第五話 たまには、説明ばっかでも良いじゃない
投稿が遅れてしまってすまない。
投稿が遅れた理由を後書きに書いておくけど、そんなことは気にせず本編を楽しんでくれ。
「……と、とりあえず、その転移者の印について教えてもらってもいいかな?」
このUFOキャッチャー最大の弱点に気付いてしまった三人。話を逸らそうとしてくれる、最愛の友人。
うわぁ~ん、もうだめだぁ。だってさ、俺さ、勇者じゃないしさ、魔法も使えないしさ、唯一使えると思ったUFOキャッチャーも使えないしさ。あぁ神よ、お前は俺をどうしたい?
「わ、分かったよ、なんかごめんね?」
俺に謝ってくるアオイ。悲しくなるからやめてくれぇ。まぁ例の如くここからアオイによる転移者の印講座が始まるのだが、話が長くなると思うので勇者でもなければ、唯一使えると思ったUFOキャッチャーすら使えない俺が、噛み砕いて説明させて頂きます。
アオイ曰く、転移者とは、女神もしくは魔王によって、この世界に召喚された人々のことである。そのほとんどの人は、世界を渡る際に魂が自身を守ろうと魂力を使い、”うんこ”を作成する。そう、うんこを作るのだ。
ここで読者の皆は、「え?うんこ?!」と驚くだろうか、はたまた「何言ってんだこいつ」と引いてしまうだろうか、だがこれだけは知ってほしい。俺だってよく分かってないんだよー!
アオイが言うには、うんこは世界を渡る際に魂を守るために作り出された物であり、ある意味排泄物のうんこも、不要物が溜まって体が不調にならない、つまり体を守るために作り出された物という認識らしい。どちらも自身を守るために、作り出された物ということには代わりないため、こちらの世界の人々は転移者の印の事をうんこと呼んでいるらしい。
ただ、どうしてもうんこと呼びたくない人(主に転移者)たちは、転移者の印と呼んでも一応通じるため、なるべくそっちで呼ぶようにしているらしい。俺もあんまりそう呼びたくないから、転移者の印と呼ぶようにする。別に読者の好感度を気にしている、とかそういった理由ではない。決して。
おっと失礼、話が逸れてしまった。んで転移者の印には、特別な能力が自分自身に身に付くスキルタイプと、自分に一番馴染み深い物が具現化し、それに特別な能力が付く魔道具タイプの二種類がある。だから、俺とカケルは魔道具タイプってことになる。そしてそれらの能力には、S~Eまでの六段階に危険度ごとに別けられる。その基準となるのがこれ。
Sランク:どんな事が起きるか想定出来ない。人類が察知することなく、世界を終焉に導くの力を持つ。
Aランク:どんな事が起きるかある程度想定出来る。人類が察知出来るが、世界を終焉に導くの力を持つ。
Bランク:どんな事が出来るかそのほとんどが想定出来る。国の命運を左右するの力を持つ。
Cランク:どんな事が出来るかその全貌を想定出来る。大きな騒動を起こせる力を持つ。
Dランク:どんな事が出来るかその全貌を容易に想定出来る。小さな騒動を起こせる力を持つ。
Eランク:何も出来ない。一応特殊な能力はあるものの、保持者の邪魔になる事の方が多い。
「……完全に俺、Eランクじゃね?」
…………………………。
またもや、静寂が辺りを支配した。
投稿が遅れた理由
・某バトロワゲームが楽しかったから
ちなみにバトロワゲームは建築できなければ、荒野で行動もしていないやつです。