一:耐
回りくどい過去の話
一九__年 六月某日 私は復讐、報復、天誅、惨殺を誓った。 私は我慢したの。 我慢した。 十年。 毎日が我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢。
それこそ、俗に言うゲシュタルト崩壊を起こしそうになるくらい。 最近なんて、自分の名前すらわかっているか怪しいくらいだった。
「おい、ちょっと来い」
周りの人からは名前など無いかのような扱い。
「おせんぇだよ」
自分の機嫌悪さをアピールし、相手を委縮させんと低い声でゆっくりと声を発する。
「自分の立場わかってる? 頭大丈夫?」
一人の人間を大勢で囲み、己の格をあげんとばかりに少しでも自分より弱者側の人間を足蹴にする。 そして、数種類の圧力で押さえつけ、自身を正当化させようとする。
「今日はお前にプレゼントをくれてやる」
そもそも喜ばせる気などないくせに大げさにわけのわからない言い回し。
「お前に貴重な体験をさせてやる。 ほら、服脱げよ」
体験の対象は自分たち。 私はただの見世物だ。 しかし、それから足掻くこともできず、ただただ相手のなすがままに犯される。
「いい加減お前うざい」
飽きが来ると、ちゃんとわからないくせに法律がどうとか言い出し、挙句殺そうとする。 さすがに命をくれてやるほどではないとその場から逃げた。 当然のように追ってくるが、すぐ捕まるほどやわでもない、馬鹿でもない。
まあ、下の人間を作りたい一心での行動だったのだろうが、あれまで行ったら最早精神異常者だ。 いや、そう言ってしまうと、生まれもって脳の回路に異常をきたしてしまった方々に申し訳ない。 あいつらは人間の屑、いや、産業廃棄物以下だ。 そのような下種が生きていていいものか。
否。 死んでいい。 むしろ死ね、くたばレ、ジゴクニオチロ。 私自身も彼らを蔑んだが、そのような行動は一切起こしていない。 むしろ受けていた側。 考えは同類であっても行動は天と地の差であり、雲泥の差である。
よくあるマスメディアに出演しているコメンテーターなどは、復讐や報復、仕返しになる行為は否定す
る。 だがしかし、それを己が受けたらどう思うだろうか? 己が公言してやまない復讐否定の考えを通せるだろうか。 私なら、即刻その考えを切り捨てる。 即座に復讐を開始する。
ところで、報復とは言ったものだが、一体何をどのようにどうやって行えば私の気分は晴れるのだろうか? 復讐、報復の為の計画の第一歩だ。
同じ目に合わせるか? いや、精神的苦痛を与えるのも中々楽しいものがあったりするだろうが、いまいち面白みに欠ける。
なら、命を潰すか? だが、考えがあの下種共と被ってしまう。 いや、かぶってもいい、むしろ彼らより先に考えを達成してしまえば、この考えは私のものになる。 彼らの考えた行動ではなくなる。
だったら、どのように殺すか。 ただただ、痛みを与えるだけなのはつまらない、自身がゆるさない。 罵倒され、暴行され、強姦され、凌辱され、ここまでの仕打ちだったのだ。 もっと苦しみ、もがき、泣き叫ぶような方法をとろう。 あの下種共はどうすれば泣いて許しを請うだろうか? もちろん許してあげる気なんて毛頭ないが、あのような奴らが泣き腫らし目を真っ赤にさせて涙とよだれと鼻水で顔面をぐちゃぐちゃにしている姿をさらしつつ死んでしまえばいいと思う。
最低限、私にしたことを返す。 各々が私にしたことを間違うことなく仕返す。 それから……全員が脅え許しを請う方法……。 そうね、唐突にっていうのは欠かせないわね。 予告なんてしようものならあいつらは逃げるでしょうね。 人に威圧や暴力は加えることが出来ても、自分たちはそれを受ける覚悟は出来ないでしょうし我慢なんてもってのほか。 でも、気絶で夢の世界に逃げるっていうのは絶対に許さないけれど。
案として書き出した頃は結構すさんでた私ですw