表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

学校生活〜歩みの中で〜

作者: かなりょう

人間の歩みには、それぞれ違いがある。


出会いも別れも。


ほかの短編小説の学校生活〜いつもの意味〜から


読むとよりこの物語を知ることが出来ます。



人間において。


歩みを止めることは、


生きることを、やめること、


である。


鈴虫の声も無くなり、


木の葉の声が聞こえる。


私は、防寒着を着て、


学校へ向かう。


駐輪場から昇降口へ


いつもの風景。


いつもの人達。


静かな廊下を抜け、


静かな教室に、、、、、。


その日の教室は違った。


どこかざわついている。


私は教室に入る。


クラスメイトが、


私を見る。その顔には、


驚きと嫉妬が満ちていた。


ある友人が黒板を、


そっと指を差す。


私は黒板をゆっくりと見る。





(ooとaaは恋人)


身体が震える。


目前が、突然真っ白になった。


秘密がバレた。


誰だ。誰がバラした。


秘密の場所がバレたのか。


不安でいっぱいだった。


放課後。


私は、裏山へ向かう。


秘密の場所には、


先客がいた。


彼女だ。


彼女はベンチに腰掛けている。


私は、彼女の隣に腰掛ける。


私は、ため息を吐く。


彼女が不思議そうにして、


私の顔を覗き込む。


私は、朝のことを話す。


彼女は、微笑んだ。


彼女が言うには、


これで堂々と手を繋げると。


学校で堂々と話ができると。


町で堂々とデートできると。



私は同意する。


ここに私と彼女の


新しい出会いが始まる。


私は歩みを止めない。


私には、彼女がいるから。


彼女のためなら何でもする。





歩みを止めることは、


生きることを、やめること。


である。


だから人間は歩み続ける。







それは、愛する者を


守るためかもしれない。






















読んでくれてありがとうございます。


歩みには、さまざまな意味がある。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 私も秘密を皆に知られるというつらい経験があるので刺さりました。そう、どんな事があっても前を向いて進む事が大事なんですよね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ