47.謎卵ゲット?なのだわ。
第2章始まりました。よろしくお願いします_(._.)_
「地図上この森を斜めに横断した方が近道か」
リョウは街道を外れ森を横断して早道の選択をする。
この森は余り強い魔物はいながロックワームと言い魔物だけが厄介だ。
ロックワームは地中に深くに生息し、獲物が地表を通る震度を感知して口を開けて一気に上がって来る。
スピードが半端なく速く、気づいた時にはロックワームの口の中とかざらにある。
しかも雑食で魔物だろうが人間だろうが何でも食べる。
「ま、でも私には関係ないわね」
リョウは「フライ(飛翔)」を唱え空を飛んでいるのだから。
「あそこで休憩しよっと」
リョウはしばらく空を飛んで森の奥に巨大な大木を見つける。
大木の木の枝に腰を落ち着けナールから貰ったお弁当を食べる。
パンに具材を挟み込んだ所謂サンドイッチだ。
「あ!美味しいわねこれ」
サンドイッチに舌鼓を打っていると、リョウの斜め真横の木の枝に鳥の巣?らしき物が有るのが見えた。
何かの鳥の巣かしら?この世界にも魔物以外普通の動物や鳥も生息している。
ただリョウの頭の中にある鳥の巣と、目の前の鳥の巣が結びつかない。
何故なら「あの鳥の巣?光ってない?」
そう、鳥の巣自体が淡い光を伴っているのだ。
リョウは今日本位で中を覗き込んだ。
「デカ!何の卵かしら?」
中にはリョウの両手で抱える位のサイズの卵が一つあった。
「前の世界でいったら、ダチョウの卵位かしら?」
前の世界のテレビの番組で、ダチョウの卵でオムレツ何人前企画と言うのを見た記憶があるリョウは、その卵に近いのだと思う。
ただダチョウはこんな高い木に巣は作らないし、光った巣を作る事もしない。
「上級鑑定」リョウは鑑定の魔法を使った。
(謎?の卵=兎に角全てが謎?)
「謎の卵って、、上級鑑定でもわからないって事は、、何にもわからないじゃん!鑑定の意味よ!」
リョウは鑑定に突っ込みを入れた。
回りを見渡しても親鳥とか見当たらず、万が一おちたらロックワームの餌になってしまうとリョウは持って帰る事にした。
光る鳥の巣ごと空間収納にしまう。
そして再び森を抜ける様に飛行を続けるのだった。




