PROLOGUE:C'MON BABY AMERICA feat.にのい・しち
――ドロップアウト第3章クランクアップ、お疲れ様でした! アメリカの映画製作&配給会社であるID24との共同制作という話題を日米ともに振りまき、時の人となっているでしょう伊達賢太郎役に作品の監督も務められる伊達賢治さん、森大地役のフェニックス大さんにお越しいただきました! 2人とも宜しくお願いします!
「宜しく」
「うっす」
――アメリカでの撮影。お2人は英語も話せる役で臨まれていたと思いますが、ここで感じられた満足感などはありますでしょうか?
「ん~謎なのは大ちゃんが英語喋れる設定だよね」
「監督、それは設定じゃないです。事実です。お酒をどこかに置きましょうよ。えっと、僕が喋れるのはお芝居の勉強で短期間ですが外国に滞在したことがあるからです。まぁ留学みたいなものです。そういうのが全くないのにペラペラ話す監督の方が謎ですよ」
「まぁハリウッドに対する憧れはあったよね。そういうところで働いている方々と一緒に映像作品をつくったこと。コレは我々にとって凄い良い経験になったと思いますよ」
——伊達賢治監督一行はドロップアウト以外の作品製作もこの半年間でやったと聞きます。日米同時公開で話題になった映画「アメリカ24」やアメリカでのドラマ「ヘイ! カーティス!」の撮影にも携わったと聞きました。
「アメリカ24は大ちゃんも出ていたよね?」
「はい! でました! すごく光栄でした!」
「うん、アレに関してはノータッチで。イアン君が大ちゃんを採用したいぞって言ってくれて。俺たち的には関係ないんだけど、大ちゃん個人のことだしね」
「二つ返事でいきたかったですけど、当初ロシア人の設定でどうかい? と話があって。それは嫌なので明確にお断りしました。日本人の設定にしろと(笑)」
「意外と大和男児だよね。大ちゃんってさ」
——ロシア人設定のオファーがよくくると聞きます(笑)
「ね。迷惑ですよ。何でか知らないけど、入国拒否の対象に僕もなっているようですし」
「別に国の悪口を言ったワケでもないのにね」
——今回のドロップアウト第3章で森大地の存在感は増したと思います。またフェニックス大さんの存在感も増したのでないでしょうか? 日本では大さんが今回の収録を機にクリスタルエデン入りをすると噂にもなっております。
「ないね。全く考えてもないです」
「はい。監督が言われるように。劇団『希望の星』は不滅です」
「でも、ID24からは今後も出演依頼が届くんじゃない? ロシア人役で」
「やめて!」
――いま話題の映画監督、イアン・ディクソン氏とのコラボレーションは日本、いや、もはや世界中のクリエイターに希望を与えたと思います。その功績を成し得た理由もしくは秘訣が話せるなら。
「ないよ。いや、あるかもしれないけど、分からない。彼らID24が俺たちに興味を持ってくれて連絡してくれた。それでパッと夢がみられた。そうだとしか話せないね。大ちゃんの不死鳥もそれで全米を飛ぶことができたとしかね」
「そうですね。ただただ光栄。その言葉に尽きます」
――伊達監督もフェニックス大さんもまさにシンデレラ・ストーリーを監督また俳優さんとして駆け上がられたとみて良いでしょうか?
「いや、ドロップアウトはまだまだ続く。今回はイアンから俺たちにこんな声が掛かったから夢をみられただけでね。日本に帰国したら第4章の収録に入るよ。そこでみられる夢をまたみたいと思う」
「ついてゆきますよ! 監督!」
「……………………」
「……………………」
――チョット2人とも!! 見つめ合ってどうしたの!?
「夢はみるものでなくて叶えるものさ」
フェニックス大が微笑んで親指をたてる。
それはまるで意味深な一幕であった。




