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第二部 八話 【気弱な勇者と興奮する勇者】


ヒロシは気弱な青年が探していた勇者だと明かされてもあまり驚かなかった。

なぜならヒカルの見た目が明らかに日本人だったからだ。


異世界人は皆髪がド派手な赤や金髪や青といったのが多かったり、

黒髪でも髪に変なモチーフの髪飾りがあったり、

顔に入れ墨していたり、耳が尖っていたりと、

とにかく派手なのだ。

だから見た目にまったく派手さがなく、

服装も地味な旅人風で

全体的に控えめな出で立ちのヒカルを見たヒロシは直感で

あ、日本人だ!

と思ったのだった。


「やっぱり君が勇者ヒカルだったんだね?

僕は勇者ヒロシ、なんだか名前も似てるし、

同じ勇者だし、多分君も日本人だよね?

よかったら仲良くしようじゃないか??」


ヒロシは自己紹介をしながら親密感を出してヒカルへ手を差し出す。

ヒカルは恐る恐る手を握り返してくれた。


「は、初めまして、勇者ヒカルです・・・」


二人が握手しているとフォシュラが騒ぎ出した。


「ちょっと!あんたが無敵の勇者なわけ?!

じゃあ何で今まで言わないのよ!!

てか無敵ならあんな狼に何で追われてたのよ!?」


「す、すみません・・・」


フォシュラに怒鳴られヒカルは下を向いて謝り黙ってしまった。


「フォシュラ怒らないの!

ヒロシ様?とりあえずラボに避難してからゆっくり話しませんか?

また狼人間が来たらまずいですし」


「了解♪じゃあ自己紹介の続きはラボで話そうか?」


ヒロシはコルリルのアドバイスでラボに移動することにした。

ラボを開きヒカルに向き直る。


「これは僕のスキル、ラボって言うんだけど、中は安全だし快適に過ごせるから、よかったら中で話さないかい??」


ヒロシは優しくヒカル誘ってみる。

ヒカルはラボを見て、ヒロシを見て、しばらく考えてから黙って頷いた。


「良し!それじゃあ一緒に付いてきて♪」


こうしてとりあえず新たな勇者がラボに入ってくれたのだった。



ラボのリビングルーム


「さぁさぁ♪お客様はこちらへどうぞ?」


ヒロシはヒカルを一番ふかふかで座り心地が良い椅子へ案内する。

ヒカルは恐る恐る座ってくれた。


「うん♪ヒカル君喉渇いてないかい?何か飲む?色々あるよ〜?

水、お茶、紅茶、

お酒も色々あるし、ココアとかコーヒーもあるんだぁ♪こちらの世界の素材で再現した物だけどね♪」


「あ、すみません、じ、じゃあお茶を・・・」


「了解!やっぱり日本人ならお茶だよね〜♪

ちょっと待っててね??」


ヒロシはヒカルを待たせて簡易キッチンでお茶を作っていた、

するとコルリルがそっと近寄ってきて耳打ちしてきた。


「ヒロシ様?あの人はヒロシ様と同郷の方なんですか??」


「うん♪多分ね♪直感だけど同じだと思うよ♪何でかな??」


「いえ、ただ本当に勇者様なら何で傭兵なんてしてるのか気になるじゃないですか。

あの人傭兵って感じ全然ないし、

最初もただの狼魔獣に追われているのを助けたんですよ?

何か裏があるんじゃないかなぁ?って思って」


「ハハハ♪コルリルは本当に心配性だなぁ?

大丈夫大丈夫♪ちゃんとこれから話を聞いて判断するからさ♪

・・・それにいくら無敵だとしてもラボに入れた時点でやり方はいくらでもあるからね♪」


ヒロシはヒカルがラボに入った時点で警戒を下げていた。

ラボの中ならたとえヒカルが本性を見せてもすぐ拘束出来るし何とでもなるからだ。


(まぁもし暴れ出したらすぐ拘束して解剖かなぁ?

まぁ解剖するにもメスが通るのかわかんないけどなぁ♪)


ヒロシの心が読めたのかコルリルは怯えた様子をしながら離れていった。




「さて!じゃあヒカル君、さっそく話そうか!?

あ、呼び方はヒカル君でよかったかな??」


「あ、はい、何でも大丈夫です」


「よかった♪じゃあヒカル君よろしくね♪」


ヒロシ達はリビングルームでヒカルの話を聞く準備が出来ていた。

あとからディロンも来て簡単に状況の説明もしていた。

そしてそれぞれ飲み物を持ち、テーブルを囲みヒカルに注目する。

ヒカルは非常に居心地が悪そうだった。


「そんなに緊張しないで!!

皆優しいからね?リラックスリラックス♪」


「は、はい、すみません」


ヒロシはヒカルをリラックスさせようとするが、まったく効果がなかった。


「ん~~?緊張が解けないなぁ♪

じゃあヒカル君の話の前にまずはこっちの自己紹介からしようかな?

その方がリラックス出来るかもだしね♪


じゃあまずはコルリルから!

コルリルは見ての通り妖精で凄腕の召喚魔術師だよ♪

性格は優しいけど色々口うるさい所もあったり、

真面目だけどド天然な感じもある、

まぁゲームで言うならグラ◯ルとか原◯に出てくる主人公の横にいつもいるマスコットキャラみたいな感じかな♪」


「ふふっ」


「???」


ヒロシの説明にヒカルは少し笑顔になった。

コルリルは何のことかわからないので困った笑顔になっていた。


「続いてフォシュラ!フォシュラはめちゃくちゃ強い火炎魔術師だ♪

性格は優しいのに口悪いし、どこかガサツな感じもある。

ちゃんと仲間想いだけど仲間対して扱いが雑!って感じは、映画のキャラに例えるならジ◯リに出てくる威勢の良いおばあさんって感じかな♪」


「ブハッ!」


「ちょっとあんた!何かわからないけど馬鹿にしてるでしょ!?」


ヒロシの例えにヒカルは噴き出し、フォシュラはヒロシに怒りを向ける。

ヒロシは構わず紹介を続けた。


「はいはい!最後はフォシュラのお兄さん、ディロン・バーンさんです!

ディロンはめちゃくちゃ強い戦士でめっちゃ頼りになるお兄ちゃんだよ♪

寡黙だけど優しいし、皆を良く見てるし頭も良い♪

アニメで言うならド◯ゴンボールに出てくるピッ◯ロさんだね♪」


「ハハハ!」


「うむ、良くわからんが褒められたのは有り難いな」


ヒロシのパーティー紹介でヒカルはだいぶ緊張がほぐれたみたいだった。

笑顔を見せリラックスしていた。


「良かった♪だいぶ緊張がほぐれたみたいだね??」


「はい、ありがとうございます。

なんか、アニメとかゲームのキャラなんてすっごい久しぶりに聞いたからめっちゃ嬉しかったです」


感謝するヒカルを見てヒロシは改めて本題を切り出した。


「じゃあヒカル君?次は君の話をしてよ♪

君はどんな人で、どんな異世界人生を送ってきたんだい??」


ヒロシに問われてヒカルは少し緊張しながらもゆっくりと語りだした。


「はい、わかりました。

じゃ、じゃあえっと・・・

僕の名前は良田光ヨシダヒカルと言います。

こちらの世界に来て二、三年です。

スキルは【絶対無敵】というスキルを持ってます。

先程も言いましたが、どんなダメージも100%カットするスキルです。

オン・オフは効かなくて常時発動するタイプのスキルです」


「えぇ!?それだけ強いスキルなのに常時発動してるんですか!??

めちゃくちゃ強いっていうか最強じゃないですか!」


光の説明を受けてコルリルは非常に驚いていた。


「あ、いえ、全然最強じゃないです。

ずっと発動してるだけで、僕自身は全然強くないですから」


「けどずっと無敵なら付け入る隙なしじゃないですか!魔王にだって勝てますよきっと!」


「・・・ははは」


興奮するコルリルを見て光は困ったように笑っていた。


「はいはい!コルリル落ち着いて?

光君、ごめんね?続きを話して?」


ヒロシはコルリルを落ち着かせて光に話の続きを促す。


「あ、はい。

えっと、あとは傭兵をしてます。

弱いから全然パーティーに誘われなくて、だから一人で依頼受けてここまで来ました」


「そうなんだ?ちなみに依頼内容は?」


「あ、キノコ採取です。

狼魔獣の巣にしかない珍味だそうで・・・

普通は採取するには狼魔獣を倒さないとダメですが、

僕ならスキルで死なないから一人で行くように言われちゃって・・・」


そう言う光は悲しげな顔をして笑っていた。

ヒロシはなんとなく事情が読めてきた。


(なるほど、多分彼はギルドから言いように扱える駒のように思われてるな。

普通なら傭兵を複数人派遣しなければならない依頼も、彼なら一人で良いんだからなぁ〜)


「そんなのおかしいわよ!!いくら死なないって言っても危ないじゃない!

あんたそれで良いの?!」


今度はフォシュラが興奮し口を挟んだ。

光はまた困ったような悲しげな顔で笑っていた。


「はは、まぁ仕方ないですよ。

僕なんて弱いし何も出来ないし、仕方ないです」


「あんたねぇ?何も出来ないわけないじゃない!そんな強いスキルがあるんだから・・・」


「フォシュラ、戦えぬ理由は人それぞれにある。

あまり責めてやるな」


興奮してまくしたてるフォシュラをディロンが止めた

フォシュラはしぶしぶ黙ったがまだ光を訝しげに見ていた。

そしてディロンは真っすぐ光を見て話しだした。


「光と言ったか。

お前が無敵のスキルを持っているのに弱いのはおそらく恐怖に負けたからではないか??」


ディロンの言葉を聞いて光は、はっ!とした表情になりディロンを見つめ返した。


「ん?ディロン?恐怖って??」


ヒロシには意味が分からなかったので尋ねた。

無敵なのに恐怖を感じるはずはないと思ったからだ。


「・・・戦士の中には明らかに格下の相手にも恐怖を感じる者がいる。

自分がやられるわけがないのに相手に恐怖する、

死ぬわけない攻撃に臆する、

攻撃を仕掛けることすら怖がる。

訓練では実力を出せても実戦でそんな有様で逃げ出した戦士を何人も見た。

光もその類だろう?」


ディロンの話を聞いて光はまた俯いてしまった。


「恐怖の原因は簡単だ、戦闘行為そのものに対する恐怖があるからだ。

攻撃をするのも、されるのも恐い、

傷付けられるのも、傷付けるのも恐い、

戦闘行為自体が恐怖でしかない。

そんな所だろう。

ちなみに異世界から来た勇者に多い症状と聞くがヒロシには心辺りはないか??」


「無いね!僕は初めから異世界での戦いにワクワクしか感じてなかったから♪」


ヒロシは自信満々にそう言うと光は羨ましげにしていた。


「ヒロシさんは凄いですね、

僕なんてもう異世界転生して何年も経つのに未だに恐いですよ・・・」


俯きながら話す光はとても辛そうな様子だった。


「お前そんなに戦闘が辛いなら傭兵なんて辞めたらどうだ?

わざわざ戦わなくても農民になり作物を育てたり、

商人になってみるのもありだろう?

戦闘向けのスキルがあるからと言ってわざわざ嫌な事をする必要はないんじゃないか??」


ディロンは辛そうにしている光にアドバイスする。

光はディロンの方を見ながら申し訳なさそうに話しだした。


「あ、ありがとうございます。

でも僕は傭兵ギルドとの契約でお金を返さないといけなくて・・・

僕、最初はある王国に召喚されたんですけど、色々あって追い出されちゃったんです。

行く当ての無い僕をベルゴールさんが拾ってくれて、

生活を面倒見てくれる代わりにって傭兵ギルドと契約した感じなんです。

だから契約が終わるまでは僕は傭兵しなきゃで、

すみませんせっかくアドバイスしてくれたのに」


光は弱々しく笑っているが相当辛い生活をしている様子だった。

こんな気弱な光が無理やり危険な傭兵業をさせられているのは、ヒロシもさすがに可哀想と思った。


「無理やり戦わされるなんて酷い話だね・・・

まぁ事情はわかったよ!とりあえずご飯にしないかい?

実は話の前からゴブリン達に食事を作らせていたんだよ♪

光君もお腹空いただろ?一緒に食べよう♪」


「え?ゴブリン??

えっと、あ、ありがとうございます」


それから食事の準備が始まり、ゴブリン達が料理を次々と運んできてくれた。

光は最初ゴブリン達を見て怯えていたが、ヒロシが説明すると落ち着けたようだった。


「す、凄いですね?ゴブリンを従えるなんて凄いです」


「いやいや♪簡単な作業だから今度光君にも教えてあげよう♪♪」


ヒロシは光とゆっくり仲良くなれている気がしてきた。

光は同じ異世界転生した仲間としてヒロシには一番心を開いているように感じた。


(よしよし、だんだん心開けて来たかな♪

もうちょっと踏み込んでみるか♪)


食事の準備が終わり豪勢な晩餐が始まった。

ゴブリン達が作った料理はどれも美味しく、ヒロシ達はもちろん、光も美味しそうに食べていた。


「うん♪美味しいね♪

光君の口にも合うかな??」


「はい!こんなに美味しい食事久しぶりです!」


「それなら良かった♪」


「まぁ実は食事自体久しぶりなんですが、

僕はスキルで餓死も栄養失調にもならないから食事をしなくても大丈夫なんです。

だから本当に食べるのは何ヶ月ぶりです、

久しぶりの食事がこんなに美味しいご飯でとても嬉しいです」


光は嬉しそうにそう言って食事をしているが、ヒロシ達は顔を見合わせた。


「・・・あの子どんな生活をしてたんでしょうね??」


「・・・知らないわよ!けど食事も取れないなんてやばすぎるわ」


「・・・うむ、いくら傭兵が過酷とはいえ飯くらいは食べれるはずだが」


「・・・まぁそのへんもゆっくり聞いていこうよ♪僕に一番心開いてくれてるから任せて♪」


ヒロシ達はコソコソと内輪で話をまとめ、光についてもっと深く知るために動く事になった。




食事が終わりまたゆっくりと話すタイミングが来た。

ヒロシは光のそばに寄り話しかけた。


「光君?食事は美味しかったかな?」


「はい、どれも美味しくて全部食べれました。

ありがとうございます」


「それなら良かった♪

もし良かったらラボの中を案内したいんだけどどうかな??同じ勇者として親睦も深めたいし♪」


「え?あ、はい、わかりました。

じゃあお願いします」


光が了承してくれたのでヒロシは光を連れて二人でラボの中を散策した。

簡単にラボの説明をしながら、一つの街くらいのサイズになったラボを歩き回る。

魔獣の素材倉庫では珍しい素材を見せたり、

調理場では大きなレストラン顔負けの厨房を自慢したり、

寝室はくつろげるような設備がたくさんあると披露した。

こうして光に仲間になればこんな良い場所に住めると植え付けて勧誘準備を整えていく。

ちなみに研究所は見せなかった。

光の性格では絶対怖がらせてしまうからだ。



「まぁこんな感じかな?どうかなうちのラボは」


ヒロシ達は再びリビングルームに戻って来ていた。

ディロンとフォシュラはすでにいなく、コルリルだけが待っていた。


「ヒロシ様ぁ、案内長過ぎますよ〜

もう何時間経ったと思ってるんですか??」


ヒロシはそう言われて確認すると食事が終わってからすでに六時間以上経過していた。


「あれ?本当だ!いつの間にか時間が溶けてた!」


「あれ?じゃないですよ!ちゃんと時間は見てくださいっていつも言ってるのに!

光さんもそんなに連れ回されたら疲れたでしょう?大丈夫ですか?」


「あ、はい、僕は全然大丈夫です。

あの、スキルで疲労も感じないのでいくら動き回っても大丈夫なんです、すみません」


コルリルに話かけられて少し怯えながら話す光を見てヒロシは知識欲がむくむくと膨らむのを感じた。


(疲労も感じない?!マジか!絶対無敵ってダメージだけじゃなくて疲労もカットするのかぁ!

空腹もカットされるって言ってたけど、

じゃあ睡眠は?呼吸は?

あぁ!実験したい!彼を捕らえてめっちゃ実験したい!!)


ヒロシは内心では光に様々な実験をしたくて仕方がなかったが、それはぐっとこらえて平静を装った。


「疲労も感じないなんて凄いねぇ!

まぁけど疲れてないなら良かったよ♪」


「はい、大丈夫です。

あ、ラボは素晴らしかったです!こんな所に住みたいなぁって思いました」


「それなら住んじゃえばどう?

僕達の仲間になってよ??」


ヒロシはつい勧誘してしまった。

本当はもっと下準備をしてから勧誘するはずだったが、

光のスキルが知識欲を刺激し過ぎて堪えきれなかったのだ。


「え?僕を仲間にですか?」


「うん!実は僕達仲間を探して傭兵街に来たんだ。

パーティーに盾役が欲しくてね?光君ならぴったりだと思ったから♪

それに盾役とか関係なく、同じ勇者で同じ日本人だし仲間になってほしいとも思ったからさ♪

光君さえ良かったらどうかな??」


ヒロシは弾みで勧誘してしまったが、もうこのまま話を進めてしまえ!と割り切って一気に話した。


「あ、えっと、ありがとうございます、

けど僕は傭兵ギルドとの契約があるし・・・」


「契約って多分解約金を払えばなんとかなるだろう?

明日一緒にギルドへ行こう♪僕がちゃんと話してあげるよ♪」


「あ、けどまだ、え〜と・・・」


光は煮え切らない様子だった、

ヒロシとしては絶対仲間にしたかったのでグイグイ話を進めたが、どうやら困らせてしまったようだった。


「ヒロシ様!そんないきなり言われても困っちゃいますよ!」


「いや〜僕達には是非とも光君の力が必要だからつい興奮して話を飛ばしちゃった♪

ごめんね光君?

まぁとりあえず今晩ゆっくり考えて明日また返事を聞かせてよ?」


コルリルに止められてヒロシは光に一晩の時間を与える事にした。

光は安心したようでホッと胸を撫で下ろしていた。


「す、すみません、突然で色々考えがまとまらなくて・・・

また明日返事します、すみません」


「いいよいいよ♪じゃあ今日はこの辺で解散にしようか?部屋まで案内するよ♪」




こうして初日の勧誘は失敗に終わった、

しかしヒロシは様々な情報を光から得れて満足だった。


(まぁゆっくり勧誘すれば良いか♪絶対逃さないぞ♪)


ヒロシは決意を新たにして、明日も勧誘を頑張ると心に誓った。

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