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領民0人スタートの辺境領主様 外伝集  作者: ふーろう/風楼


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コミカライズ更新告知SS

本日70-1話 70-2話(先読み)公開です!



 ある日のこと。


 森の見回りに行きたいとセナイ達が言うので、馬に乗って見回りに出ると、セナイ達はどういう訳かいつもとは違う様子で、森の隅々にまで視線を巡らせている。


 普段もしっかり見回ってはいるし、森の様子に興味津々ではあったのだけど、今日は特別注意を払っているようで……その目は鋭くなり、小さな木の葉すらも見流さないといった様子だ。


 何か探しているものでもあるのだろうか? と、ベイヤースの背の上で首を傾げていると、セナイ達は何か見つけたのか馬の背から飛び降りて、どこかへと駆けていく。


 マントを揺らしながら駆けた先はなんでもない木の根っこで……ナイフを抜いてそこから何かを採取し始める。


 革袋や背負いカゴに色々入れて馬へと戻ってきて……馬に乗り直したセナイとアイハンが声をかけてくる。


「神殿を草花で飾る!」

「いいくさがあった」


 なるほど? メーア神殿を飾るための草花を探していたのか。


 それで種を採取した……? にしても今は種が採れるような時期ではないような。


「この草は茎を植えれば良い」

「そしたらかんたんに、ふえる」


 ああ、そう言えば野菜にもそういう野菜があったような……なるほどなぁ。


「それならすぐに神殿に戻るか? 早く植えた方が良いんだろう?」


 と、私がそう言うとセナイ達はにっかりと笑ってこくりと頷き、手綱をしっかりと握る。


 それから私達はイルク村に戻って神殿に向かって、セナイ達が採取したという茎を神殿を囲うように植えていった。


 セナイ達の言う通りの配置で、植え方もその通りに。


 結果が出るのは十日くらい先になるらしい、まぁ草ならばそのくらいなのだろう。


 ……そして十日後、セナイ達と共に確認に行くと、メーア神殿には壁を這うように伸びる茎と大きな葉の姿があった。


 森の中では木の幹に巻き付いているような植物で、その葉の大きさは森よりも大きく瑞々しく、生き生きとしている。


「格好良い~!」

「きれい~~!」


 それを見てセナイとアイハン、どうやらセナイ達にとっては石造りのままの神殿よりも、そうやって草で覆われている姿の方が良いらしい。


 ……まぁ、森人族らしいと言えばそうなのかもしれないなぁ。


 そんな確認にはベン伯父さんも付き合ってくれていて……ベン伯父さんはどこか諦めたような表情で好きにしろと仕草で伝えてくる。


 私はそれに頷き返して感謝を示し、それをセナイ達にも伝えてやる。


 すると二人はにっかりと満面の笑みを見せてきて、


「これからも頑張る!」

「もっとしんでん、らしくする!」


 と、そんな言葉を返してくれて、余程に嬉しかったのだろう、元気いっぱい草に覆われ始めた神殿の周囲を駆け回ってみせるのだった。


お読みいただきありがとうございました。


セナイ達とのあれこれのお話です!

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― 新着の感想 ―
そろそろ、中学生位の年齢になりそう? ディアス前から臭い言われてだからなぁ、今更かなぁ 漢臭くて好きと遊牧民系には言われそうだけど 匂いに敏感なお年頃相手は悩み事増えそうですよねー
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