人物紹介
解説回です。
回復まで時間がかかりそうなので、しばらく登場人物を紹介します。
〇坂本龍馬
第一の世界
慶応3年11月15日に暗殺されることはなく、大阪城に撤退した徳川慶喜と面談。無血開城へと導く。薩長と幕府との公議政体設立に奔走し、新政府の樹立に多大な貢献を行う。挙国一致の政体を作り上げると、長崎を拠点に海運業に尽力する。
新政府樹立時に民選議院設立の道筋をつけ、板垣退助らの自由民権運動を陰から支える。明治天皇からの信頼も厚く、自由な相談役として明治日本の外交通商政策を導く。陸奥宗光らと条約改正に尽力し、ロシアとの交渉も成功させる。
明治日本の立役者となるはずの人物であった。
第二の世界
1853年に江戸遊学、「大江戸大学」にギリギリで合格する。その後興味の向くまま、複数の学部に顔を出すだけでなく、横須賀の幕府海軍基地などに出入りするようになり、勝麟太郎に弟子入りする。翌年、ペリー艦隊の来航を迎えた幕府海軍の旗艦「大和魂参」に水夫として乗船。ペリー一行の歓迎晩餐会に武市半平太、乾退助、後藤象二郎と忍び込み、そこでエイブラハム・リンカーンと徳川吉宗との会話を盗み聞きすることになる。
その件で、一橋慶喜に呼び出された4人はロンドンーアメリカの長期留学を命じられることとなる。ロンドン留学中に一橋派が失権し、帰国が命じられるが、四人と長州藩の伊藤俊輔、井上聞多と共にアメリカ渡航の手段を探る。
第三の世界
慶応三年11月15日に暗殺され、天界へと導かれる。姉の乙女の姿を借りた地球の女神と交渉し、陸奥宗光、由利公正、板垣退助の様子を天界から見守ることになる。霊体となった龍馬に誰も気づかないが、後に形見の印籠を通して陸奥と、葛葉を通して由利と意思疎通が可能になる。また、岩倉具視とも源博雅-藤原保昌と伝えられた「葉二」の笛によって意思疎通が可能になる。また、後世の「坂本龍馬」の知名度によって、異界の狭間に行くことが可能になり、第一、二世界での記憶を共有するようになった。
療養が長期になりそうなので、少しずつ進めていきます。
読んでくださっている方々申し訳ありません。




