開園
このお話は作者の想像した、とある動物園の動物達が主役の話です
作者はペンギンが好きなので、ペンギン目線で進行することが多いです
作者は本物の動物園の裏を知りません
不適切な表現があるかもしれません
それでも動物を見てくれる方はどうぞ、入園料は無料です
「さぁ!皆開園だぞ!」
動物好きな園長の一声で
動物園の動物皆が人間から見えるところへ集まる
ペンギンの私達も例外じゃなかった
「おい!ゆうか!」
「はいぃ!?」
「早く移動しろよ!魚貰い損ねるぞ」
「わかってる…」
いきなり呼ばれたらビビるじゃない…
とりあえずディノスについて行く
どうせ今日もラルルが一番食べるんだろうな
「あれ?ラルルは?」
「ああ、あいつならもう外に出てるよ」
全く、元気だな
と小声で言うディノス
「ディノス」
「なんだ」
「今日、何があるか忘れてない?」
「今日?」
ああ、やっぱり忘れてるんだな
「今日は新しい仲間が来るって 」
「そうだった、歓迎してやらないとな」
ディノスと一緒に外に出る
外には既にたくさんの人間がいた
盛り上げているのは泳いでいるラルル
「いぇーーーい!」
「ラルル!魚もらったか?」
「私が全部食べたー!」
「はぁ!?お前ふざけ…」
「嘘だよー」
プールから出て
華麗に着地するラルル
「あ!ゆーうーか!」
「なに?」
出されたのは魚
「朝ごはん!」
「あ、ありがとう…」
「俺のは?」
「ない」
少し泣きそうになってきているディノスを慰め、「嘘だよ~」っと言って魚を差し出すラルル
「さぁ!皆も張り切っていこうか!」
こうして私達の一日は始まる
この物語には終わりがないと思われます
ただただ、動物達の日常を作者の力で動かしているに過ぎません
これからどうなるのか、
動物の生活を覗くような気持ちで読んでいただけると嬉しいです
短編に見えますが、しっかりと時間を共有してあります