表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
領民0人スタートの辺境領主様 外伝集  作者: ふーろう/風楼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

121/124

コミカライズ更新告知SS

71-2 72-1先読み 更新です!!



 鷹人族達が領民となって、一番大きく変わったことはアルナーの仕事が減ったことだろう。


 アルナーの家事の中には虫対策やネズミ対策といった仕事があり、薬湯を撒いたり薬草を焚いたり、あるいは物理的に処分したりと結構な忙しさだったようだ。


 しかし鷹人族達がいるとそれらの仕事は不要となってくれるようで……それだけ空の目からの狩猟というのは、効果的かつ効率的なものであるらしい。


 サーヒィ1人だけの時でも結構な効果があったのだが、そこに妻達が加わると更に効果が増して……それが今では群れ全部の鷹人族が領民となってくれている訳で、その効果は凄まじいことになっている。


 夏場なんかはいくら対策をしても虫を見かけるものだが、全くと言って良い程見かけなくなったし、ネズミなんかは最後にいつ見たのか思い出せない程だ。


 エイマによるとネズミが全くいない環境というのも問題があるらしいが、そこら辺も鷹人族達が対処してくれているらしいので、問題らしい問題は起きていない。


 細かいゴミとか虫とか、そういったものは全て鷹人族が捕まえるなり拾うなりして処分をしていて……エイマによる管理? も行われているらしいから問題はないのだろう。


 そんなネズミも虫も鷹人族にとっては普通に食料らしく、好む者達の食料として活用されているらしい。


 そうやって日常的に食べていればネズミ達が持つ病魔を宿してしまうことがあるようだが、鷹人族達は生まれつきそれらに強いらしく、特に問題はないようだ。


 ……イルク村に入る際に薬湯漬けなどの措置を受けることにはなるが、それを受け入れるのなら全く問題はない。


 結果としてアルナーの負担が減ることになり、同時にイルク村の中で病にかかる者も減っていった。


 他に比べてかなり病が少ないイルク村だが、セナイやアイハンを始めとした子供達、それとマヤ婆さん達が熱を出すことはそれなりにあること……だったのだけど、それも目に見えて減っている。


 それはそれで病人の世話という仕事が減る訳で……すっかりと鷹人族の存在はイルク村にとって欠かせないものとなっていた。


「……だからまぁ、たまこういう作業があるのも仕方ないのだろうなぁ」


 あれこれと考えてから広場に視線を巡らせ……目の前の焚き火に薪を放り込む。


「ま、たまに丸焼きをやるくらいは仕方ないだろう」


 そう返してきたのはアルナーで、目の前の石組みの窯で焼かれている黒ギーの丸焼きに、味付けのためのスープを振りかける。


 肉の丸焼き、これを食べるのが鷹人族にとってはとても重要なことのようだ。


 欠かせない……という訳ではない、そもそも自分達では不可能な調理法なのだから、それは当然だ。


 だがそのくらいの熱量で欲するものであり……時たま丸焼きの肉に爪を立ててクチバシを突き立てて、思いっきり自由に粗野に食事を楽しみたいという瞬間があるらしかった。


 という訳で今日は鷹人族全員分の丸焼き肉を作ってやる日。


 一頭で鷹人族10人前後分となるから……広場には相応の数の丸焼きが並ぶことになる。


 だがそれでもこれは意味のあることで、このくらいは仕方ないと思うくらいに鷹人族は普段から活躍してくれていて……そういう訳で私達は日が暮れるまでの間、心を込めての丸焼き作りに専念し、そして鷹人族達は出来上がった丸焼きに次々に飛びかかり、腹を膨らませすぎて飛べなくなってしまうまで、食事を堪能してくれるのだった。


お読みいただきありがとうございました。


サーヒィ大活躍!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

本編はこちら




書籍版第14巻、コミカライズ第13巻絶賛予約、発売中です!
書籍版14巻販売リンク
コミカライズ13巻販売リンク

以下の画像をクリックorタッチで特集ページに飛ぶことが出来ます!


ji6mlm4hggrajm2zh3cc6x8acbhm_9tf_160_1nqji6mlm4hggrajm2zh3cc6x8acbhm_9tf_160_1nq
― 新着の感想 ―
翼と鉤爪の足で牛一頭仕留めて、火加減調整しながら、調味料の調合して、ふりかけて、美味しい丸焼きにするって鷹人族にとってはすごい大変なことなので、虫退治ネズミ退治のご褒美に領主様にお強請りするのすごい合…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ