第1話
ONな世界 1話
目をあけると目の前に僕がいた。
「・・・ん?」
目の前の僕は目をつぶっていて何も着ていない。
最初は鏡かと思ったが、動かないところをみるとそうではないらしい。
少し手を広げた状態で足は地面と接しておらず、少し浮いている。
速度は遅いがくるくると回っているようだ。
何だろう?と思っていると頭の中から声が響いてきた。
「はじめまして。私はこの世界を案内するナビゲーターです。
これよりこのゲームの操作説明と、あなたが動かすプレイヤーの設定を行います。
よろしければ了解の旨を、声に出してお答えください。」
うわっ吃驚した!
いきなり声が頭の中に響いてきたよ!
そういう仕様なのかな・・・とりあえず答えてみる。
「はい。大丈夫です。」
「では、説明を始めます。まず最初にあなたが操作するプレイヤーの外見を
変更します。目の前にいるのはあなた自身の姿です。
変更できるのは、肌の色、目の色、髪の色、髪の長さになります。
なおこの変更によってあなたの種族が決定します。
種族は27種族あります。
種族が決定するとその種族に応じたパーツが身体に付与されあなたのステータスが
決定します。」
説明が終わると、目の前に自分が映し出された、パソコンの画面のようなものが
浮かんできた。
「おわっ!」
思わず声が出てしまった。誰も見ていないがなんか恥ずかしい。
宙に浮かんでいる画面を見ると、そこには色の分布が表された図が表示されていた。
「それでは目の色を決めてください。画面に映し出されている色を触ると
あなたの目の前にいる自分の姿が変化します。」
目の前にいる僕を見ると、ゆっくりと目を開けた。
画面の赤っぽい色を触ってみると僕の目の前の僕の眼の色が赤っぽく変化した。
「う~ん・・・なんか違うな・・・」
次に黒っぽい色の辺りを触ると黒に変化する。
「・・・これでいいか。」
声を出すとナビゲーターの声が聞こえてきた。
「これでよろしいですね?」
はい。と答えると、次に髪の色、肌の色、髪の長さを決めていった。
すべて本当の自分に沿った色にすることにした。
「あなたの種族は・・・・・・・になりました。」
え?なんて言った?
全く聞こえなかったんだけど。
まあ、なんでもいいや。
「はいはい。なんでもいいですよ~」
「これであなたの種族が決定されました。
次に操作説明です。」
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今日はこれくらいにしておこう。
小説を書くって難しいなぁ・・