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chapter12 あ、ただいまかえr……家を、間違えましたねすいません

みんな~~、激おこになったらパねえやつっているよねぇ

日本円で一体……




「ではこの絨毯をエントランスに。あ、その甲冑はこの通路を行って右のに曲がれるので曲がった後にさらに左に行けるのでそこを行きますとすぐ先に金色に輝く少し変わった置物がありますのでそれの横に置いてください。ああ、ダメですよ、その食器は廃棄ですから、美鈴がいる倉庫に行って彼女から新たに食器を受け取ってください。たぶん既に新しい食器を用意していることでしょう。あ、その絵はパチュリー様のお部屋に届けてください。あ、はいはい穴の修理ですね。外に修理用の道具を一式揃えていますので美鈴の仕事が終わり次第彼女と一緒に修理に取り掛かってください」



 こんばんわ皆様。心を満タンに、そして清潔に、いつでも冒険を忘れない執事こと、アレス・スカーレットでございます。

 ええ、突然なのですが、現在進行形で大忙しなのです。それもこれも原因は弾幕ごっこのせいなのですが、今はそんなもの右に放置。これの請求はの後で原因の方々にきっちり利子付きで請求しますので。今はこの見るも無残な崩壊館、もとい紅魔館の修復に全力で取り組むことこそが優先です。

 

 いやぁ驚きですよ。そろそろ良いかなぁ、と人里からのんびり帰って、夕方に着いてみれば目の前に広がるはおんぼろ館、もとい紅魔館。門は門にあらず、ドアは粉砕跡形もなし、窓は割れ、中を覗けばズタボロの絨毯や割れた花瓶に地面には落ちて砕けた姿のシャンデリア。階段に手すりはなく安全第二。まあ? 要するに?



「お化け屋敷ですよね、これ。どこをどう見ても名家の家ではない」



 まあそんな感じ。正直見たときは目を疑いました。とうとう幻覚を見るようになったのかと。でも何度目を擦ろうが何度その場を離れ見直そうが何度頬を抓ろうが、結果は同じ。お化け屋敷です。とりあえず私はこれは現実であるといち早く認めるとこの館の主の部屋へ。慣れた通路を歩き、ところどころの損害を確認しながら着いて扉をなくした入り口を潜り抜けてみれば……



「……」


「……」



どこか抜けた様子の服がボロボロで素肌の見え方が限界突破しかけている主レミィと、同じく似た様子で似た服装をしているフラン。ロリータどもにはたまらんシーンですね。私としてはもう服を変えねばとかそんあことで頭が一杯。もういい迷惑です。マジファック。

 

 で、ほかの面子に関しても同じもの。服装は咲夜やこあはまだマシな状態。まあそれでもうら若き乙女がする格好ではなかったですがね。パチェや美鈴は、なんてアダルトな! という状態でした。あれで先っぽとか下着が見えてないだけ奇跡ですね。というか、どういう戦いをしたらそんな格好になるんでしょうかねぇ。まあ誰がしたかは把握してますがね。痕跡ですぐ特定です。ただなんというか、皆揃って魂が抜けたような、腑抜けような、そんな様子でした。まあ大方レミィらへんが相手を挑発して予想外な力を発揮したってところでしょうか。あの子、そういう敵の能力の引き上げに関しては謎めいてるほど天才ですから。迷惑なほどに。


 まあそんな見るも無残なことになっているため、私はため息をついた後、光を超えるが如くの速度で皆の服一式を片手に持つと各自に服を渡して着替えをさせました。そしてとりあえずいうことを聞いて動ける程度には意識があると考えた私はすぐに各自の行動を指示。そしてちらほら生き残ったメイド妖精たちにも支持を出し、冒頭の状態になっているというわけですよ。なお、いまだに主要メンバーの意識は抜けたまま。まあ表現するならば、燃え尽きた、というやつですね。

 


「そろそろ戻ってきてほしいのですがねぇ……」



 よほどの地獄を見たのかなんなのか。いまだに戻る様子なし。ですが仕事は一応こなしてるあたり完全に吹っ飛んでるわけではないようです。あ~、早く終んねえかなぁ……















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