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領民0人スタートの辺境領主様 外伝集  作者: ふーろう/風楼


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コミカライズ12話 公開予告SS

本日18時頃、コミックアース・スターさんにて最新12話が公開予定です


 昼食後のちょっとしたひと時を利用して、エイマに話を聞こうとしたらしいユンボ。


 エイマと私達が出会ったあの時の……草原までの道中での話や、あの事件が起きた際の裏話など、エイマしか知り得ない話を聞こうとしてのことだったらしいのだが……そこで一つの問題が起きてしまった。


 エイマは普段から子供達に勉強を教えたり、婦人会の面々が日常の中で抱いたちょっとした疑問質問に答えたりしているので、普通に対応してさえいれば、そんな問題など起こるはずがなかったのだが……エイマの性格というか、その欠点を知らないユンボの迂闊な発言によって、今回の悲劇が起きてしまったのだ。


『詳しい話を聞きたい、ですか?

 ……その詳しさっていうのは、どの程度のものでしょうか?

 ある程度ざっくりと? それとも徹底的に?』


 エイマは子供達が相手であれば、そんな質問を投げかけなかっただろう。

 子供達がそんなことを望んではいないと分かっているからだ。

 

 婦人会にしてもそうで、基本的に雑談をしたいだけなのだと分かっているから、わざわざそんな質問をしたりはしない。


 だがユンボは違う。


 自ら望んでエイマから話を聞きたいと考えていて、自らエイマの下を尋ねてきて……そしてその問いに対し、徹底的に話を聞きたいと、そういった返事をしてしまったのだ。


 その様子をたまたま見かけたセナイとアイハン曰く。


『エイマの眼鏡がぎらりって光った!』

『エイマのしっぽも、たいもうも、ばりばりにさかだってた!』


 とのことだった。


 ユンボがコミックの参考にしたいからとその質問をしているのはエイマも理解していて……そうしてエイマは、ユンボに対し徹底的な、事細かな……細かすぎる説明をし始めたのだった。


「ですから、このときの木箱の色はですね、ただ木の色という訳ではなくて、木箱を長持ちさせるための薬剤が塗ってあって―――」


「あ、馬車の中にしてもそうですよ、中々悪くない出来の馬車ですから、まずその構造を一から学ぶ必要が―――」


「それとボク達大耳跳び鼠人族は、砂漠生まれの関係で、毛並みがこう、砂を弾く感じになっていてですね―――」


 恐らくはユンボが求めていない類の説明を、事細かに徹底的に、ユンボが求めた通りにし続けるエイマ。


 一つの物、事柄を説明するたびに、そこからいくつもの小話が派生してしまって、そこから更に別の話が派生し、最早エイマともコミックとも関係の無い内容にまで至ってしまって……それでもエイマの口は止まることがない。


 最初は熱心に話を聞いていたユンボも、段々その勢いに飲まれてしまって、その熱意に負けてしまって、ぐったりとしてしまう……が、エイマはそれでもその口を止めようとはしない。


 そうして鼠らしいというかなんというか、せかせかと、細々とその身体を動かしながらのエイマのその話は……まさかの夜を越えて翌朝、朝日が登る時まで続いてしまうのだった。


お読み頂きありがとうございました!


最新12話では内容の通り、エイマが初登場となりますので、ご期待頂ければと思います!

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― 新着の感想 ―
[一言] 節分は・・・・無さそうだよなあ、この世界
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