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領民0人スタートの辺境領主様 外伝集  作者: ふーろう/風楼


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30/121

コミカライズ14話公開告知SS

本日18時頃、コミックアース・スターにて最新14話が公開予定です


 あれから少しの時が経って、尚もユンボはセナイとアイハンとの約束を、二人の秘密を守り続ける日々を送っていた。


 ユンボにとってそんな日々はただただ厄介でしかないものだったのだが、約束をしっかりと守っている姿を見せることで、セナイとアイハンからの信頼を得ることにも成功していて……そうしてユンボは二人だけの秘密を、森人としての秘密のいくつかを直接その目で見ることを許されていた。


 病気や瘴気から大地と作物を守る魔法や、作物の生育を早める魔法。


 生命の根幹である『食』に関わることになるその魔法は、使い方次第でいくらでも利益を上げることの出来る、大きな影響を周囲にもたらすものであり……魔法に詳しくないユンボでも、その価値が重要性が、秘密にする理由がよく分かるもので……ユンボはその秘密を明かしてくれた二人の信頼に応えるためにも、絶対に秘密を守ろうと、一層の覚悟でもってこれまでの日々を送っていたのだった。


 ……だが、そんなユンボの覚悟を信じることの出来ない何かが存在していた。


 イルク村の広場の、セナイとアイハンの畑の、二本の苗木の周囲から特に強く気配を感じ取る事のできる……二つの、二人の何か。


 犬人独特の感覚の鋭さから感じ取る事のできるそれは、セナイとアイハンにはない疑い深さでもって、ユンボが約束を破るのではないか、その秘密を漏らすのではないかと警戒し……ユンボの日々を厳しい目でもって監視していたのだった。


 水浴びしている最中。

 ブラッシングしてもらっている最中。

 食事中も、厠の中に居る間も、睡眠中さえも。


 寝ている間にどうやって秘密を漏らすと言うんだ!!


 と、そんなツッコミを入れるユンボに対し、それらは、


『寝言で言ってしまうかもしれない』


 と、声にならない声でもって反論してくる。


 そうしてそれらに監視され続ける日々を送ることになったユンボは、その内心でどうやってその監視から逃れるか、どうやってそれらをやり込めてやろうかと、そんなことを考え始める。


 今も尚、約束は守っていくつもりだし、秘密を漏らすつもりなどさらさら無いが、だとしてもこの状態は受け入れがたい。


 と、ユンボは悩んで悩んで、悩み抜いてから、それらに対し、


 いい加減にしないと、セナイとアイハンに告げ口するぞ。

 お前らに嫌がらせされてるって、秘密を守ってるのに嫌がらせを受けていると、告げ口するぞ。


 との言葉をかける。


 セナイとアイハンにこの事が知られてしまえば、嫌われてしまうかもしれない。

 そこまでいかなくても、最近になってしっかりとしてきたあの子達にお説教されてしまうかもしれない。


 そう考えたそれらは、ユンボに返す言葉もなく……その気配を消し去り、それらが居るべき場所へと戻っていくのだった。


お読み頂きありがとうございました。


本編で言うところの長い耳の三人の当たる部分となります

色々と良い感じで、アレがアレで……ネタバレなので言えないですが、ご期待くださいな!

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