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Three Geniuses   作者: 龍翔
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第4話

晃樹は先日辻村からの情報を自分で確かめる事にした。


アップが終わった後、まずは守備練習から開始した。


「宮崎さん、ノックまでしていただいてありがとうございます!」


晃樹は辻村からの情報を聞いた上でまずは守備練習である二人に注目した。


それはサードに入っている鈴野新太(すずのあらた)とショートに入っている内村義生(うちむらよしき)だ。


二人とも同じ中学校出身で守備には定評のある選手だったそうだ。


鈴野は打球への反応が素早く、肩が強いのが特徴で内村は守備範囲の広さに華麗なグラブ捌き、スローイングの安定感が目立った。


次は打撃練習を行った。


まず目に付けたのは左打ちの長身野手で守備練習ではファーストに入っていた長田隼士(おさだしゅんじ)


長身だが線が細く、長打は期待出来ないが左右に打ち分けるバットコントロールと意外にも小技が上手い打者だ。


長田は去年近畿大会まで出場した中学校で主にクリーンナップを務めていた打者だった。


次は強豪のボーイズ出身で4番捕手を務め、守備練習でも捕手に入っていた遠藤京一(えんどうきょういち)


どっしりとした体つきでその体格通りに長打を量産していた。


ただミートはそこまで良い訳では無く、打ち損じも目立つ打者だった。


次は広島県から大阪府の佐久宮高校に入学した志水(しみず)総司(そうじ)


守備は内野手だがそこまで上手い印象は無かったが打撃はライナー性の当たりを連発していて優秀な打者と印象を付けられた。


そして次が辻村が一番のイチオシとして紹介してくれたのが守備練習ではサードに入っていた反塚海斗(そりづかかいと)だ。


中学校ではチームが強くなく大阪府でもそこまで目立っていなかったそうだが同じ地区の選手達には名が知れた打者だったらしい。


体は大きく無いがスイングスピードが早く、芯で捉えるのが上手い打者だった。


更に打球が速く、その打球の速さで内野もしくは外野の間を抜く打撃が目立っていた。


そして守備練習と打撃練習を見て目に止まったのが外野手の相沢和洋(あいざわかずひろ)


攻守共にバランスの良い選手で使い勝手が良さそうな選手だった。


打撃練習後は投手希望の選手達をブルペンに入れ、投球練習を開始した。


残りの選手は実戦的な守備練習を開始した。


辻村が教えてくれた注目の選手の中には投手は一人しかいなかった。


その投手は井戸川肇(いとがわはじめ)


長田と同じ中学校でエースとして活躍していた。


球速はそこまで速くは無いが低めに集める制球力にスライダーとカーブを投げる投手。


守備練習の時ではフィールディングの良さも目立っていた投手だ。


そして晃樹はもう一人にも目を向けた。


その投手は赤井塁(あかいるい)


兵庫県から来た選手で兵庫県のシニアで4番投手として名の知れていた投手らしい。


球速はMAX138km/hでスライダーとフォークを投げる。


数日かけて全員を確認した晃樹の頭の中では紅白戦当日のオーダーがほぼほぼ決まっていた。





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