表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の戯言  作者: 冴あき
5/11

第5話外道

 俺が外道だとぉーーーーーーーーーーー!!!!

 俺は!勇者だ!

 俺は!勇者だ!

 俺は!俺は!俺は!

 俺は!勇者だーーーーーーーーーーーーーー!


「外道が!俺にも、夜を楽しむ権利はあるんだよ。ハハハハハッ!邪魔すんなよ?」


 その言葉を聞いた時だ。

 何かが吹っ切れた。そして何かが吹っ飛んだ。頭の中の線と、格闘家ペーター自身の体が吹っ飛んでいた。


 そして・・・。


「俺は!勇者だーーーーーーーーーー!!!!」

「逆らうんじゃねーーーーーーーーー!!!!」


 酒場から近くの夜の森林付近。

 一瞬で戦いはついた。

 背中に背負っていた剣が、仲間のペーターに向けられただけの話だ。岩場に真っ二つになり転がるペーター。


「無念だよ・・・」

 アンソニーはそう呟く。魔法でペーターの体を焼き尽くした・・・。


 朝を迎えた。

 朝、パーティメンバーの中にペーターの姿はもちろんなかった。他の仲間が不審に思い、アンソニーに尋ねる。


「素行が悪かったから、パーティを抜けてもらった」

「そう、そうなのか?」

「あぁ、実家に帰るだってさ」


 アンソニーに、罪悪感の欠片もなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ