4話
ONな世界
ウィンドウを開け、ステータスをを確認する。
「えっ!?」
確かに種族は【人間】で間違いない。
ただ、その横にLvと書いてあるのだがその数字が【0】となっているのだ。
まったく意味がわからない。
ほかにも力、早さ、魔力、その他もろもろのステータスがすべて0になっている。
いや、すべてではなかった。
運だけが4だった。
「え?なんで運だけ4?。意味分かんないし!!」
誰もいないのに思わず叫んでしまった。
おそらく僕は今顔が真っ赤っかになっているだろう。超恥ずかしい。
ただこれはどういうことなのだろうか。
単なるバグか?
さっきジャンプしたときにあり得ないほど高く跳んだのは何か関係が?
ナビゲーターが何か説明していたが、パニックだった僕はとにかくおろおろしていた。
とにかくステータスと自分の動きをもう一度確認してみよう。
ゆっくりと深呼吸をして心を落ち着かせた。
(ものすごくリアルだけどこれはゲームなんだ。)
そう考えると随分楽になった。
最悪リセットすればいいか・・・・
何事もないようにナビゲーターは説明を続けようとしたが・・・
「それでは・・・・そそ・・・・・れで・・・・
がががががが・・・・ぴーーーーーーーーーーー!!!!」
うわっ!!!壊れた!!!!!
どうしよう!!どうしよう!!!
僕は更にわけがわからなくなり大声で叫んでしまった。
「助・・て!!!わーー・・ーーー・・・・」
ONな世界は真っ白に染まった。
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次回からこそ本編に入ります。