表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/71

44.人は見かけによらない物だわ。

「リョウが探してる奴なら確か」ハリーが手伝ってリョウの読みたい書籍を探してくれた。

「ハリーさんありがとう」

「大体俺はどこにいてもクエスト時以外は、図書館や図書室に籠るってるからな」

「本が好きなんですか?」

「それもあるが、、」

ハリーは何故か言い辛そうに言葉を捻りだす。

「人見知りなんだ」

「え?ええ~?」

リョウは顔を真っ赤にしてるハリーを見つめた。


ハリーは少し強面、精悍な感じの20代後半の青年だ。タンク役と言う事もあり、身体付きはゴツイ。歴戦を物語様にその身体にはいくつもの傷跡が残っている。そんな男が人見知り、、リョウはこの世界に来て1位と言う位の衝撃を受けた。


「それで、必要時以外話をしなかったんですね、私はてっきり無駄話とかしないタイプの人かと、、、」

「別に話しするのとかは嫌いじゃないんだが、この見た目だからか、リョウの抱いた印象の様な感じに思われて、、」

リョウはハリーがなんだか可愛く思え思わず笑ってしまう。


「笑うな!」ハリーは抗議の声を上げる。

「図書室ではお静かに!」

図書室の管理者だろうか?お年寄りな職員に二人共注意を受けて退室させられてしまう。


「ごめんなさいね、私のせいで追い出されてしまって」リョウはハリーに頭を下げた。

「いや、俺の方こそリョウに注意したのに、大声をだしちまって」っと頭を下げる。

「ふふふ」「ははははぁ~」

お互い頭を下げた先で目線がぶつかり、どちらも笑いあう。


「俺で良かったら、この世界の事教えるけど?」

「本当ですか?」

図書室の書籍は持ち出し禁止なので、又行かないとと思っていたリョウは喜ぶ。


「じゃ~良い所があるんでそこに行きましょう」

以前女子会した店なら、個室だし人見知りのハリーさんでも大丈夫だろうと、リョウはその店にハリーと共に向かうのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ