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第18話 魔術学園の劣等生

「これは、まちもできるの?」


「え゛?」


志引の問いかけに最初に反応したのはまちではなく美園だった。


「はんッ!できるに決まってるじゃない!」


まちは手を差し出して詠唱をしようとする。


しかしそこに、起爆しかけの時限爆弾の解除に走り出すかのようなスピードで駆け寄ったのは美園だ。


「ストップ!ストープッ!!」


「先生、なんで止めるんですか!!」


「まちがやったら、せっかく片付いたのに無駄になるよ!」


「は?私に魔術が使えないとでも?」


「そうだよ!」


なんとかして手を振りほどこうとするまちと、それに食らいつく美園。


傍から見れば微笑ましい、女の子2人のじゃれあいのようにも見えるが、ここまでの数時間が泡と化すかどうかの瀬戸際らしい。


「あの、まちは魔術が苦手なんですか?」


「ああ?あんたまでバカにす……もごっ……もごっ!」


完全に頭に血が上っているまちの隙をついて口元に手が当てられる。


「はいはーい、先生が説明しまーす。」


「あ、はい。」


暴れるまちを床に組み伏し、美園が続けた。


「魔術に最も必要な適性は魔力量と言われています。でも、大切なのはそれだけではありません。魔力を制御する技術も必要なのです。」


うんうん、と志引は頷きながら聞く。


「まちは魔力量という点においては、魔法使いにも引けを取らない量を保有しています。問題は制御力で、その有り余る魔力で、必要以上に大きすぎる魔術になってしまうのです。だから、早急に止めなければならないのです。」


「痛っ!いだいですっ!もうしません、しませんからぁ!!」


とうとう観念したまちは、反抗をやめて離してもらった。


「そうなんですか……じゃあ、魔術を使うときに、風よ、とか言うのはどういう意味が?」


「それは、起こす現象を想像しやすくするためだよ。魔法は自分の頭の中を現実にする力だから。」


「僕でも、できますか?」


みずほが無理だと言っても、美園は違うと言うかもしれない。


そんな期待をした。


「うーん、私も魔術師のはしくれだから魔力量がだいたいわかったりするんだけど……ちょっと、志引くんは、難しいかな……」


「そうですか……」


答えは同じだった。


やはりいつもの現実へと、志引は帰らなければならないらしい。


「でも、小さな魔法は誰にだって使える。ほんの一握りの勇気さえあればねっ、て。まぁ、慰めにもならないかもしれないけどさ。」


肩を落とす志引を気遣うように美園は言った。


「ものは試しだぁ、やってみようか!少年!大志を抱けぇ!」


「え?」


「ほら、手、出してみ?」


本当に才能がないのか、確かめることができる。


何度も潰えた希望を胸に、少年はその手を掲げた。


マガジンとジャンプの今週号、どっちも連載作品が集合してるけど、マガジンが明らかに手慣れてない感あって笑うよね。

ワロタwwwwワロwwwワロwwwワロカリケルwwwww


明日も投稿したいけど、12時頃ではなくなる可能性があります。

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