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【プロットタイプ】一人になりたい

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/02/15

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

丸一日、外にふらりと出てしまいたいな。

俺の同居人、鏡花は珍獣である。人懐っこい犬のような振る舞いをする反面、その実、其れは世渡りに使う生存戦略であり、本心は別のところにある。

如何せん、自分の中に数多の人格を抱えて生きているので、等の本人も本当の事は分かっていない。何が真で何が嘘なのか。しかし、気が休まる時がないのは不服であるらしい。


朝飯の後、何時もの様に鏡花はリビングに寝そべって、うだうだとスマホを弄っている。眠くはある。しかし眠れない。やりたい事はそれなりに。そんな何時もの彼奴の言葉が浮かぶ。

ふと鏡花が此方を見た。目はやはり眠そうだった。

「先々週は雪、先週は歯医者、来週は心療内科、再来週は耳鼻科、そのまた次は友人と会う」

並ぶのは病院の名前。どうやら病院続きの毎日が何よりも不服らしい。そりゃそうか。健康体であれば、医者の世話になることもないのだから。だが、友人とも――?

「一人になりたい……」

ただぼんやりとそんな事を呟いた。切実な願いであった。

鏡花は今、仕事でのストレスを抱えている。やりたいゲームのタスクが溜まっている。其れをどこで癒すかと言われれば、気兼ねなく好きな街を散策する事なのだ。誰にも縛られず、丸一日自分の為に使う事を至福としている。其れが出来ないこと、それ即ち逃げ場がないと言うことだ。

「じゃあ、俺を置いて好きに行けば良い」

わざわざ、医者終わりに予定を組んで、俺を誘わなくても。

「えー。やだー。瑠衣たんは気を遣わないから」

なんじゃそりゃ。

聞こえてきた傍若無人な言葉に内心呆れる。人間なのだ。何処まで行っても。自分が気を遣うのは嫌な癖に、相手に気を遣わせるのは悪くない。余りにも人間めいた欲。

思わずため息が出る。手間の掛かる奴である。

「……私は、本来の私の思考を受け入れてくれる人だったら、何でもいいよ。皆興味持たないじゃない? だって万人には面白くないから。寂しいね」

ただそれだけ言うと、瞼を閉ざした。諦めた様に。

友達と遊ぶのも悪くはないけども、たまには一人で薄ぼんやりしたい。

誰にも気を遣わず、精神的に脆くならず、ただ放浪を続けたい。

そう思ってしまうのは、果たして悪いことなのか。

もうずっと、一ヶ月間、病院ばっか。

歯医者も、耳鼻科も、心療内科も。


病気しないのが一番。

ストレス受けないのが一番。

其れは分かってる。けども上手くはいかないんだよ。

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