5話
なんだかぐだぐだになってしまった・・・
ONな世界 5話
「すい・・だい・・・か?」
女性の声がうっすらと聞こえ、しきりに肩を揺らされた。
せっかくいい気分で寝てたのに・・・
って違う!!
ゲームをしている最中だった!!
跳び起きて周りを見渡す。
「ここは・・・?」
さっきゲームが壊れる前にいた草原のようだが・・・
僕が呟くと後ろからナビゲーターの声が聞こえる。
「ここは、サラハ平原ですよ。こんなところで寝ていると
野獣に襲われますよ?」
野獣?っていうか後ろから声が聞こえる???
振り向くと耳の先が尖がった金髪のものすごくきれいな女性が中腰で、
呆れた顔をしながら僕を見ていた。
「・・・???・・・・・・?????」
思わず僕はその耳の尖った女性を触ろうとした。
「何をするんですか!」
ものすごく嫌そうな顔をしながら女性は後ずさる。
僕は急に我に返り、謝った。
「あ・・ごめんなさい。・・・・あれ?ここはゲームの中ですよね?
あなたはナビゲーターさん?」
「何の話ですか?私はアテナと言います。ゲーム?ナビゲーター?」
アテナと名乗る女性はとても不思議そうな顔をしながらこちらを見ていた。
「・・・ゲームをやってて、壊れたと思ったらここにいたんですけど。
ここは・・・ってえぇ~~~!!マジで~~~~!!
これゲームですよね??」
とにかくわけがわからないので僕は大声で聞き直してしまった。
「ここはサラハ平原のほぼ中央。あそこに見えるのが大きな岩がエルフィンロック。
エルフ族の聖地ですよ?
私も巡礼の途中で、ここに寝ているあなたを見つけたので声かけたのですが・・・」
女性はますます怪訝な顔をしながらも、説明してくれた。
「す~~~~っ・・はぁ~~~~~~~~・・・」
とりあえず僕は大きく深呼吸をした。
まずは落ち着かなければならない。・・・そうだ。思い出した!
僕は自分の左肩を2回、トントンと叩いてみた。
するとフォンという音とともに僕の目の前にはウィンドウが表示される。
「何をしているんですか?肩でも痛むのですか?」
女性は少し困ったような顔をしながら僕に訪ねてきた。
「やっぱりゲームじゃないですか~。あ~吃驚した。
だますなんて酷いですよ~。ほら、ウィンドウも出るし。」
僕は安心しながらウィンドウを指さしながら彼女に説明する。
「ここに何かあるんですか?」
女性は不思議そうに僕の足元を見ていた。
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異世界にシフト完了。
主人公の名前決めてないな・・・・
次回はチートな感じをだせればと。
ノリで書いているので予定は未定です。