかのようなものを自らの頭に被せて……その輪っかでもって垂れた両耳を押さえつける。


 その輪っかはそうやって外の音を遮断するためのものらしく……本気で聞く耳を持つ気がないようだ。


「……まぁ、うん……皆は楽しんでくれているようだし、構わないんだがな……。

 程々にしてくれよ」


 ユンボのそんな態度に諦めた私がそう言うと、ユンボは作業を進めながらぐっと握りこぶしを突き出し親指を立ててくる。


「やっぱり聞こえているだろ!? それ!?」


 それを受けて私がそんな声を上げるが、ユンボがそれに反応することはなく、黙々と作業を進めていくのだった。


お読みいただきありがとうございました。


フレイムドラゴン戦の事後処理やら何やらの内容となってます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

本編はこちら




書籍版第14巻、コミカライズ第13巻絶賛予約、発売中です!
書籍版14巻販売リンク
コミカライズ13巻販売リンク

以下の画像をクリックorタッチで特集ページに飛ぶことが出来ます!


ji6mlm4hggrajm2zh3cc6x8acbhm_9tf_160_1nqji6mlm4hggrajm2zh3cc6x8acbhm_9tf_160_1nq
― 新着の感想 ―
[良い点] コミックの次回の話で…遂に!蒼穹の狩人!鷹人族の英雄!(これは自称)空の勇者!様々な異名を持つ!彼の登場ですな!楽しみです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ