夢を見たよ、君の夢を
起きた
鳥のさえずりが聞こえる
窓の外は明るくなっている
君の夢を見た
そんな気がする
微笑む君と
桜並木の通りを
手を繋いで歩く夢
君は
僕のために目一杯お洒落をしたのだろう
本当に可愛かった
桜吹雪の中
花びらを一生懸命掴もうとする君
何でそんなに一生懸命なの?
と尋ねると
知ってた?
と君
桜の花びらを三枚
落とさずに取れると
好きな人と両想いになれるんだって
あれ?
君と僕は……
うん、両想いだよ
だからもっともっとお互いを
想えるようにって!
と笑顔の君
本当に可愛かった、な……
思い出せるのはここまで
ぼーっとした頭で振り返る
はっきりした夢だったが
僕は幸せな気持ちでいっぱいだった
今はなかなか会えない君
でもこうして夢で逢瀬出来た
僕と君は夢でも繋がっている
そんな幸せな気持ちで
今日も1日頑張れるよ
ありがとう
僕は伸びをして布団から出る
さあ、始めようか
今日を
本物の君に会える日を
桜の花びらを三枚、落とさずに取れると……なんておまじないを聞いたことありませんか?
作者自身も、小学生の時に一生懸命掴もうと頑張った思い出があります。
なかなか難しく、でも本当に一生懸命取った花びらを栞にしました。
結果は、果たして……。
想像にお任せしますね。
ここまでお読み下さりありがとうございました。