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領民0人スタートの辺境領主様 外伝集  作者: ふーろう/風楼


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74/121

コミカライズ45話 公開予告SS

本日18時ころ、コミックアース・スターさんで公開予定です!


 洞人族はどのくらい頑丈なのか。


 そんな疑問を抱いたユンボは、洞人族達が元気に働く工房一帯へと足を運んでいた。


 ガチンガコンと激しい音が響き渡り、モクモクと山火事かと思うような煙が上がり、炉と汗まみれの洞人族が放つ熱で、この一帯だけ季節が変わったかのように気温が高い。


 寒さには強いが暑さに弱いユンボがうんざりとした表情でそんな一帯を歩いていると……鍋を素手で抱えて歩く洞人族が視界に入り込む。


 これから何か作業をするのか、それとも料理でもするのかと鍋の中を覗き込むと、鍋の中ではミルクスープがグツグツと煮え立っていて……熱いはずの鍋を素手で抱えている洞人族にユンボが物凄い視線を送る。


 唖然というか呆れというか……何も言えなくなっているユンボを見て洞人族は、首を傾げながら歩いていき、工房の一画にある小屋の中へとその鍋を運んでいく。


 その直後に小屋の中からワッと大歓声が上がり……どうやら食事を待ちわびていた洞人族が上げた声のようだ。


 手の皮が厚いのか、種族的に熱が平気なのか……いや、ナルバント達は鍛冶仕事の際、分厚い皮エプロンと皮手袋をしていたし、完全に平気だという訳でもないのだろう。


 人間族の職人も様々な仕事で手の皮が厚くなるとある程度の熱を耐えられるそうだが……先程のアレはそんな段階を越えていたようにも思える。


 信じられないものを見たと思いながらも、先程の光景をしっかりと手元の紙に書き込み……それからまた足を進めていると、いくつもの木の机を並べてそこで工作をしている洞人族達の姿が視界に入り込む。


 ハンマーを軽々振って、太い指で器用な細工を仕上げて、簡単に折れてしまいそうな細い針を全く曲げることなくスイスイと動かして。


 そんな作業を思わず見つめていると、勢い余ったのか一人の洞人族がハンマーを振り上げた際にすっぽ抜けさせてしまい、ハンマーがかなりの勢いで宙を舞う。


 するとそれが別の洞人族の後頭部にゴカンッと当たるが……当てられた洞人族は気にすることなく作業を進め、すっぽ抜けさせた洞人族は、


「すまんすまん、手が滑ったわい」


 なんてことを言いながら椅子から立ち上がり、ハンマーを拾い上げる。


「むう、角がへこんじまったのう」


 ハンマーを拾うなりそんなことを言った洞人族は、ハンマーの手入れをするためなのか、どこかへと歩いていってしまって……そしてそれを見送ったユンボは、ハンマーの方が負けるのかと、大口を開けて唖然とするのだった。


お読みいただきありがとうございました。


ナルバントの戦闘回となり、迫力満点ですよ!

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― 新着の感想 ―
[良い点] …さすが、岩人と言われるだけある頑丈さ…
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