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第13層 ハイキング

ダンジョン物の筈なのに今のところ無邪気系ウサミミ幼女にセクハラしてるだけのような気がするのは気のせいだろうか・・・

まぁ、ここまで見てくれてる訓練された読者さん達ならテトメトの趣味趣向はバッチリ理解してくれているはずだから大丈夫だよね!


あっ、今回は長いです。拡張した分ボーパルにセクハラしまくりです。

ボーパルにセクハラされてる自覚は無いだろうし通報されなきゃ犯罪じゃ無いからいいんだよ。

 

「木がいっぱいなのー!早く探検にいくのー!!」

「「「「きゅいー!!」」」」

「ちょっ、ボーパル。あんまり引っ張るなって・・・」


一緒に行きたいと言ったウサギ達と共に、俺達は森エリアに上って来た。

空にぽっかり開いた穴へと続く坂道を一番上まで上ると突然周りの景色が森へと変わったのはなかなかに壮観だったな。


森の真ん中にぽっかりと空いた穴から出てきたボーパル達ウサギ組は、始めて見る森に大興奮で近くの低木を食べに行ってる。


緑豊かな森がハゲ森になる日は近い・・・

まぁ、時間経過でモリモリ回復するからたぶん大丈夫だろう。


「なの!ぽやぽやしてないではやく探検に行くの!!森の神秘と葉っぱと新芽とお花があたちを待ってるのー!!」

「殆ど食欲じゃねーか・・・」


吸い付くようなぷにぷにの手で俺の手を握り、奥へ奥へと進んでいくボーパルに引っ張られて先へと進んでゆく。

俺にはこのロリプニなおててを振り払うという選択肢は存在しないからね。しかたないね。


「きゅい~」


最近はクリエイトルームに居るとき以外はずっとくっ付いてくるサクラも俺達と一緒だ。愛用の”サクラリュック”から取り出した桜の花びらをもぐもぐしながら付いてきている。


うちのウサギさん達は今日も元気に食欲旺盛なようでなりよりです。


「あっ!ジュン!見るの!リンゴが生ってるの!」

「リンゴ?・・・お、ホントだ」

「きゅい~?」


まんまるしっぽをピコピコさせながら先頭を行くボーパルが指差す先には、十メートルを超える木の天辺付近にポツンと生っている赤い木の実があった。

生前の・・・というか、地球にいたころの俺だと言われても分かんないぐらいの高さだな。

こっちに来てからそこそこ経つからな俺のレベルも上がってきて目も良くなってるのかね?


「お~、ボーパルはあんな所に生ってるのをよく見つけられるな~すごいな~」

「ふふん♪あたちにかかれば余裕なの~。余裕だけどもっと褒めてもいいの!具体的には頭をなでなでしてくれてもいいの!」


ボーパルは褒められて嬉しそうに胸を張った後で、俺の方へとずずいと頭を差し出してきた。

ボーパルのウサミミがうさうさと揺れて、俺になでなでされるのを今か今かと待ち構えているし、ボーパルが頭を下げたことで見えるようになったまぁるいしっぽもふりふりと俺を誘うように振られている。


据え膳食わぬは何とやら。まぁ、今更頭なでなでぐらいで躊躇う理由は無いんだけどね。近くを歩いてたらなでなでしてるし。


「なでなで、もふもふ・・・」

「ふにゅぅ~。やっぱりジュンのなでなでは今日もきもちぃ~の~」


ボーパルのしっとりとした髪ともふもふした耳。両方の感触を手の平全体で感じる。

ボーパルの好きな、なでなでポイントは毎日のなでなでで把握済みだぜ。キリッ!


気がむいた時にウサミミ幼女の頭をなでなでできて、添い寝もできる。上司はこれまた可愛い幼女で、俺の好きにやらせてくれる。

ここは最高の職場です。みんなもおいでよ!就職条件は死んでること!定員は25名・・・あ、もう全員埋まってたわ。残念!


「満足したの!それじゃあリンゴを取るの!!」

「あ、うん。気をつけてな~」

「きゅい~」


体中の力が抜けた様にリラックスした笑顔で、えへへ~っと頭をなでなでされてたボーパルが、突然身を翻して俺から離れていく・・・


ボーパルは誰かとくっ付いているのが好きみたいで、隙あらば手を握ってきたり、抱きついたりしてくるんだが、自分が満足したら離れていくんだよね。俺的には一日中もふもふしていても何も問題は無い、いつでもウェルカムだから。止めるタイミングを得るという意味ではありがたくもあるんだけどね。


でも、もうちょっともふもふさせてくれてもいいのよ?


「ん~・・・ジュン!あたちを肩車するの!」

「え?肩車しても絶対に届かないと思うんだが・・・」


赤い木の実っぽいものがあるのは目算で十メートル程上だ。俺とボーパルが合体しても3メートルぐらいだからどれだけ手を伸ばしても絶対に届かないと思うんだが・・・


「いいからするの!あたちが聞いた話だとこういうときは肩車をするものなの!楽しそうだったからあたちもやってみたいの!」

「OK、把握した」


要は肩車をされてみたかったのね。そんで丁度いい機会が来たからやりたいと。

もちろん俺は大歓迎だぜ。幼女とのボディタッチは多いに越したことが無いからな!


「んじゃ、俺がしゃがむから・・・」

「とぅっ!なの!」


俺がしゃがんでボーパルを肩車しようとする前にボーパルが跳躍して俺の顔に抱きついてきた。正面から。俺の顔を抱え込む様に。


・・・ところで覚えているだろうか。ボーパルはパンツ履かない主義のウサギさんである事を・・・


肩車をするために足を大きく開いて俺の顔に抱きついているボーパルのスカートは、俺の顔に押し付けられて捲くられていく。具体的には俺の目の下まで。鼻が完全に捲くれたスカートの内側に入ってしまっている。

くんかくんかするまでもない。ただ呼吸するだけで、口からも鼻からもボーパルの匂いが俺の体の中に取り込まれていく。

抱っこした時に感じるボーパルの頭や首筋の匂いとは一味違う。だが、本質は変わらない。甘く柔らかなボーパルの匂い・・・


「むぅ。向きが逆だったの!」

「あっ・・・」


もうちょっと。もうちょっとスカートが捲れれば中がみえ・・・みえ・・・

というタイミングで、ボーパルが俺の頭に抱きついたままズリズリと体を移動させ俺の背中側へと移動して行った。

あ、もったいない・・・全裸と偶然のチラリズムで見える裸には全く別の価値があるというのに・・・


と、一瞬落胆しかけたが、すぐに持ち直した。


ボーパルが俺の頭に抱きついたままズリズリと体を移動させている。

では何と何がズリズリと音を立てているのか。答えは簡単だ。ボーパルのぷにぷにもちもちのふとももが、俺の顔をぎゅっと挟んだままズリズリと揉みこんでいるのだ。


幼女神様・・・俺は今疑いようもなく幸福です・・・


「むふぅ~。やっと肩車出来たの!お~。たかいたかいなの~!」


たかいたかい!そういうのもあるのか。

今度ボーパルをたかいたかいしてやろ~と。ボーパルを楽しませるために勢いよくたかいたかいをして、スカートの中がチラッと見えても事故だから仕方ないよね!


「むぅ。バランス取るのが難しいの・・・ジュン!あたちの足を押せえるの!」

「任せろ!」


不安定な俺の肩から落ちないようにすべすべぷにぷにのふとももで俺の顔を挟み込み、俺の後頭部にふとももの付け根を押し付けてしがみついてきているボーパルの両ふとももをがっちりと掴んで支える。ついでにもみもみと手触りを楽しむ。


や~らけ~すべすべだ~ぷにぷにするよ~。


・・・今日の俺はヤバイかも知れん。幸せすぎて死にそう。当然俺の後頭部に伝わってくるのも、ぷにぷにとしたボーパルの肌の感触だけで布の感触は一切伝わってこない。髪の感触はあるけど。

今この瞬間だけ、俺はハゲの人が羨ましくて仕方が無いです。剃る気は無いけど。


「あはは!くすぐったいの!」

「むきゅぅ・・・」


俺のもみもみがくすぐったかったらしく、ボーパルは上体を倒して俺の頭の上に乗っかるようにして俺の顔に抱きついてくる。

当然ふとももと下腹部をさっき以上に俺へ押し付けて。ありがとうございます!


ボーパルの足が俺の顔の下でクロスして引き寄せられ、これまたむにぷになふくらはぎが俺の喉を潰しているが、そんなどうでもいい事は置いておいてボーパルかわいい。愛してる。結婚して。


とはいえ、いつまでもボーパルの足をむにむにし続けて嫌われたら俺が泣くからこれぐらいにしておくかね。


「あははは、はぁ~。くすぐったかったの~」

「・・・俺は首が絞まって死ぬかと思ったぞ・・・」


締まっている間はボーパルのロリプニあんよに触れていられる多幸感しか感じなかったが、緩められた後には俺よりも体温の高いボーパルのぬくもりと、キリキリという痛みが残った。

そうだよなぁ。ボーパルは筋肉が付いてるのか不思議に思うほどやわらかいあんよをしているけど、軽く10メートルぐらい跳躍する脚力を持ってるもんな。人の首を締め付けたりなんかしたら、軽くゴキッとイっちゃうよな・・・


・・・危うく物理的に天国に行く所だったぜ・・・まぁ、死んでもダンジョンコアから復活するんだけどな。

『武士道と云うは死ぬ事と見付けたり』幼女の股ぐらに頭を埋めながら死ぬなら一片の悔いも無い気がしなくも無いが、この世の幼女を堪能しつくすまではまだまだ死ねんしな。


「あ、ジュン痛かったの?ごめんなさいなの・・・そうなの!ジュンの痛いのはあたちが取ってあげるの!『いたいのいたいのとんでけ~』なの!」


俺の死ぬかと思った発言を聞いて、一瞬だけウサミミを”しなっ”とさせて申し訳なさそうな顔をしたボーパルだが、次の瞬間にはまた笑顔を取り戻して、俺の頭頂部をなでなでしてきた。


ウサミミ幼女からの頭なでなで・・・プライスレス。


・・・でも、ボーパルさん?俺が痛いのは首であって頭が痛いわけじゃ無いんですが・・・それとも俺の頭がイタイと言いたいのかな!?

あと、『とんでけ~』と言いつつ一向に飛ばす様子が無く、俺の頭に『いたいの』をすり込んできてるんですがそれは。というかもう当初の目的を忘れて俺の頭で遊んでるでしょ。両手を使って俺の頭をわしゃわしゃさせてケラケラ笑っているだけに見えるんですが?


・・・まぁ、ボーパルが楽しいならそれでいいか。でも、髪の毛は抜くなよ?フリじゃないからな?


「きゅい!」

「あっ!リンゴなの!サクラが採ってくれたの?ありがとうなの!」


ボーパルに髪をぐしゃぐしゃにかき混ぜられるのを甘んじて(よろこんで)受けていると、木の天辺から桜の花びらの塊が降りてきて、その塊がふわりと解けると中からリンゴみたいな真っ赤な実が出てきた。

おしゃれな演出のおかげか、望んでいた木の実を手に入れられたからかボーパルは今にもぴょんぴょんしそうな程嬉しそうだ。


・・・でも、正直十メートルを越える木の天辺にポツンと生っていたその赤い実はリンゴじゃないと思うんだが、食べて大丈夫なヤツなのかね?

まぁ、ボーパルならなにがあっても大丈夫な気もするけどな。


「ん~、リンゴは1個しかないから・・・3人で平等に分けるの!サクラお願いなの!」

「きゅい!」


ボーパルがポーンとリンゴっぽい何かを空中に放り投げると、そこにサクラの花びらが殺到し、あっという間に3分割にして、俺達の手元へと送り届けられた。

いつの間にサクラの花びらに切断能力が追加されたんですかね・・・


「お~。ありがとうなサクラ」

「ありがとなの~!」

「きゅぃ~」


俺てきには1つのリンゴに一緒に噛り付くんでもいいんだが、むしろいいんだが。折角サクラが切ってくれたからありがたく頂こうか。


「あまくておいしいの~」

「だな。すごく甘いぞ」

「きゅい~」


蜜がたっぷりと詰まっていたみたいで、とろりとした柔らかい甘さが口の中に広がるおいしいリンゴモドキを3人でほおばる。


・・・ボーパルさん?シャリシャリと削るようにちょっとずつ食べるのは個人の自由だから否定はしないけど、俺の頭の上に汁をこぼすのは止めてくれませんかね?俺の頭がリンゴのいい匂いになっちゃうよ。


「おいしかったの~。これはもっと沢山集めていっぱい増やさないとダメなの!ジュン号発進なの!」

「え?ボーパルは乗ったまま行くのか?いや、ボーパルは軽いから何も問題は無いが」


むしろ大歓迎だが。


「なの!いつもより高くて楽しいの!ジュンが嫌じゃなかったらもっと乗ってたいの!・・・ダメ・・・なの?」

「ダメなことなんてあるわけが無い」


ボーパルのお願いならなんでも聞いちゃう!この世にウサミミ幼女のお願いを無視できる人がいるのなら会ってみたいな。ブン殴るから。


「なのー!サクラもあたちの頭に乗るの!3人合体で進むの~!」

「きゅい~!」


花びらを足場にぴょんぴょんと跳躍して、ボーパルの頭に引っ付いたサクラを加えて3人肩車で森を探索していく。


ウサミミ幼女に上に乗られて合体して操縦される・・・有りだな。

まぁ、俺は基本的にボーパルのする事は全てウェルカムだけど。


その後3人仲良く森中をハイキングしたが、結局あのリンゴをもう1個見つける事は出来なかったが、半日の間ずっとボーパルと触れ合い続けていられたので俺は大満足だ。


また肩車をする約束もしたし、今度は肩車をしてもらう約束もさせられてしまった。普通に考えたら体格的に無理そうなんだが、ボーパルなら余裕で出来そうだな。


今日も楽しい一日だったな。明日も今日みたいな一日だったらいいな。それじゃ、おやすみボーパル・・・


「おやすみなの~」


心地よい温もりを感じながら。俺は眠りに落ちてゆく。昨日も今日も明日も変わらぬ日々が続くと信じて・・・




「すんすん・・・大分近づいたかな?もうすぐ会えるよ。待っててね―――じゅんにぃ」




崩壊への足音は既にすぐ近くに迫っているとも知らずに・・・

もふもふ!

誤字脱字ありましたら感想の方へお願いします。


今回やったこと~。


十歳位の少女と森に遊びに行って高いところに生っているリンゴを取るために肩車をしてあげました。


・・・うん。限りなく健全だな。微笑ましい休日の光景だ。間違いない。


そして最後に出てきた謎の人物!

ジュンの事を匂いで追跡してきたみたいだがイッタイナニモノナンダ~(棒読み)


正解は次回を待て!


(・・・ついつい、こういう事を書いちゃうから後書きが本編とか言われるんだよなぁ・・・でも止めないぜ!ボーパルかわいい!)

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