『思想の反転と明晰』・・・『詩の群れ』から
『思想の反転と明晰』・・・『詩の群れ』から
㈠
実際のところ、俺は幾度も、思想を反転させているな、だろうだ。
だろうだ、反転に次ぐ反転、それはまさしく、反転だろうだ。
しかし、その反転の具合というか、感性はどんなものなんだい、え?
それは、俺にも分からない、分からないことが、しかし、分かるんだ。
㈡
成程な、逆照射の感覚のことなんだろう、だろうだ。
そうだろう、其処には常に、明晰が理解出来るんだろうだ。
だろ、その明晰は、奇跡にも近い様だよ、だろうだ。
だな、そして、意識は、すっと姿を現すんだよ、だろうだ。
㈢
つまりは、思想の反転と明晰ってことで、詩の群れも、解放だろうだ。
言葉を敷衍すれば、物事の調子も上がるというものだよ、だろうだ。