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11.肉串を食べるのだわ。

クラインさんに会えなかった。

リョウはモヤモヤ、イライラを抱え考える。

さてどうしよ~かなぁ~。

連絡来るまで、ブラブラしよかぁ~。


串肉の屋台が出ていた。辺りにスパイシーな匂いが漂う。

「おじさん串肉一つ下さいな」

「あいよ~一つ銅貨2枚ね」

お金を払いリョウは串肉にパクつく。

アレ?以外に美味しい。

「おじさんこの肉は何の肉?」

「これは、ギガントパイソンって魔物の肉だよ」

この世界は食べれる魔物もいるようだ。


これならもっと買っとくかな?空間収納なら出来たて食べれるし。

「おじさん串肉20本追加で~」

「はいよ~持ち帰りか?」

「うん」

「了解、直ぐ焼くから待ってな」

出来上がった串肉をこっそり空間収納にしまいながら

串肉の代金銀貨4枚を支払う。

「又買いにこいよ~」

屋台の親父のに手を降り、今度はパン屋や野菜の屋台等回り、気に入った物を片っ端から購入する。

どうせ収納空間にいれとけば良いしなぁ~と兎に角大量に買った。


買い物もおわり、後はどうして時間を潰すかを考えていた、リョウの目の前を野菜らしき物抱えた子供2人が通り過ぎ、その後をでぶっとりした親父が「まてぇ~泥棒~。」と追いかける。


親父さん太り過ぎでしょ~?

捕まえるのはその身体では無理だょ。


リョウが心の中で思った通り、親父は失速し足を止める。

「ゼェ、ゼェ~畜生又取り逃がした。」

肩で息をしている親父は悔しそうに来た道を戻って行った。


「あの八百屋の親父、又やられてるぜ。」

「5回目だっけか?」

「あのスラムのガキ達も毎度、親父狙いうちだな。」

リョウは聴くともなしに、聴衆の話しを聞いていた。


「太ってるから、逃げ切れるって思ってんだろ?」

「悪賢いガキ達だな。」


スラムねぇ~。

元の世界にも「貧困」や「格差」もあったし、それこそ路上で寝泊まりしている人も見かけた事もある。


リョウも偽善者では無いし、全てを救えると考えれる程馬鹿では無い。

しかし、子供がお腹を空かして盗みを働くと言うのは、リョウの精神的に辛い事も確かだった。


「マップ(地図)移動ピン(追跡)」リョウはすれ違い様に子供に付けたマップを展開しピン付けする。

このピン止め(固定)とピン付け(追跡)機能は凄く便利である。マップ上に表示されそのピンの所に「ワープ(転移)」も出来る。ただ対象に直にピン止めなり付けなりしないとダメな所だけがネックな所か。


地図に表示された点はどうやら東の外れに移動しているらしい。


リョウが少し考え事をしていると、「リョウ?」と後ろから声がかかる。

この声は!リョウは振り返り声の主をみる。

「クラインさんw」

今までのモヤモヤ&イライラがすっ飛んで、乙女の顔を作りながらクラインを見る。


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